【全文公開】松本人志休業に沈黙を貫く“親友”中居正広、過去には女性同席食事会にも参加 松本は渦中の後輩芸人に気遣い

 
この記事を読んだ限り、松本をここまで破廉恥な行動を許してしまった要因はマスメディアが持ち上げすぎたのだ。この問題だって今始まった事ではない。数え切れない犠牲者が存在するはずだ。賢くない人間祭りあげられて世辞を言われ続けられたら、こうなってしまうのでは…。松本を「王」とまで言わせ占める…
 
 王が姿を消したいま、松本を頂点としたお笑い界のピラミッドは崩れ去ろうとしている。
 
 
 
 
 30年間、お笑い界のトップを走り続けてきたカリスマの活動休止が衝撃を呼んでいる。そんな中、彼の親友である国民的アイドルも彼とともに女性たちが同席する飲み会に参加していたという証言を入手した。これまで沈黙を続けていた渦中の人物が明かした衝撃の事実とは──。
 
「この年末年始、松本さんは自宅からほとんど一歩も出ていない状態と聞きます。都内の自宅マンションにずっとこもって関係各所と連絡を取り合っているそうです。知人らに対しては強気な発言をしているようですが、正直、強がりだと感じてしまうときもあって……ハッキリ言って松本さんは憔悴していて、この状態が長引けば長引くほど、本人は肉体的にも精神的にもつらい状況に陥ってしまうのではないでしょうか」

 ダウンタウンの松本人志(60才)の知人は、彼の近況をこう明かした。お笑い界の頂点に立つ男はいま、かつてない窮地に立たされている。

 松本が「まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい」として、一切の活動を休止することを発表したのは1月8日のこと。発端は昨年末に発売された『週刊文春』の記事だ。

 2015年、都内のホテルでの飲み会で、「松本から性行為を強要された」という女性の証言を掲載し、松本の後輩芸人であるスピードワゴンの小沢一敬(50才)が仲介役を務めたと報じた。さらに今年に入っても同誌は、大阪や福岡でも後輩芸人がセッティングした同様の飲み会が開かれていたと続けて掲載したのだ。

 松本が所属する吉本興業は「当該事実は一切ない」と記事内容を否定して法的措置の検討を明かした。

「松本さんは過去にレギュラー出演していた『ワイドナショー』(フジテレビ系)への出演を予告しましたが、フジテレビ局内から異論が噴出。どうも松本さんと旧知の放送作家が出演を画策し、それに乗った松本さんもXに『ワイドナショー出まーす』と書き込んだようなんです。

 現場スタッフも『これなら視聴率が取れそう』と軽いノリで準備を進めていたが、寝耳に水だったフジの上層部が激怒し、現場を一喝して出演取りやめとなりました。7本のレギュラー番組を持ち、絶対的な存在感を放つ“笑いのカリスマ”が突然表舞台から姿を消し、各テレビ局は大混乱に陥っています」(テレビ局関係者)

 当初は芸能界のご意見番たちも発言を控えていたが、ここに来て上沼恵美子(68才)が出演番組で「超一流の人間やのに、遊びは三流以下やった」と切り捨て、爆笑問題の太田光(58才)も「シリアスな状況で笑いにしにくい」と発言するなど、騒動に対する率直な見解が聞かれるようになった。そこで注目されるのが、松本が常日頃、「芸能界の親友」と語る中居正広(51才)の動向だ。

「松本さんと中居さんはドラマの共演以来、25年来のつきあいです。2人の親密度は特別なもので、2015年にはがんで闘病中だった中居さんのお父さんの病室を松本さんがお見舞いに訪れました。

 また、2016年末にSMAPが解散した際には松本さんが親身になって相談に乗り、逆に2019年に吉本の闇営業が社会問題になったときは中居さんが松本さんと後輩芸人の仲介役を買って出たとされています。2人はお互いを信頼し、朝まで語り合ったこともあるほどの仲なんです」(前出・松本の知人)

