「増税メガネ批判を払拭するために所得減税を打ち出した時は『岸田一驚』と言っていましたが、宏池会解散を言い出してからは『岸田一狂』。もともと何をしたいか分からない人だけど、いよいよ意味不明になってきた」

 

 

 自民党派閥の裏金事件は、岸田首相の空虚さを際立たせている。肝いりの党政治刷新本部の中間とりまとめをめぐり、会見するのしないので二転三転。当初は25日の総務会で中間とりまとめ案が了承された後、総裁として党本部で会見するとアナウンスされていた。それが前日にキャンセル。メディアから批判され、一転して官邸でぶら下がり取材に応じたのだが、いつものホールではなく会見場だった。場当たり男の本領発揮だ。

「中間とりまとめは、事前に報じられた原案とほぼ同じ。新しい内容も上積みもない。政治資金規正法改正をめぐる踏み込んだ記載もありません。そのあたりを記者から突っ込まれるのを嫌がって、ドタキャンしようとしたともっぱら。実際、会見場に入れたのは記者クラブ加盟社だけで、15分ほどで打ち切られました」(大手メディア関係者)

 セコイやり方だ。

 中間報告は「派閥」を「政策集団」と言い換えて〈特定の政策集団の行為により、自民党全体に国民の厳しい目、強い疑念が向けられている〉としながらも、解消には踏み込まず。カネと人事を切り離すとして、政治資金パーティーや盆暮れに配る「氷代」「餅代」を禁じ、閣僚人事などの推薦・働きかけ禁止。党規約を厳格化し、議員や会計責任者が立件された場合は処分するとしたが、規正法改正について具体的な言及はなかった。

 

 

二転三転のぶら下がりは防災服“コスプレ”で
 

記者クラブ加盟社のみの限定会見に変更。官邸の岸田首相はお色直しで登場(C)共同通信社

  
 会見場に現れた岸田首相は、いつものスーツから防災服にお色直し。きょうの通常国会召集を控え、能登半島地震への対応を前面に押し出したい意図がミエミエで、上着に合わせてワイシャツをホワイトからブルーに着替える念の入れよう。岸田首相にとって防災服はコスプレに過ぎないのがよーく分かる。

「被災地ではいまだ生活用水に事欠き、ロクに入浴できない被災者がたくさんいる。そうした中、防災服を政治利用するなんてもってのほか。市民感覚との乖離、政局観のなさは、お公家集団・宏池会(岸田派)仕込み」(自民党中堅議員)

 永田町では、裏金事件の陰の主役である安倍元首相の権勢を評した「安倍一強」をもじった岸田評が広まっているという。

「増税メガネ批判を払拭するために所得減税を打ち出した時は『岸田一驚』と言っていましたが、宏池会解散を言い出してからは『岸田一狂』。もともと何をしたいか分からない人だけど、いよいよ意味不明になってきた」(永田町関係者)

 自民党解散。世論は一択だ。

 

 

小泉進次郎氏、安倍派閥議員の辞任で初の衆院安全保障委員長就任「緊張感持ちしっかり臨む」

 
一時しのぎの体制だとは思うが…。ポエムでは平和は語れないし、この人の知能なら「学級委員会」並みの安全保障委員長…情けねえ~!
 
 
自民党の小泉進次郎元環境相は26日、自身のSNSを更新し、この日決定した衆参両院の常任、特別委員長人事で、安全保障委員長に就任したことを、報告した。

「今日から150日間の通常国会が始まりました。一つ、ご報告させて頂きます」とした上で「前任の委員長の急遽の辞任があり、私が衆議院安全保障委員会の委員長に就任することになりました。政治への信頼を回復するために、委員長として初めてとなる本国会に緊張感を持ってしっかりと臨んでまいります。今国会もよろしくお願いします」とつづった。

大臣経験はあるが、進次郎氏が国会の委員会の委員長に就任するのは初めて。今後は、委員会質疑などを差配する立場となる。今回の就任は自民党安倍派パーティー裏金事件を受けて、安倍派所属の委員長が辞任したことに伴うもの。前任は安倍派の簗和生氏が務める予定だった。

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