京都市長選における立憲民主党の自民と一緒になって反共デマ宣伝「こりゃ政権交代なんて夢のまた夢になったなあ」と確信してしまった正に同じ日に、立憲が「次で政権交代だあ!皆さん立憲に力を貸して下さい!」とホザいたこと。この空気の読めなさは一体どこからくるのだろう。イカレタ芳野友子を喜ばせる立憲民主党…。逢坂は完全に崩壊し続ける!北海道の立憲民主党も同時に崩壊か??

 

 

京都市長選 福山氏大健闘
1.6万票差に肉薄 訴え共感呼ぶ
当選は松井氏

 

京都市長選では共産党も参加する「民主市政の会」が推薦した福山和人候補が大善戦。自公に加え立民、国民までが推した相手にあと一歩まで迫りました。政党の組み合わせからいえばダブルスコアの票差があったところから猛追。本人も「ここまで肉薄したのは市民の勝利といってもよいのでは」と。

 

 

 


 任期満了にともなう京都市長選が4日投開票され、「つなぐ京都2024」の弁護士、福山和人氏(62)=無所属新人、日本共産党も参加する「民主市政の会」推薦=は、16万1203票(得票率34・4%)を獲得し、大健闘しましたが及びませんでした。(関連記事)

 当選は、自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党が推薦した新人で元民主党参院議員の松井孝治氏(63)。福山氏は、松井氏に約1万6千票差と肉薄しました。

 同選挙には元自民党府議、維新らが擁立した元京都市議らも出馬しましたが、元市議は「架空の政治資金パーティー」が発覚し、維新などは推薦を取り消し。事実上、福山氏と松井氏の争いとなりました。

 松井氏陣営は、会費1万円でミネラルウオーター缶1本という政治資金パーティーを開催。「政治家の仕事は、金を集めることではなく、市民の声を集めること」(福山氏)との訴えは大きな共感を呼び、松井陣営は「政治とカネ」問題の打ち消しに懸命になりました。

 福山氏は、「行財政改革」の名で削減された住民サービスを元に戻すことをはじめ、子育て・暮らし全力応援の「すぐやるパッケージ」を公約。市予算の1%でできるのに松井陣営は財源の裏付けがないかのような宣伝に終始しました。

 「横一線」報道にあわてた松井陣営は、各種団体を締め付けるとともに「時計の針を戻してはならない」との反共広告を地元紙に掲載するなど、市民と共産党の共同を分断し、市民の願いを封じる攻撃を強めました。福山陣営は反撃ビラを配布し、「大型開発から、くらし優先の政治へ、お金で動く政治から、市民の声でつくる政治へ、時計の針を前に進めましょう」(福山氏)と訴え、最後まで猛奮闘しましたが及びませんでした。

 開票結果は次の通り。

当松井 孝治63無新 177454

 福山 和人62無新 161203

 村山 祥栄45無新  72613

 二之湯真士44無新  54430

 高家  悠35諸新   2316

 (投票率41・67%)

 

 

 4日投開票された京都市長選は、自民など与野党4党の推薦を受けた無所属新人で元官房副長官の松井孝治氏(63)が薄氷の勝利をつかんだ。自民派閥の政治資金パーティー問題の逆風を受け、共産党が支援した候補に得票率で約3・5ポイント(約1万6000票)差まで迫られた。毎日新聞の投票行動調査では、市長選に投票した有権者の6割超が「政治とカネ」の問題を考慮したと回答。問題に対する有権者の厳しい目が、接戦の要因になったとみられる。

 4期16年務めた現職の門川大作氏が引退を表明し、新人5人の争いに。松井氏は、自民、立憲民主、公明、国民民主の4党に加え、門川氏や各経済団体、連合京都などから幅広い支援を受けた。

 しかし、投開票4日前の1月31日、自民・安倍派が政治資金収支報告書の訂正を届け出て、党府連の西田昌司会長(参院議員)も過去5年間に計411万円の還流を受けていたことが発覚。選挙戦では、旧民主党出身の松井氏も一連の問題の矢面に立たされた。

 「クリーンな政治」「カネではなく市民の声を集める」。共産が支援した弁護士の福山和人氏(62)=無所属=は「無所属・市民派」を掲げて繰り返し訴え、批判票の受け皿となった。与野党相乗りに反発して自民に離党届を提出し、除名された元府議の二之湯真士氏(44)=同=も「自民党、恥を知れ」と激しく非難した。

 

 防戦を強いられた松井氏の陣営関係者は「自民色を前面に出すのは逆効果だ」と打ち明け、選挙戦で自民幹部が応援演説に入ることはなかった。

 毎日新聞の調査では、投票者の64%が「政治とカネ」の問題を「考慮した」と回答。このうち41%が福山氏に投票し、松井氏の32%を上回った。一方、「考慮しなかった」と答えた人の55%は、松井氏を投票先に選んだ。

 

 松井氏の当選決定後、自民府連の西田会長は「膿(うみ)を出し切って、国民の政治不信を払拭(ふっしょく)しなければならない」と厳しい表情を見せた。福山氏は「政治に対する市民の不満がマグマのようにたまっていた。ここまで肉薄できたのは市民の勝利だ」と振り返った。

 日本維新の会は、無所属で出馬した元市議の村山祥栄氏(45)の政治資金問題を理由に推薦を取り消し、不戦敗となった。支持層の約3割は村山氏に投票したが、松井氏にも約3割が流れるなど分散。次期衆院選に向けた選挙戦略に課題を残した。

 

 調査は、社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した新たなインターネット調査方式「dサーベイ」を使用。京都市在住者から無作為抽出した対象者にメールで依頼し、2459人が投票先を答えた。【千葉紀和、千金良航太郎、南陽子】

 

 

きょうの潮流
 

 自民党の「王国」に衝撃が走りました。前橋市長選で4選をめざした自公推薦の現職。それを破ったのは無所属新人で共産党が自主支援した小川晶氏でした

 

▼4人の首相を出し、衆院も参院も選挙区では自民党の議員が占める群馬。県知事もかつては自民党の国会議員で、県議会でもおよそ7割が自民会派に属しています。その県庁所在地に吹いた新しい政治の風。前橋市議の多くが現職候補を応援するなか、初めての女性市長を誕生させました

 

▼子育て支援や若者の雇用促進をはじめ生活によりそった政策、クリーンな市政を訴えた小川氏。多くの業界団体から支援をうけた相手が組織戦を展開するなかで無党派層から支持を集めました

 

▼京都市長選では共産党も参加する「民主市政の会」が推薦した福山和人候補が大善戦。自公に加え立民、国民までが推した相手にあと一歩まで迫りました。政党の組み合わせからいえばダブルスコアの票差があったところから猛追。本人も「ここまで肉薄したのは市民の勝利といってもよいのでは」と

 

▼選挙戦最終盤、危機感を募らせた相手陣営は政策そっちのけで反共攻撃の大合唱。しかし、出口調査で無党派層から最も支持されたのは福山氏でした

 

▼地方の選挙戦で「逆風」となって表れたのは自民党の裏金や底なしの金権政治です。それは組織戦や反共攻撃をふきとばすほどの。直近の世論調査でも岸田政権の支持率は下がり続けています。カネによって動く政治を変えたい。市民との共同の力をさらに。