期待している国民はいるのだろうか??腐敗しきった連中が『刷新案』なんて悪い冗談か?ブッラクジョーク?完全に国民を舐めている。

 

 

 自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件の捜査が一段落したとみられる中、同党の「政治刷新本部」(本部長・岸田文雄首相)が25日にも取りまとめる刷新案に注目が集まっている。

 22日に公表された「中間取りまとめの骨子」では、「いわゆる派閥を解消、派閥から真の政策集団へ」と宣言。派閥の存続を事実上認めつつ、「政策集団はお金と人事から完全に決別する」と明記した。

 さらに裏金事件の発端となった政治資金パーティーや派閥による閣僚人事などの推薦名簿作成も禁止に。また、会計責任者が立件された場合の所属議員を処分するとし、法令違反があった場合は党が活動休止や解散を要求できるよう党則を改正する方針も盛り込まれた。

 ただ、骨子案には所属議員から賛否の声が出ており、岸田首相が最終的にどう判断するのか、リーダーシップを発揮できるのかが焦点だが、SNS上では早くも《全く期待できない》との声が少なくない。

■92年には宮澤喜一首相が「派閥の弊害」について釈明

 

 結局、派閥は解消されず、法令違反があった場合も党が活動休止や解散を要求できる──などと極めて緩い内容にとどまっているため、《すでに骨抜き》《いつものヤルヤル詐欺》との投稿もみられる。

 自民党の派閥問題を巡っては、以前から国会で繰り返し指摘されているにもかかわらず、まったく解決していない。例えば、1979年12月1日の参院本会議では野党議員がこう質問。

「政治や選挙に巨額の金が要るという自民党の感覚は、それがそのまま不正腐敗を生む土壌となっており、まことに遺憾なことだと思うのであります(略)自民党の金権体質並びに派閥の解消は一刻の猶予も許されません」

 この時、答弁に立った大平正芳首相(自民党)は、「派閥解消」について真正面から答えず、問題はうやむやになった。

 それから13年後の1992年11月5日の参院本会議では、宮澤喜一首相(同)が「派閥の弊害」について釈明する場面もあった。

「自民党の政治改革大綱には、『一部には、派閥による活力を評価する向きもあるが、派閥と政治資金のかかわりや派閥の内閣、国会および党の全般にわたる人事への介在、派閥本位の選挙応援など、さまざまな弊害を生んでいる』と述べております。多少のメリットはありますにしても、弊害が大きいということは明らかであると思います。したがって、ただいま、政治改革の問題と並びまして、私どもの中では党改革について真剣に討議中でございます」

 

「過去において、派閥解消ということは何回か試みられ、何回か失敗をしておるわけでございますが、一体、実行可能な方策は何であるのかということについて、今度こそは徹底的な、しかも必ず実行できる方途を発見しなければならないと思います」

「政治や選挙に巨額の金が要るという自民党の感覚は、それがそのまま不正腐敗を生む土壌」──。

 派閥問題は少なくとも約45年も前から改善を求められ、時の自民党の総理、総裁が国会で「徹底的に改革を実行」と断言しても膿は出せなかった。SNS上で《今回も派閥解消は偽装》《政策グループなど別の名前で同じ悪事をやる》との意見が目立つ。

 

 

自民派閥解散めぐり…岸田首相と麻生副総裁「手打ち」の裏の利害と打算と今後の仲

 

 

 唐突に宏池会(岸田派)解散を打ち出した「岸田の乱」で注目されたのが、派閥存続を主張する麻生副総裁と岸田首相の関係悪化だ。岸田政権はここまで、麻生派、茂木派、岸田派の主流3派が土台となり、麻生氏が岸田氏の後見役かつ相談相手になってきた。裏金問題が火を噴いた昨年12月には3日連続で会談。安倍派閣僚一掃後の後任人事も麻生氏が仕切ったと囁かれるほどに頼ってきた。

 

 ところが、今回の派閥解散については、事前に相談せず、麻生氏は寝耳に水。報道によれば、18日夜の岸田氏の解散発言直後、麻生氏は岸田氏に電話し、「私は派閥をやめませんから」と伝え、岸田氏は「うちの派に問題がある。麻生派は麻生派で」と応じたという。さらに、麻生氏は周囲に「岸田はもう総裁選には出ないんだな」と話したらしい。


 翌19日に2人は党本部で向き合い、麻生氏はあらためて派閥存続の意向を岸田氏に伝えた。そして21日の日曜夜、2人は都内のホテルで2時間の会食。岸田氏の呼びかけで行われ、麻生氏に相談することなく宏池会解散を表明したことを陳謝したという。