 2022年に体調不良で休養していた中居の復帰後に始まったのが、松本とのトーク番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)だった。これは、2人たっての希望で実現した番組で、並ならぬ思いがあるという。お笑い界とアイドル界のトップに立つ2人だけに、頂点の重圧や責任感をわかり合い、悩みを相談して助け合うことができる唯一無二の存在だったのかもしれない。だが、今回の騒動について、中居は沈黙を貫いている(1月15日現在)。

「各ニュース番組が松本さんに関する情報に触れる中、自身がMCを務めるニュース情報番組『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)でも松本さんの活動休止の話題は完全スルーです。心を許す親友の大ピンチにも黙して語らない中居さんの重苦しい態度に、周囲も動揺の色を隠せません」(芸能関係者)
 
 
迷惑かけてすまんかった
 そんな中、小誌『女性セブン』は中居に関してある重要な証言を得た。

「松本さんを囲む飲み会には後輩芸人だけでなく、中居さんも参加していたと聞いています。密室での飲み会であり、『週刊文春』で報じられたようなやり取りがあったかはまったくわかりませんが、飲み会には女性も参加していたそうです」(別の芸能関係者)

 さらに関係者の間で注目を集めているのが過去に中居が述べた発言の数々だ。例えば、昨年6月18日に放送された『まつもtoなかい』において、松本から「この先、(おれは)どうやったらもっと売れる?」と聞かれた中居は松本の欠点をこう指摘した。

「『性の抑制』を自分でコントロールできたら、もうひとつ上のまっちゃんが現れると思う。もういいよ、エロいことばっかり考えてないで」

 前出の芸能関係者が続ける。

「昨年12月3日に放送された同番組でも中居さんは『松本さんと飲むこともありますけど、エロい話しかしない』、『ずっとエロい話。かわいい女の子の話』と冗談めかしながらも苦言を呈していました。過去に何度も『松本さんは飲み仲間』と公言し、一緒に過ごす時間が長かった中居さんの言葉だけに、いまとなっては意味深です。以前から中居さんが松本さんの“行動”に対して、何らかの危機感を抱いていたようにも読み取れます」

 中居の所属事務所に騒動後の松本とのやり取りや、飲み会への参加の有無について質問すると、代理人の弁護士を通じて、次のように回答した。

「松本氏から活動休止のご連絡を受けました。松本氏の食事会などに参加したことはあり、その際に女性同席のこともありました」

 一方で、今後、自身の出演番組で松本の活動休止について取り上げるかという質問に対しては、「番組の内容に関してはTV局が決定するものですので、回答致しかねます」とした。

 盟友が沈黙する中、松本は着々と“戦闘準備”を進めているとみられる。性加害疑惑を報じた『週刊文春』をはじめとしたメディアとの法廷闘争である。

「松本さんは『報道があまりにも偏っている。事実と事実でない部分にかなり差があるから、裁判でしっかり主張したい』との思いが非常に強いそうです。文春だけでなく、自身の性加害を認定するような記事を出した媒体はすべて名誉毀損による損害賠償を訴えるほどの勢いで、吉本興業ではなく、個人を原告として裁判を闘うとみられます。自宅にこもり、すでに弁護士との打ち合わせも始めているとの情報もあります」(前出・松本の知人)

 そうした強気の姿勢を見せる一方で、後輩たちには気遣いを見せたという。

「小沢さんのほか、パンクブーブーの黒瀬純さん(48才)やたむらけんじさん(50才)も、飲み会に女性を招集する役回りを務めていたと報じられました。松本さんは取材対象となった後輩や、自身との飲み会に参加していた後輩たちと直接連絡をとって、『迷惑をかけてすまんかったな』と騒動に巻き込んだことを謝罪したそうです」(前出・松本の知人)

 個人での闘いに向かう松本の心情について、吉本の先輩である明石家さんま(68才)は1月13日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で次のように読み解き、自身と娘のIMALU(34才)の関係と照らし合わせた。

