京都市長選について、泉氏の口から「自民が悪い」という言葉が出るとは思わなかった。少なくない人たちが嘆いているのは「自民との対立構図をなぜつくらなかったか」という点。それなのに、批判の矛先をそらすような言葉を発してよかったのか。ため息ばかりが漏れてしまう。

 

 連合の「共産党と列を並べるな」の恐喝にタジタジ風見鶏の如く立ち位置が定まらない立憲民主党。市民連合が諦める事なく「野党共闘」を訴えるが…何に怯えているんだ、今回の京都市長選では多くの有権者を失ったことを実感するべきだ!

 

山崎雅弘さん

東京新聞から「立民の支持離れにつながらないか」と問われた泉健太代表は「そうであっちゃいけない。やはりどこが悪いかと言えば裏金問題を起こした自民」と答えたという。
質問にまともに答えず、自らの非を認めず、誰かに責任を転嫁する。自民党の政治家とそっくりですよ。

 

 

上山信一!…維新 都構想…
松井孝治 立憲民主… 全部繋がってる…
早速、宿泊税増税…。
やはり、統一教会 の 反共 で自民と手を組むなど、決してやってはいけない事でしたね。
泉健太が、いくら反自民と今更言っても、空虚に聞こえます。代表を取り替えないとダメ…。

 

 

 

 4日投開票の京都市長選は、新人の松井孝治氏が初当選した。元民主党参院議員で、立憲民主党が推薦。泉健太代表は前橋市長選の候補者ともども「応援した両氏が当選」と強調する。しかし日頃、自公政権を厳しく見る人々の間に落胆と疑問が広がる。東京新聞「こちら特報部」に登場する識者の方々もだ。今回は「自公と相乗り」となったが、嘆く理由はそれだけか。(西田直晃、曽田晋太郎)

◆立民は自民・公明と同じ候補に「相乗り」だった

 

 京都市長選で焦点となった一つが日本維新の会の動向。共同代表で大阪府知事の吉村洋文氏は昨年8月、「維新として候補者を立てる」と述べたことから、大阪府外への党勢拡大に他党は神経をとがらせた。
 立民は自公と相乗りで松井氏を推薦する形になった一方、「無所属市民派」を掲げた福山和人氏は共産が支援。維新はといえば、京都が地盤の前原誠司衆院議員が率いる新党「教育無償化を実現する会」や国民民主党ともども、元市議の村山祥栄氏を推薦したが、政治資金パーティーを巡る疑惑が浮上したため、推薦を取り消す事態になった。

 最終的には、松井氏が約1万6000票差で福山氏との接戦を制したが、この結果に立民への落胆と疑念が湧き上がっている。

 

◆「自民の延命に手を貸した」形
 「国会での顔と京都での顔は全く違った」。京都市在住の大島堅一・龍谷大教授(環境経済学)は嘆く。

 市長選では泉代表や福山哲郎元幹事長ら、京都を地盤とする立民の「表看板」が応援のために足を運んだ。

 大島氏は「4期16年続いた前職の路線に待ったをかけ、反自民の流れをつくれたのに、自民の延命に手を貸した。期待が大きいから言うが、二枚舌に思えてしまう」と残念がる。

 市長選前、福山元幹事長は地元紙の取材に「共産や維新に市政は渡せない」と回答していた。推薦した松井氏は2021年、「立憲民主党 私の中では”完全”に終了です」と題した月刊誌の論考で、共産との連携に傾斜する立民を批判していた過去がある。

 

 戦史・紛争史研究家の山崎雅弘氏は「党を批判した松井氏の側に立ち、自民と結束した事実は重い」と憤る。「立民幹部は『反共』の方が裏金問題の追及よりも優先順位が上か。自民党的な政治の終焉(しゅうえん)を願う支持者を失望させ、影響は国政にも及ぶだろう」と述べ、選挙の大義に疑問を呈す。落語家の立川談四楼氏も「納得できる説明がなければ、支持者の戸惑いは収まらない」と断じた。

◆「自民を倒す覚悟ない」
 落胆や疑念が膨らむ原因は他にもある。松井氏に相乗りした京都の自民といえば、西田昌司参院議員がいる。保守色が濃く、教育勅語は「日本の伝統的な価値観」と述べていた。

 学生・教員時代に京都で過ごした環境エネルギー政策研究所長の飯田哲也氏は「最悪だ」と切り捨てる。裏金問題の渦中にもおり「立民幹部の振る舞いは政治戦略上の失敗でしょう」。

 高千穂大の五野井郁夫教授(政治学)は「歴史修正主義などで立民支持者には譲れない線がある」と説き「自民との違いを打ち出せなければ、野党共闘など実現しない」と突き放した。

 京都大卒のジャーナリスト鮫島浩氏は「闘う姿勢」を疑問視する。「地方組織が弱い旧民主系議員は、選挙を取り仕切る連合の意向に逆らえない。労働政策の実現を望む連合は首長選で現職寄りで、共産とは全く相いれない。旧民主系は国政で自民と戦ったふりをしながら、足元の選挙区では手を握るという矛盾を続けてきた」と指摘する。

 

