「国会でチンピラ同然の恫喝」維新・藤田幹事長が国会中の“ヤジにブチ切れ”で批判殺到

 
<維新とカネ>藤田幹事長を刑事告発 「文通費」を選挙に不正使用疑惑 「裏金作りの疑いもある」と専門家
 
この件に対しては修正したとだけ。維新にはこんなイカレタ奴ばかりの集団です!
 

 

 

 
1月29日におこなわれた衆院予算委員会で、日本維新の会の藤田文武幹事長が、野党側席から飛ばされた野次に対してブチ切れる一幕があった。

藤田氏は、廃止要求を含めた批判が相次ぐ政策活動費について質問するなかで、「使われ方はおそらく2種類」「ひとつ目はおそらく、陣中見舞いとか、政治活動とかで現金をばらまいているんじゃないかという疑惑。そういう使われ方ですね」と発言。
この発言の直後、野党側席から「馬場さん」と同党の馬場伸幸代表を引き合いに出す野次が飛んだ。

「馬場代表をめぐっては、2023年に『週刊文春』が馬場氏の『政策活動費』の問題点を報道。2016年から2021年の間に、『日本維新の会本部』は馬場氏が代表を務める政治団体『日本維新の会国会議員団』に約9億6400万円を支出しており、さらにそこから『政策活動費』名目で馬場伸幸個人に約2億4300万円を支出していると指摘しています。さらに、馬場代表は、2023年8月にも週刊文春に社会福祉法人“乗っ取り疑惑”を報じられ、1月18日にも、文春オンラインにその続報を出されています」(社会部記者)

こうした経緯もあっての「馬場さん」の野次だったと思われるが、藤田氏は、その野次の方向に体ごと向き直って、

「あ、馬場さん、やってないからね。いらんこと言うなやホンマ」と一喝。続けて、間髪入れずに「ええ加減にせえよ、ホンマ」と吐き捨てるように語ると、小野寺五典委員長から「ご静粛にお願いします」と注意を受ける展開となった。

野次を飛ばしたのは、立憲民主党の米山隆一議員だったことが、米山氏本人のXによって判明。米山氏は同日

《話題の件、藤田議員の「一つ目は恐らく陣中見舞いとか政治活動とかで現金をばらまいているんじゃないかという疑惑」の所で、私が一言「馬場さん!」と野次らせて頂いた所、「馬場さん、やってないから。いらん事言うなよ、ほんま。ええかげんにせえよ、ほんま」と仰られました》

と、投稿した。問題となった藤田氏の発言シーンの動画がSNSで拡散されると、SNS上には、

《まるでヤクザ》

《維新議員は国会ですら堂々とチンピラ同然の恫喝をするのか…。パワハラ体質過ぎるだろ》

《一瞬何が起きたのかよく分からなかったが、チンピラに変身したのだけはよく分かった》

などと批判の声が殺到。Xには「チンピラ」「馬場さん」がトレンド入りする事態となった。

当の藤田氏は衆院予算委員会後、日本維新の会の総務会長・やながせ裕文参院議員との対談動画のなかで、自身の発言について言及。米山議員の野次にキレた経緯を「前段があって、ずっと(野次を)言ってて。ほんで『不規則発言は』とか委員長言ってるのに、ずっと言ってるわけですよ。単純に邪魔じゃないですか。マジで摘み出してほしいと思いましたよ」と説明。

「僕は全部(野次が)聞こえるじゃないですか。視聴者に聞こえてないんですよね。だから、僕がいきなりキレたみたいな(印象になる)。だからね、今度からは名指しで言わないとダメですね。『米山隆一さん、ずっとうるさいんで出て行ってください』って。そうします。僕がひとりでキレたみたいな映像にね、野次ってマイク拾わないんですよ」

とも続けた。一連の藤田氏の説明を、やながせ氏が「今年の維新の流行語大賞は『ええ加減にせえよ』ですよ」と茶化すと、「ホント事務所にもかなりお電話をいただいて、反省しております」と苦笑しながら釈明した。しかし、この動画に対しても、