「(松本にも)子供ができて、おれは子供のためっていうのがかなり大きい気がする」
「(自分も)世間が全部敵になってもIMALUだけ味方してくれたらそれでいいって思えるようになった」

 松本は2009年5月に結婚し、同年10月に女児が誕生している。その一人娘のためにも法廷闘争を決意したと、さんまは分析。孤高の天才には娘が何より大きな存在であることを、同じ境遇のさんまゆえに理解したのかもしれない。
 
 
「浜田さんが心配している」
 しかし、裁判は決着まで数年かかるとされ、その間、松本は活動休止を余儀なくされる。打撃を受けるのは松本本人だけではない。「テレビ業界では“バラエティー部門が再編されるほどの痛手”という声すら聞こえます」と話すのは、あるベテラン放送作家だ。

 現在のお笑い界は、間違いなく松本を中心に動いている。それは大御所たちも認めるところで、前出の上沼は「2~3年活躍するのも難しい世界で、30年も王様でトップを走ってきた」と松本を評し、太田も「玉座に座っていた王様」と表現した。だがお笑い界に君臨する「王」を襲った異変により、業界の構造は大きく変化する可能性もある。

「昨年、オリエンタルラジオの中田敦彦さん(41才)が、松本さんがお笑い賞レースの審査員を独占している状況に言及し、“松本一強”を批判したことがありました。当時は後輩芸人らがその発言に反発しましたが、本音の部分では、中田さんに賛同する芸人もいるようです。松本さん不在で重しの取れたお笑い界がこれからどうなるか、まさに一寸先は闇です」(前出・ベテラン放送作家)

 王が姿を消したいま、松本を頂点としたお笑い界のピラミッドは崩れ去ろうとしている。

「松本さんの活動休止がいつまで続くのかは見通すことができません。コンビとして長年、松本さんと苦楽を共にした浜田(雅功)さんも松本さんを心配しつつ、その決意には理解を示しているようです。そんな中、やはり注目すべきは中居さんの動向です。

 これまでも親友の危機に寄り添い、やるべきことをやってきたのが彼です。それだけに、いまの中居さんの沈黙が重苦しい。この問題の難しさを痛感させます」(前出・テレビ局関係者)

 年明け早々、大波乱の幕開けとなった今年の芸能界。中居が沈黙を破る日は来るのだろうか。

※女性セブン2024年2月1日号
 
 

松本人志の性行為強要騒動がなぜか「プロ野球界にも飛び火」して選手はガックリ

 
 
ダウンタウン・松本人志らが関与したと報じられた性行為強要騒動は終息どころか、拡大の一途をたどっている。この状況を意外にもプロ野球関係者は、対岸の火事として捉えていないというのだ。いったいどういうことなのか。球界関係者が苦笑する。

「プロ野球選手と芸人がオフに飲みに行ったりするのは、よくある話。今回の松本さんの騒動も『実際に見たことはないが、噂として聞いたことがある』という球界関係者はいます。事実認定は先の話としても、そうした話が独り歩きしている時点で、芸人との飲みはリスクを伴うということです」

ではプロ野球選手も品行方正な飲み会を開いていたのかと聞かれれば、そうではない。

「昨年は当時西武の山川穂高が女性問題を起こし、大騒ぎになった。他にも小さいトラブルを入れれば球界に女性トラブルはつきもので、芸人界隈と大差ありません。球界でも芸能界でも、これだけ女性トラブルが世間にバッシングを浴びる状況では『もう飲み会は開けない』と肩を落とす選手は多い。1月は各地で自主トレを行い、夜は現地妻や囲っている女性を呼び出してコトに及ぶ選手が多数いましたが『今やったら即アウト』と、夜は宿舎で大人しくしているとか」(前出・球界関係者)
松本騒動は確実にプロ野球界にも飛び火してしまったのだ。
 
 

