年を綺麗に重ねている見本。羨ましい凜とした姿勢。好きなんです、こんな女性が!

 

こんな心の優しい人はいない。感動で震える。性被害が懸命に声をあげている姿に的確に答えている。

 

 

 女優の小泉今日子(57)が27日深夜放送のJ-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」に出演。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が「週刊文春」での性的行為強要疑惑報道を受け、裁判に注力するため活動を休止、22日に発行元・文芸春秋を提訴したことについて語った。

 ミュージシャンで音楽評論家の近田春夫とトークを展開する中、「初期のネタをやってた頃とかは、すごい新しい人たちだなって。誘拐ネタとか大好きだったんですけど…犯人が電話してきて話すっていうのすごく面白かったんですよね」とダウンタウンの初期の好きなネタがあったと明かした。

 一方で、「松本さんの文春のこともどういうことかはっきりはしていないけれど」と前置きした上で、「近田さんがジャニーズ問題のお話をしてくれたけど、性加害っていうことを軽く見てる人が多いなと。女性も男性も一緒だと思うんですけど、私が見てて思うのは、こういう経験をした人ってはっきり口に出さないだけで、すっごくいっぱいいるんだと思う」と指摘。

 また「例えば誘われて、飲みに行って、ホテルに部屋があるんだけどもう少しお話しない?とか言われて、行ってしまって。拒否はしたけど、そういうことになってしまって。でも、自分もノコノコ来ちゃったし、とか、自分も悪かったしなって思って終わってる人って男性も女性もいっぱいと思うんですよ」と語った。

 さらに「純粋に話したいのかな?とか、ちゃんと恋愛が始まるのかな?って思うこともあると思う。だけど、そうじゃなくて終わってしまって。すごく傷ついたり、モヤモヤしたり。連絡とれないし、しょうがなかったのかなって経験してる人、この世にいっぱいいる気がするんですよね」とも。

 ジャニー喜多川氏の性加害問題が明るみになった時、「いろんな世代の方が打ち明けてくれた。今、口を閉ざしてた人がしゃべっているっていうのは、未来の人たちのために自分達ができることをしないと、黙ってしまったことでこれが続いてしまう後悔もある。だから、この先の人たちのために立ってくれたりするんじゃないかなって思う。それを茶化したりしないでほしいなと」と告発に立ち上がった人を慮った。

 

 

小泉今日子 「バラエティーくだらない」発言の真意 「どんどん生活が苦しくなってるのに…」

 
 女優の小泉今日子(57)が27日深夜放送のJ-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」に出演。雑誌で発言し、物議を醸した言葉の真意を語った。

 17日、「文芸春秋」や「文春オンライン」に掲載された有働由美子アナウンサーとの対談で、「バラエティには絶対出たくない。くだらないから」と語り、波紋を呼んだ。

 ミュージシャンで音楽評論家の近田春夫とトークを展開する中で、この発言に触れた。

 対談を読んだという近田は「言葉尻をとらえて文句言う人もいるけど、『バラエティーはくだらない』っていう小泉今日子が気に食わないみたいなのは間違ってると思う」と率直な感想。

 小泉は「でも、そういう人もいれば、私も同じ風に思うっていう人もいれば。そうではなくて、自分が思うバラエティーってこういうものだよっていう話になっていってるから」とし、「良い事言おうが、悪いこと言おうが、クソババア、うるせえババアっていうのはどっちにしても言われる。言う人は必ずいるから」と述べた。

 対談については「原稿を(前もって)チェックしてるわけです。言葉が強かったかなと思ったけど、あえて直しませんでした。誌面に出る前にはチェックできるけど、言ったしなあと思って。男らしくないなって」と笑いながら明かした。

 SNSなど言葉で表現するには文章力も読解力も必要だとした上で、「私はちっちゃい頃からのテレビが大好きで。テレビさえ与えとけば、みたいなテレビっ子で。ドラマもバラエティー、お笑いも大好きで見てたからこそ言ってるんです。背中を叩くじゃないけど、そういう気分で。一日中寄席に行って見たり、落語も漫才も大好きな上で言ってるっていうことをわかってほしいなって思う」と真意を語った。

 芸能界は「いろんなことが古臭すぎるよね」という近田氏に賛同。

 「私、くだらないって言っちゃったのは、アップデートができていないままだから」と指摘。

 「性に対するコンプライアンスもそうだし。どんどん生活が苦しくなっていってるのに、例えば俳優さんとかがゲストに来て、クイズに正解したら、その人が霜降りの牛肉もらえるとか。何言ってんの?って。そういうのがわかんなくなっちゃって。その人、お金持ちじゃん、牛肉もらわなくていいじゃんって。くだらないって思うのはそういうことなんですよ。ただの身内のおしゃべりみたいなのを楽しむ感じも、ある時期は新しかったと思うけど。今は全然新しくなくて、もしかしたらきっちり芸を見せるのが新しいかもしれない。模索してんのかなあ?って思ったりしちゃう」と、時代遅れ感が否めない企画の必要性に疑問を呈した。

 「きっと現場の人は感じていて。企画書出してるかも。通るか通らないかっていうのもあるだろうし、予選も減ってるからディレクターとかは大変だと思う。時間が奪われて、頭を切り替える時間もないのかなって。それを判断するのは局。局としてウチはどういう局だって決めてないままいってる気がする」と述べた。