《地が出ただけでしょ》

《ガラが悪いのは間違いない》

《いや、それでもあの言い方はない。ヤジと変わらない。政治家に向いてないと思います。議長がいて議事録に残るのだから、ヤジが酷いのなら議長を通じて普通に抗議すべき》

などと批判の声があがった。米山氏に名指しされた形の維新・馬場代表は自身のXで、

《怒ったところを見た事が無い幹事長がこれだけキレるという事はどれだけ酷いヤジだったのか予想できます。最近の立憲のヤジ酷い》

と投稿した。しかし、これに対してもコメント欄には、

《この位素早い疑惑のご説明もお願いします そもそも馬場さん本人が国民を納得させる説明をしてたら、こんな事になってないんですよね?》

《こんなヤジでここまで反応するんだから、どれだけ身に覚えのある事だったのか予想できます》

などの声が寄せられ、火に油を注ぐ結果となってしまっている。
 
 
 

<維新とカネ>藤田幹事長を刑事告発 「文通費」を選挙に不正使用疑惑 「裏金作りの疑いもある」と専門家

 
会計責任者も藤田氏本人。寄付をしたのも本人、受け取ったのも本人。これどうなったの?
 
 
◆政治資金収支報告書に不記載
日本維新の会の藤田文武幹事長が政治団体「藤田文武後援会」(以下、「後援会」)に文書通信交通滞在費(以下、「文通費」)を寄付したにも関わらず、政治資金収支報告書(以下、収支報告書)に記載していなかった問題で、政治資金規正法違反の疑いで10月に刑事告発されていたことが分かった。(フリージャーナリスト・鈴木祐太)
 
刑事告発をしたのは、上脇博之神戸学院大学教授。

告発状によると、藤田幹事長は2021年3月18日に「文通費」(現在は「調査研究広報滞在費」)60万円を自分の「後援会」に寄付をした。しかし、「後援会」の収支報告書にはその記載がされていなかったのだ。
 
◆「藤田後援会」の代表も会計責任者も藤田議員本人だった
9月14日付の文春オンラインがこの問題を報道した後、藤田幹事長は、3月18日60万円の寄付があり繰越金が60万円増えたと、慌てて訂正した。藤田幹事長は文春オンラインの取材に対して「事務的なミスにより収支報告への記載が漏れ落ちていたことを確認しました」と回答した。

まるで、事務方の職員がミスをしたような言い方だ。しかしそれはありえないだろう。なぜなら、「藤田文武後援会」の代表は藤田幹事長自身が務めており、なんと会計担当者まで藤田幹事長自身だったのだ。つまり、藤田幹事長自身が会計事務を行っているということだ。

告発状でも「後援会」が事務的ミスなどするはずがないと指摘している。代表と会計責任者が別々ならば、事務的ミスが起きる可能性もあるが、寄付をしたのは藤田幹事長自身であり、寄付を受け取ったのも藤田幹事長自身ということであるから、間違いようがないはずだというのだ。

また、藤田幹事長自身が事務を行っている以上、収支報告書を提出する前に藤田幹事長自身が必ず通帳と収支報告書の残高をチェックするはずであり、その時点で60万円ものずれがあれば気づくはずだと、告発状は指摘している。


◆「『文通費』を政治資金に使うのは違法だ」と専門家
告発した上脇博之神戸学院大学教授は次のように解説した。

「そもそも『文通費』は、国会における公的活動のために議員に交付されてきた公金なので、政治活動への支出が禁止されていました。にもかかわらず、日本維新の会は『文通費』を政治資金に使えると虚偽ともいえる説明をして、所属議員が自己の政党支部や資金管理団体に寄付することを許容しました。私は公金を違法に私物化して身を肥やしてきたと見ています」

上脇教授は、現在、日本の維新の会はいわゆるセルフ領収書は禁止したものの、過去には公的活動以外に使用することを放置していたと指摘。さらに藤田幹事長が訂正した収支報告書にも疑義を呈した。