鮫島氏は京都市長選の相乗りを通じ、立民の「保身」が垣間見えたと嘆く。

 「福山元幹事長は自民、共産などと二つの議席を争ってきた」と述べ、相乗りになってもお膝元の市長を当選させることで「自分自身の味方を増やしたい思惑では」。さらに「立民はかつての社会党と同様、議席の維持が最優先。相打ちになっても自民を倒すという覚悟はない」と突き放す。

◆泉健太代表「自民党いいかげんにしろですよ」
 では、立民の泉代表は何を思うのか。

 9日の会見では、立民が推した松井氏について「元民主党政権の仲間。新しい公共を提唱して非常に市民を大事にしており、信頼関係もある」とし、他党に先駆けて推薦を出したと強調した。相乗りに関しては「それぞれの政党が一緒に何か活動するという話ではない。他党も松井氏を推薦する形だったかもしれないが、独自にそれぞれ判断しているだけだ」と説いた。

 

 

 京都市長選は与野党が相乗りして「非共産」対「共産」の構図で長く争われてきた。今回も地域の事情も影響したか泉氏に問うと、「相乗りの形は京都に限らず全国にいっぱいある。党としてはその候補者と向き合い、いいかどうかを判断している。京都の特殊事情ではない」と述べた。

 そんな中でも立民に落胆の声が上がる。泉氏は立民と同様、松井氏を推した自民に矛先を向けた。

 「選挙の後半に至っては、京都の自民議員たちが裏金に関与していたとの報道がなされ、本当に素晴らしい候補者だった松井氏の選挙が接戦になった。自民党いいかげんにしろですよ」

 相乗りを残念がる人へのメッセージを尋ねると「われわれが推薦した候補に自民が乗っかる怖さは感じた。われわれの推薦後に他党からの推薦を受けることになった場合、本当にそれが正しいのか、これから候補者側にも問うていかなければならない」。立民の支持離れにつながらないか向けると「そうであっちゃいけない。やはりどこが悪いかと言えば裏金問題を起こした自民」と強調した。

◆「相乗りしてでも首長選は取りたい」
 立民の他の国会議員はどう考えているのか。

 ある若手議員は、相乗りに疑問を呈す声が届いていると明かし「有権者から見れば国政で戦う相手となぜ歩調を合わせるのか分かりにくいだろう」と想像する。一方で「地方では立民単独でなかなか勝てない事情もある。国政と地方自治は別で、政策実現や地域を良くしていくためには、やっぱり相乗りしてでも首長選は取りたい」と漏らす。


民進党時代の泉健太氏(左端)と福山哲郎氏(同2人目)、前原誠司氏(同4人目)=2016年、京都市伏見区で

 

 別の中堅議員は「京都は泉代表のお膝元。『何をやっているんだ』と批判の声が上がるのはもっともだ」としつつ、「地方の一首長選の話。国会で自民の政治とカネの問題を追及していれば、1カ月もすれば忘れますよ」と語る。京都の政治事情に詳しい議員は「京都では他の首長選でも長く『非共産』対『共産』の構図で戦ってきた。それが地域のためになるということで理解されている」と相乗り批判を一蹴する。

◆「地方では与党と手を組み、中央では政権交代、と言っても」
 ただ事情はどうあれ、旧統一教会や裏金、万博と、地方も縁深い問題が山積する。東北大大学院の河村和徳准教授(政治学)は、今こそ地方選でも旧来型の政治を問うべきだと説く。

 「地方自治は民主主義の学校と言われるが、今の立民は国政中心。代表のお膝元でも相乗りするのは地方軽視も甚だしい。地方を取ることが政権交代を目指す上での基本だが、地方で与党と手を組み、中央で政権交代と言う姿に共感は得られず、有権者に見放される」と指摘し、こう求める。

 「地方の首長選で政党中心の選挙態勢を整えなければ期待外れになる。立民は地方を含めた形での国政政党に転身する必要がある」

◆デスクメモ
 京都市長選について、泉氏の口から「自民が悪い」という言葉が出るとは思わなかった。少なくない人たちが嘆いているのは「自民との対立構図をなぜつくらなかったか」という点。それなのに、批判の矛先をそらすような言葉を発してよかったのか。ため息ばかりが漏れてしまう。(榊)

 

泉が切れた。痛いところを突かれて。ちゃんと反省する姿勢が全くない。
泉健太
山崎雅弘さん、
私がどこで福山和人さんを、disったのですか?
事実ではないフェイクの投稿は取り消してください。
私は、推薦候補は別にあれど、福山和人さんは一人の候補として立派な方だと考えてきました。…

 

山崎 雅弘
泉健太や福山哲郎は、京都市長選の結果を受けて、祝杯でも上げるんでしょうか。自民党ともズブズブの「京都支配層」側の候補を勝たせて、「京都のことは京都(=俺たち)が決めた」と喜ぶんでしょうか。市民のための政策を提言した福山和人さんをDisり続けた事実は重いですよ。
何これ?
気持ち悪い演説。中央省庁にも後輩がいっぱいいるとか、国会議員がバックについてるとか、いかにも自民党が言いそうな「権力機構側と繋がってる利点アピール」を、立憲民主党の京都反共組議員が京都市民に訴えている。人間でなくバックの強さで選挙に勝とうとする。