「ジャニーズ」「松本人志」で注目を集める「性加害」…加害者が常に「自分は悪くない」と考えてしまうワケ

 
加害者にとって都合のいい「認知の歪み」
私はこれまで書籍やメディアを通じて、痴漢、盗撮、万引き、アルコールなどさまざまな依存症当事者たちの「認知の歪み」について論じてきました。この認知の歪みをひと言で言えば、「嗜癖行動を継続するための、本人にとって都合のいい認知の枠組み」ということができます。「自分を正当化するための都合のいい言い訳=自己正当化理論」とイメージしてもらえたら理解しやすいかもしれません。

同じ世界で暮らしているにもかかわらず、小児性犯罪者の現実の捉え方には大きな思考の偏りがあります。「僕とこの子(被害者)は、純愛で結ばれているからセックスをするのは当たり前だ」というのも一例です。また性加害をした際、恐怖のあまり体が硬直してしまった子どもを前に「この子は緊張して、目を潤ませて喜んでくれている」などと、通常では到底考えられない認知の枠組みを彼らは内包しているのです
 
この認知の歪みにはいくつかバリエーションがあります。

1被害者への責任転嫁

「大人とセックスしたがる子どももいる」

「子どものほうから誘惑してきたから、自分はそれに応じただけ」

「暗い夜道をひとりで歩いているのは、触ってほしいサインなんだ」

そもそも性的な知識や経験のない子どもが大人を誘うというのは無理筋です。また加害者は自分の行為を棚に上げて、「被害にあったのは被害者が悪い」と意図的に相手の落ち度にします。第1章で取り上げたオンライングルーミングの事例(2)のように、加害行為の後に自分から金銭を手渡しておきながら、「彼らもビジネスだった」などと自己を正当化して責任逃れをするのも、このバリエーションです。
 
「3歳だと記憶に残らないじゃないですか」
また、これは小児性犯罪者だけでなく痴漢や盗撮、レイプなどその他の性加害でも見受けられるものです。「短いスカートをはいていたから盗撮されても仕方ない」「夜道をひとりで歩いてたから、ちょっとぐらい触ってもいいだろう」などというものです。いずれも被害者はたまたま短いスカートをはいていたり、ひとりで歩いていただけのことです。しかし、加害者の頭の中では、それらが「性加害をしていい理由」に変換され、正当化されてしまうのです。

2無知の利用

「口止めさえしておけば、素直な子はいたずらをし続けても秘密にしてくれる」

「小学校低学年なら何をされているかわからないからいまのうちに触っておこう」

「何をされているかわかっていない、その表情が無性にかわいいんだ」

グルーミングの末、性的な接触をされても「何をされているかわからない」という子どもの知識や経験のなさを逆手に取るものです。
 
過去に私が担当した3歳の女児に加害行為をした元保育士の男性は、逮捕された後、警察署での面会で「3歳だと記憶に残らないじゃないですか。それってWin-Winですよね」と口にしました。

幼い頃の過酷な体験は、それを抱えたままでは生きていけないという理由で記憶が封印されることがあります。しかし、なんらかのきっかけで記憶が蘇る「フラッシュバック」が起こることもあります。当然被害者は、その後とてつもない苦しみを味わうことになります。また、被害を受けた年齢が低いからといって、記憶していないわけではありません。体はトラウマを記憶します。

小児性犯罪者も、自分がしている加害が犯罪行為であることはわきまえています。彼らがもっとも恐れているのは、加害行為が発覚することです。しかし、自分の欲求を充足し、加害行為を続けるためにも自らの考えを正当化し、認知の歪みを強化していくのです。

 

「性加害」問題に対する「何年も前のことでしょ」という指摘が「根本的に間違っている」といえるワケ

 
昨年から、旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による「性加害問題」や、ダウンタウン・松本人志の「性加害疑惑」が報じられ、これまでにないほど「性加害」に注目が集まっている。性加害についての報道があるたびに、必ずあがるのが「何年も前のことでしょ」「なぜ今さら告発するのか」といった指摘だ。

