共産・小池氏「麻生発言は過去最悪の暴言」 上川氏の外見への言及で

 
■共産党・小池晃書記局長(発言録)

 (自民党の麻生太郎副総裁が講演で、上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わない」と述べたのは)言語道断の発言だ。麻生さんは暴言を繰り返しているが、今までの暴言の中でも最悪ではないか。ルッキズム(外見至上主義)というか、本当に絶対にそんなことは口にしてはいけない。

 一般社会においても今、当然のこと、常識ですよ。それを政治家、特に自民党の副総裁が言うということは、ジェンダー以前の問題だ。本当に非常識極まりない、恥ずべき発言と言わざるを得ない。撤回、謝罪すべきだ。(記者会見で)

 

麻生太郎 上川外相への「そんなに美しい方とは言わない」発言に批判殺到…学ばぬ83歳に「辞めて欲しい」と引退勧告

 
自民党の麻生太郎副総裁(83)の発言がまたも物議を醸してる。

1月28日、福岡県芦屋町で講演した麻生副総裁。各メディアによると昨年9月から就任した上川陽子外務大臣を評価した上で、「(党内で)新たなスター、新しい人がそこそこ育ちつつある」「ぜひ女性、若い人、こういった人たちをわれわれは育てねばならない」と語ったという。しかし上川外相が昨年9月、アメリカ・ニューヨークを訪問したことを回想すると、こう述べた。

「そんなに美しい方とは言わんけれども、堂々と話をして、英語できちんと話をし、外交官の手を借りずに自分でどんどん、会うべき人に予約を取っちゃう」
「俺たちから見てても、『このおばさんやるねえ』と思った」

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さらに講演内で、麻生副総裁は上川外相のことを「カミムラ」と複数回間違えたほか、「女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思う」とも発言した。しかし’01年に田中眞紀子氏(80)が、そして’02年に川口順子氏(83)が外務大臣に就任している。

スピーチ自体は上川外相をほめるものではあったものの、自民党の副総裁という立場でありながら、上川外相について「美しい方とは言えない」と容姿について指摘するような発言をした麻生副総裁。名前や事実を誤認している点も合わさり、ネット上では《つける薬のないセクハラおやじ》《「このおばさん」「そんなに美しい方とは言わんけれども」って!完全セクハラだし!!「女性が日本の外相になった例は過去にないと思う」も間違ってるし》《なんで誰かの仕事ぶりを評価するのに外見にも言及しないといられないんだろう》などと厳しい声が相次いだ。

’19年2月に行われた自身の国政報告会では、少子高齢化問題に絡み「年寄りが悪いみたいなこと言っている変なのがいっぱいいるけど間違ってますよ。子どもを産まなかった方が問題」と発言し問題に。さらに、昨年1月には「(少子化の)一番、大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているからです」とも述べ、批判が寄せられるなど、失言の例をあげればキリがない麻生氏。過去の失敗から学ばず、失言を繰り返す麻生氏に対し”引退”を求める声も上がっている。

《いつまでも麻生節はいりません。それなら人権に敏感な別の人にその一席譲ってもらいたいものだね》

《これだけ失言の多い人も珍しいですね。日本の国会議員の質と品位を疑われますよ。こんな人が国会の中枢にいること自体、不思議です》

《他人の容姿に触れることとはハラスメントであること、ご存じない?人権感覚が欠如しているこういう方は国会議員の資格がないし、社会人としたって欠格。辞めて欲しい》

《このタイミングでまたこういう発言 もう無理でしょう、マズイことを判断できない年齢になってる》

《こういう人、引退しないと自民は変わらないね》
 
 

「ルッキズムそのもの」麻生氏が上川外相を「おばさん」「美しい方とは言わん」で批判…本人「何を企んで私の名前を」

 
裏金事件で揺れる自民党。

今度は、麻生太郎副総裁の発言が物議を醸している。

麻生氏が28日、地元の福岡・芦屋町で行った講演。
“おばさん”と呼んだのは、岸田政権の上川陽子外相。

自民党・麻生太郎副総裁「今の外務大臣はカミムラ陽子、女性ですよ。このカミムラ陽子は大したもんだぜ、これは」

上川外相を2回にわたり、「カミムラ」と呼び間違えた麻生氏は、続けて上川外相の外交手腕を評価した。

自民党・麻生太郎副総裁「俺たちから見ても『ほ~、このおばさんやるね』と思いながら、この間ニューヨークで会ったけど、少なくともそんなに美しい方とは言わんけれども。外交官の手を借りなくて、『わたしがやるからいい』って、自分でどんどん会うべき人たちは、自分で予約を取っちゃう。あんなことできた外務大臣は今までいません。新しいスター、新しい人がそこそこ育ちつつあるんだと思いますね」

最後は、上川外相を「新しいスター」と持ち上げた麻生氏。

しかし、“麻生節”ともいわれる表現で容姿に触れたことに、ネット上では「普通にセクハラでは?」、「早く引退しろ」などと批判の声が殺到した。

野党からも...。

立憲民主党・塩村文夏参院議員「今の令和の時代の永田町でふさわしくないと明らかに思います。派閥のトップとしては、わたしは問題があるんじゃないかなと」

上川外相は29日午後3時半過ぎ、外務省で、安全保障の分野に女性の意見を取り入れるため、新しい作業部会を立ち上げた。

麻生氏の発言については、上川外相は周辺に「昔はもっとひどいこと言われたもの。麻生先生は何をたくらんで、わたしの名前なんて挙げたのかしら?」と話し、笑っていたという。

しかし、身内となる自民党の女性議員からは、「国民が抱く自民党のイメージそのものです」、「ルッキズム(外見重視)そのものだよね」など厳しい声も上がっている。

フジテレビ,政治部
 
 

三浦瑠麗氏「相当失礼だけど」麻生太郎氏の上川外相容姿発言の真意を推察「大したタマだよ、と」

 
何でも口を挟む三浦瑠璃…哀れだねえ~!
 
 国際政治学者の三浦瑠麗氏(43)が30日、X(旧ツイッター)を更新。

 自民党の麻生太郎副総裁が28日の講演で、上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わんけれど」と容姿に言及したことについて私見を述べた。
 
 三浦氏は「上川陽子さんは男性議員のフォロワーシップがあり、外相になってからの振る舞いを見ても(健全な)野心が窺える」と19年ぶりの女性外相となった上川氏を評し、「麻生氏発言は彼女を推すため、身内的に『下げて』みせて『オレたち男からみても大したタマだよ』と言いたかったんだろう」と、麻生氏の真意を推察。「相当失礼だけど」と批判しつつも、「麻生さん綺麗な記者にフラフラしないので有名」だと紹介した。

 続けて「そういう意味で言えば、麻生氏は本当のボーイズクラブ。でも、女性記者に飲み会で囲まれたり意味なくちやほやされるのが嫌いで、頭のいい女性をリスペクトするのが麻生流」と同氏の人となりについて記し、「舌禍はある人だけれど、そういうところもフェアに見ておいた方がいいと思う。口ではいいことを言って飲み会で触る人と比べると」とした。