◆「文通費」を選挙資金に? あるいは裏金に? 
「藤田幹事長も、その一人です。文通費30万円を同じ日に2回後援会に違法に寄付していました。金融機関の口座に振り込んだと説明していますが、そうであれば、口座に記録が残るので、不記載のミスをするはずがありません。2021年には衆議院総選挙があったので、そこで使ったから収支報告書に記載しなかったのではないでしょうか。

藤田幹事長の総選挙の時の『選挙運動費用収支報告書第1回分』は、府選管提出後に8万円の『自己資金』収入があったと訂正されていましたので、8万円は60万円の一部であり、52万円は総選挙の裏金として支出したのではないかとの疑念が生じます。そうでなければ、60万円を2022年以降に使うために裏金として隠し持っていたことになり、翌年への繰越額を60万円少なく虚偽記入したことになります」

要するに、「文通費」から政治資金として使ったのではなく、選挙運動資金として使っていたのではないかということだ。

藤田幹事長が所属する日本維新の会は、「文通費」改革を主張している。しかしながら、「文通費」の日割りについては法改正がなされたが、残金を国庫に返金する必要がないことや使途の公開が義務付けられていないなど、抜け道だらけのままだ。

藤田幹事長は日本維新の会の国会議員の中では、馬場信幸代表に次ぐナンバー2だ。説明責任が求められるだけでなく、旧「文通費」に関する諸課題の改革を早期に実現することが求められている。


■ 鈴木祐太 (すずきゆうた)
1981年香川県で生まれ。岡山、大阪で育つ。大学在学中から貧困状態にある子どもたち、特に被差別部落や在日外国人の子どもたちへの支援に関わり、小学校講師、派遣社員などを経てジャーナリズム活動を始める。フロントラインプレス所属。
 
 

維新・馬場代表 立民・米山氏のヤジに「非常に態度が悪い」 藤田幹事長の「ええかげんせえよ」発言擁護

 
おいおいヤクザの世界じゃないんだぜ!態度がダントツ悪いのは維新じゃないか!破廉恥組織「維新」。
 
 
 日本維新の会の馬場伸幸代表(58)が30日、国会内の会見で、29日の衆院予算委員会で質問に立った同党の藤田文武幹事長(43)が立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)からのヤジに「ええかげんにせえよ」などと応戦したことに触れた。
 
 馬場氏は「今、お名前が出た立憲民主党の議員さんは非常に態度が悪い。きのうだけではありません。予算委員会でも、あらゆる会議でブツブツつぶやいている。自分が頭に来たら大きな声を出す。再三再四、いろんな方からの注意を受けているにも関わらず。会議に臨む姿勢が非常に悪いと思います」と、米山氏の姿勢をただした。

 事情を聴いた馬場氏は「私(馬場氏)の名前を叫んでいた。一度や二度ならず何度も何度も呼び続けていた。まあ、私のことに興味があるんでしょうが…決していいヤジではない。それを言って、大阪弁で厳しい言葉を言われたから『ひどいんじゃないの』ということではなしに、あの方がそういうことを平素からやっていることによって、幹事長の発言につながったと考えている」と藤田氏を擁護。米山氏を批判した。

 馬場氏は「やっぱり(新潟県)知事までされた方ですから。もうちょっと真摯(しんし)な態度で国会に臨んでいただくということをお願いしたい」と注文をつける。「立憲民主党の中でもきのうのことは問題視されて、厳重注意なるものがされたと側聞している」と明かした。

 藤田氏は29日の衆院予算委で、政策活動費について岸田文雄首相(66)に質問。「使われ方はおそらく2種類。おそらく一種類は陣中見舞い、政治活動で現金をばらまいているんじゃないかという疑惑…」と述べたところで、米山氏からの「馬場さん!」とのヤジに振り返り「馬場さんやってないから。いらんこと言うなよ、ほんま。ええかげんにせえよ。ほんま」と応酬した。

 馬場氏は「藤田氏は大阪生まれの大阪育ちですから。エキサイトすると地が出る。余計なことかもしれませんが、きのうの発言は大阪でいうと、あんまり大したレベルの話ではない。言われているようなひどい発言かと言われると…大阪人に聞いていただいたら、100%そうでもない」と説明した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)