しかし専門家によれば、こうした指摘は「的外れ」だという。特にジャニーズ事務所で起きていた未成年への性加害では、すぐに警察に駆け込むことなど不可能に近い。話題の本『子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か』の内容を特別公開する。

こうして被害者の口はふさがれる
性被害にあった子どもが「あれは被害だったんだ」と認識するまでの時間の長さについて触れてきました。しかし、被害を認識した後もPTSDなどの後遺症や、さまざまな葛藤に悩まされ、周囲の大人や身近な友人に相談できるまでには相当の時間がかかるといわれています。

性被害者支援に取り組む一般社団法人Springによる調査では、「挿入を伴う被害」にあい、家族や友人やパートナーなど身近な人に被害を打ち明けた人は63.5%で、初めて被害を打ち明けるまでかかった年数は平均5~6年だといいます。しかし、これはあくまでも平均値です。最短は1年以内、最長は52年とかなりの幅があることも留意すべきでしょう。3~4割の人は、調査の段階では、身近な人にも被害を打ち明けていない状態だったというわけです。

また、被害にあった年齢が6歳までの場合、身近な人に被害を打ち明けるまでに「11年以上経過している」と回答した人は4割強でした。前述のとおり、子どものグルーミングにおいて特徴的なのは、性加害と口止めがセットになっている点です。
成人女性への性加害でも、「ほかの人に話したら、裸の写真をバラまくぞ」などといった脅迫行為があることはよく知られています。それでも、成人ならば自己の判断で警察に被害届を出したり、しかるべき支援機関につながることができます。しかし、まだ幼い子どもは、被害にあったことを周囲に語るボキャブラリーも乏しく、ましてや自分で被害届を出したり、相談機関を調べることも困難です。

さらにグルーミングでは、加害者は子どもとの信頼関係を築いたうえで性加害に及びます。子どもにとっての「やさしいお兄さん」から、「ふたりだけの秘密だよ」「バレたら別れさせられるよ」「これは愛しているからだよ」と口止めされたり、加害者とあたかも恋愛関係だったかのように思い込まされていることも少なくありません。

「自分だって感じていたのだから共犯だ」
もちろん「これは純愛だ」というのは、加害者の認知の歪みに過ぎないのですが、加害者は子どもの性的な経験の乏しさを逆手に取って、自らの性的な歪んだ価値観を巧妙に埋め込んでいきます。被害者本人の口からも「あれは性暴力じゃないのでは」「あのおじさんは、ああいう愛し方だったんだ」と、加害者をかばうような言葉もしばしば聞かれるのです。

第二次性徴期を迎えた子ども、とくに男児の場合、性被害にあっている最中にも体は生理的な反応を示すケースも少なくありません。勃起や射精をしたり、外部の刺激に対して体は反応してしまうわけですが、これらはもちろん性的同意の証ではありません。生理的な反応と「つらい」「嫌だ」という気持ちは切り離して考えるべきです。
 
子どもは「これは悪いことをされているんだ」とうすうす理解しながらも、体が生理的な反応をしてしまったことで、「ここで快感を覚えてしまう自分はダメな人間なんだ」「実は自分もこういう性的接触をどこかで望んでいたのかもしれない」などと罪悪感を覚えてしまいます。

また加害者は、追い打ちをかけるように「こんな悪いことをしているとママが知ったら、きっと悲しむね」などと子どもに罪悪感を植えつけ、被害者への口止めを強固なものにしていきます。

幾重もの罪悪感でがんじがらめになった子どもは、「自分はきっと悪いことをされていたはずだけど、自分だって感じていたのだから共犯だ」「だから被害を訴えられない(訴えるべきではない)」と考えるようになり、さらには「自分ももしかして望んでいたのではないか」などと自責の念にかられ、被害について口を閉ざすようになるのです。