「手打ちしたな、と思いましたよ。岸田首相が麻生さんと2人だけで一献。選んだ場所が『山里』ですからね」と言うのはベテランの政界関係者。ホテルオークラの日本料理店「山里」は過去に政界の重要局面で実力者が密議をこらした場所。昼間に茂木幹事長を含めた3人で会談する際も使われ、岸田氏・麻生氏2人だけの夜の会談でも使われている。

「派閥解散宣言に麻生さんが激怒したのは間違いない。岸田首相が初めて自分の意に沿わないことをやったわけだから。しかし、だからといって『岸田降ろし』をしても麻生さんにプラスはない。結局、今後の政局を考えたら、今まで通り2人が手を組んだ方が権力を掌握し続けられる。そんな利害の一致があったのだろう」(前出の政界関係者)

 

「メンタルお化けすぎる」岸田首相 派閥解散に“ブチギレ”麻生氏の隣でも「余裕のスマイル」に衝撃

 
 
自民派閥の政治資金パーティー問題を受けて、率先した自身の派閥・宏池会を解散した岸田文雄首相(66)。しかし、党内に大きな禍根を残しかねない事態となっている。
 
宏池会は池田勇人元首相が設立してから66年続いた、現在の自民党の中では最長の派閥。岸田首相を含めてこれまで5人の首相を輩出している有力派閥だったが、1月18日に岸田首相は「国民の信頼回復のため」と、突如解散を表明。23日の臨時派閥会合で、解散が正式に決定した。

宏池会の事務総長を務める根本匠元復興相は、18日に岸田首相から解散を持ちかけられた際「私はそのときに総理の刷新本部長として、自民党総裁としての覚悟を感じたので了解させていただいた」と明かしているがーー。

「岸田首相が18日に宏池会解散を表明したことで、裏金問題が取り沙汰されている安倍派、二階派も19日に解散を決定。他の派閥に対して『申し上げる立場にない』と語っていますが、自ら率先して解散することで結果的に“圧力”をかけた形です。

しかし、事前に自民党の副総裁で自身の派閥も持つ麻生太郎氏は事前に相談されていなかったため、岸田首相に激怒していたといいます。21日夜に2人で会談の場を持ち、岸田首相が陳謝したことで“手打ち”になったようです」(政治部記者)

そして、22日に派閥のルールづくりなどを行う政治刷新本部の会合が行われ、岸田首相を始め、麻生氏や茂木敏充幹事長(68)が出席。岸田首相と「それぞれの派閥関係者が、自らどのようにケジメを付けるのか、どのように説明責任を果たすのか、大変重要なことであります」などと挨拶をしたのだが……。

参加議員からは拍手が送られたが、茂木幹事長は拍手はしたもののかなり渋い表情。麻生副総裁にいたっては、茂木氏以上に憮然とした表情で拍手すら送っていなかった。

一方、岸田首相はそんなことは意に介していないかのように飄々としており、にこやかな表情で笑顔さえ見せていた。“ブチギレ”状態の麻生氏を隣にしても、余裕な岸田首相の様子が拡散されると、SNSでは“強心臓すぎる”と慄然とする声が相次いだ。

《この状況で笑えるキッシーマジ凄いわ》
《キッシーニッコニコすぎて草 マジでメンタルお化けすぎる》
《キレてる麻生と茂木に挟まれてフルスマイルできる岸田さんはまさしく逸材でありダークホースだったのかもしれない》
《思ってた以上にブチギレてる様子の麻生さんの隣で飄々と挨拶する岸田さんメンタル化け物かよ...》
《麻生さん嫌いじゃないけど、このキッシーいいわあ 見直したで。みんな演技だとしても、この場面でのニヤニヤは嫌いじゃない》

 

【麻生氏激怒】相談ナシの派閥解散で「率直に迷惑だ」 “岸田の乱”でギクシャク…党内での“信頼関係”に影響は?【Nスタ解説】

 
 
派閥解散をめぐる動きの中で、岸田総理と麻生副総裁との関係に亀裂が生じかねない事態に。岸田の乱による、政権運営への影響は?TBSの後藤政治部長が解説します。
 
■岸田総理と会談した麻生副総裁語気強め「派閥は残す」

日比麻音子キャスター:
岸田総理と麻生副総裁による会談がありました。一体どんな会話があったのか、詳しくみていきます。

まずは、会談に至るまでの経緯について整理します。

<18日午後7時すぎ>
岸田総理が突然「岸田派の解散を検討している」と言及しました。いわゆる“岸田の乱”です。この解散表明に関しては、麻生副総裁に相談をしていなかったということです。

<18日夜>
関係者によると、麻生氏から岸田総理に「解散するって報道でみたけど、どうなってるんだ?」と電話があり、これに対して、岸田総理は「自分の派閥のことなどで、自分で決断しました」と説明したということです。

<19日午後>
党幹部No.2である麻生氏、No.3茂木氏それぞれと会談が行われました。

関係者によると、麻生氏は語気を強めて「派閥は残す」と岸田総理に伝えたということです。

一方、茂木氏も「事前の相談もなく決められて迷惑です」と答えたということなんです。

後藤さん、なぜ岸田総理は派閥解散というカードを切ったのでしょうか?

