玉木雄一郎さん「立民が共産切れば政治決断する」自民揺れる中、今がチャンス~夜の政論③

 
何故に共産党の敵対視するのか全く理解できない。今ここで玉木の思い描く自公・維新・国民民主党・立憲民主党だけの国会を予想してください。急速に前近代的なひと言で言うなら「大日本帝国」の再来である。共産を毛嫌いするのは徹底的に国民に寄り添った姿勢で国会でも凜と姿勢を貫くからである。
 
立憲民主党は今危機であるという認識があるのだろうか?玉木は「改憲の姿勢をとれ」と横着に立憲に要求する。それには後に芳野友子、維新のヤクザが存在するからだ。「野党共闘」潰しの先鋒に玉木はいるが、玉木は野党共闘で戦った経験はないのか?市民連合と「憲法を守る」「民主主義を守り切る」「市民生活優先」「原発廃炉」を掲げて戦い、大きな成果を出したのだ。その財産を玉木はぶっ壊そぅと企む…ここまで人間が破壊されてしまうなんて哀れとしか言いようがない。
 
玉木はまだ「野党」の座にいると思っているのか?「原発再稼働」「軍機輸出賛成」「改憲」それだけのもう野党ではない。維新と共に自公政権の補完勢力である。だから玉木は堂々と「総理になる」と西村に負けない狡猾な発言をしたのである。ここで大問題なのが立憲民主党。
 
唯々「連合」が怖い。風見鶏もここまで来たら哀れとしか言いようがない。国民が見ている、有権者は日々賢くなっている。卑しい事をしでかすと批判集中だ。だから泉健太ではダメだからマシな人間に据え換えろという声が上がるのだ。マシな人間…古手は小池百合子に近づいていったおっさんばっかりだし…。本当に情け無い!
 
 
国民民主党の玉木雄一郎代表と、東京・新橋の日本料理店「京矢」を訪れた。自民党の憲法9条改正案を酷評した玉木さんは、返す刀で改憲に後ろ向きな立憲民主党を批判する。野党第一党こそ改憲案を作らなければ、政権交代などできないというのだ。立民の姿勢の背景には改憲したくない共産党との連携もあるだろう。自民が政治資金問題で揺れる中、玉木さんは、立民の泉健太代表が「共産を切ると約束すれば、私も政治決断する。今がチャンスだ」と言及した。
 
 
野党第一党こそ改憲案まとめるべき
「改憲したい自民も、消極的な立民や共産も、奇妙な共闘関係が成り立っている。自民は改憲を実際にやらないで『掲げている』だけがいい。その間、野党は分断されるから。国民民主や日本維新の会は賛成し、立民と共産は反対だ。この状態が続く間、野党は割れ続ける。『やるやる詐欺』の自民と、『改憲したくない』という立共。彼らは政権交代どころか全体の3分の1程度の勢力を保っていればいいというのが本音だろうから、持ちつ持たれつだ」

本気で政権奪取を目指すなら、野党第一党の立民こそが改憲の姿勢を改めなければならないと説く。

「立民にずっといっているが、野党を本当にまとめたいのなら、野党第一党が合意の取れそうな改憲論をまとめ、ぶつけていかないとならない。戦後の憲法論の呪縛から抜ける野党第一党が出てきたとき、初めて政権交代ができる。9条が無理なら、例えば(臨時国会の召集規定を定めた)53条でもいい。だから泉健太代表には『共産と縁を切れ』とずーっといっている。その決断ができるのなら、私の方も最後はいろいろな政治決断をするよ」
 
あれっ? 自民と連携を深めるのではなかったか。

連携の前提条件変化 与野党の新しい枠組みできるか

「もともと『穏健な多党制による連立政権』というのが私の理想だ。政策本位で連携の是非を判断する基本は変わらないけれど、これだけ『裏金』とか『トリガーの交渉相手がいなくなる』なんて事態が続くと、さまざま前提条件が変わってくるよね」

国民民主は、ガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」の凍結解除に向け、自民、公明両党と協議を続けている。昨年は、自民の萩生田光一前政調会長が自民の派閥パーティー不記載事件に絡んで辞任し、交渉のカウンターパートナーが一時いなくなるというトラブルにも見舞われた。

玉木さんは、トリガーの協議は「新しい渡海紀三朗政調会長としっかり話し合っていく」と語る。一方で、「憲法改正にしても、選挙制度まで踏み込んだ政治改革にしても、与野党を超えた新しい枠組みを作り、本気で取り組む勢力を結集できたらどうなるか」と踏み込んでみせた。自民で真剣に改革に取り組む人たちを見極める意味でも「自民は一度、膿を出し切るところまで落ちたらいい」とも語った。

与野党を超えた新しい枠組みー。自民の一部が割れ、共産と縁を切った野党勢力と一緒になったらどうなるか。ただ、共産色に染まった議員が多い立民は、そこまで決断できるのか。

「今の立民はノイジーマイノリティー(声高な少数派)に偏っているとも思う。もっと民の声をきかないと。『国民の声を聴け』という人ほど、特定の国民の声しか聴いていない。マイノリティーも大事だが、マジョリティー(多数)のための政策がどれだけできているのか。自身が選挙に弱いと、特定の方向にひっぱられがちだ。だから、今こそ共産とは縁を切れといっているのだ」

同席していた野党担当の児玉佳子記者が「立民には『国民民主の政策を訴えたい』という議員が多い」と合いの手を入れた。

私は、玉木さんは旧国民民主の代表選などで争った泉さんのことが大嫌いだと思っていましたが。ある立民議員から「2人が水と油の関係だから、再合流の話が一向に進まない」と聞いたこともありますよ。

「そんな、大嫌いなんて思ったことないよ」

児玉記者は、玉木さんが令和元年9月、京都府向日市の商店街で、泉さんと激辛グルメを食べ歩いた際のエピソードを持ち出した。当時は同じ旧国民民主党の仲間でもあった。

児玉「私、当時のツイッター(現X)の投稿を見つけたんですよ。『あの頃の2人に戻ってほしい』というコメントがあり、先日泉さんに伝えたんです。『俺だって戻りたいよ』といっていましたよ」

玉木「泉さんの選挙区だったから呼び出したんだよね。泉さんは立民の代表になったとき、共産との共闘を『やらない』といっていた。その考えを貫いていればよかったのにね。立民で選挙に弱い人は共産の応援を強く受けた状態で当選する。そうすると、議員となった後も共産の影響を受けてしまう。結果的に、共産に深く浸透する道を開けてしまう。国会議員は受かるだけでなく、受かり方も大事だ。何度もいうが、だから関係を切るらなければならない」

同席した松本学野党キャップが「100年続く革命政党ってしたたかですよ」とつぶやく。(聞き手 水内茂幸)

玉木さんの「夜の政論」第4回は1月23日午前11時30分にアップします。



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