後藤俊広政治部長:
一つは、自分の所属する岸田派の元会計責任者が立件される見通しになったことが大きな要素になっています。

18日夜に派閥解散表明をしたわけですが、その日になって岸田派・宏池会の幹部を何人か呼んで、解散についての考えを伝えました。

自分の派閥に対して「今から解散考えている」と伝えている中で、いくら盟友的な存在である麻生さんといえども、他派閥にまで目配せ・根回しするゆとりがなかったというのが考えられます。

ホラン千秋キャスター:
麻生さんは、一つの派閥が解散すると、他派閥も解散しないといけない空気感になることを恐れているのでしょうか?
 
後藤政治部長:
それはもちろんあります。岸田総理は自民党の総裁で、その総裁が1つの方針を示したということですので、当然、他も派閥解散を考えるのはおのずと想像できます。

ホランキャスター:
そうした中で、麻生派を率いる麻生さんは何を考えていると思われますか?

後藤政治部長:
麻生さんは、派閥は自民党を支えていく重要なファクターであると考えていますので、派閥を残す前提で考えています。

そうした中で、岸田総理が自分に全く相談なく大きな方針を示したということに対して、「何も聞いていない」というのもありますし、“派閥そのものを否定する”という行動に出たことに対しても不快感が生まれたのではないかなと思います。

ホランキャスター:
麻生派に関しては、裏金疑惑は出ていませんよね。

後藤政治部長:
表面化はしていません。ですから、麻生さんや茂木さんは「自分たちはちゃんと適切な手続きを行っているんだ」という主張ではあります。

ホランキャスター:
「派閥を解散すればいいんでしょう」「国民納得するんでしょ」みたいなパフォーマンスにしか見えないところも。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
裏金や不明瞭なお金の流れが気になっている。正直、派閥があるか、ないかはそこまで気になっていないというのが私の考えです。

ただ、この一連の報道を見ると、「麻生さん結構怒ってるよね」という感じがあって、岸田さんは総理でもあり、自民党総裁でもあるわけで。自民党内での信頼関係に影響を及ぼすのかなと感じたんですが。その点はいかがですか?

後藤政治部長:
21日(日)に岸田総理から麻生さんに陳謝する形で会合が行われ、表面上は問題解消するのではと見られているのですが、麻生さんや茂木さんからすれば、岸田総理は何か追い詰められたり、窮地に立たされた場合、「何をするかわからない」「予測がつかない」というような印象を持ったんじゃないかなと思います。

これまで、岸田総理は麻生さんと茂木さんの三派で物事を進めていくのが基本的な政治スタイルでしたが、「岸田総理は何をするかわからないな」という印象ができると、おのずと3者の“距離”は徐々に出てくるのではないかと見ています。
 
■“岸田の乱”でいざこざの中…通常国会迫る

日比キャスター:
今後の政治日程を見てみますと…

1月25日:政治刷新本部中間とりまとめ
1月26日:通常国会招集
1月29日:予算委員会集中審議
1月30日:総理施政方針演説

4月:衆院補欠選挙
6月:通常国会会期末
7月:東京都知事選挙
9月:自民党総裁任期満了

通常国会召集は26日(金)に迫る中、党内でいざこざがあったままで大丈夫なのでしょうか?

後藤政治部長:
岸田さんの目線で考えると、自民党の派閥のあり方をどうするかというのが一つ。

加えて、政治資金規正法の改正をして派閥パーティーをどうしていくのか、あるいはパーティーのお金の不透明な部分をどう法律で律していくのか、それを示した上で有権者に納得のいく説明を国会の場でしていく。それしかないんじゃないかなと思います。

日比キャスター:
茂木氏も「問題が起きた組織を解散すれば、すべての問題が解決するということではない」と話しています。安倍派幹部7人についても、説明責任を果たすように要請したということで、まだ我々は全く納得できてないですよね。

後藤政治部長:
自民党内の自浄作用だけでは限界があると思います。自民党ではない、野党や専門家などの目線で検証・事実究明をしていくのは、引き続き課題になってくると思います。

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