NHK会長、松本人志さんの性に関する番組出演に「こういう事態予想できなかった」…旧ジャニーズ出演依頼再開は「もう少し確認した上で判断」

 
NHKの番組を観ていると、吉本芸人、旧ジャニーズが殆ど。「民放と全く変わりなくなっている」と感じて、NHKはドキュンメタリー番組以外は殆ど観なくなった。吉本芸人、旧ジャニーズの下品で観るからに不潔な様相にゲンナリしている視聴者は多いはず。昔はもっと品格があったのでは…。アベの知能指数に合わせてしまったNHK??
 
 
 複数の女性に性的行為を強要していたと「週刊文春」で報じられた「ダウンタウン」の松本人志さん(60)について、NHKの稲葉延雄会長は17日の記者会見で、「事態の推移を注視している。本人が活動を休止すると言っているので、(今後の起用について)特段の方針はない」と語った。松本さん側は同誌に対して法的措置を検討しているが、稲葉会長は一般論と前置きしつつ、所属する吉本興業に対しても「事実解明に力を入れていただけるとありがたい」と要求した。

 NHKでは現在、松本さんが出演中の番組はないが、昨年10月、性について考える番組に起用している。放送前から松本さんの出演を疑問視する声があったことを指摘され、稲葉会長は「番組は注意深く作ったが、こういう事態になることが当時予想できなかった」とした。

 民放では松本さんがレギュラー出演する番組は7本。活動休止を受け、各局とも対応策を協議している。
 日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」は、松本さん抜きで放送を続ける。「ダウンタウンDX」を制作する読売テレビは、2月以降も放送する方向で調整中だ。

 朝日放送テレビ制作の「探偵!ナイトスクープ」は、松本さんが務める局長役をレギュラー出演者が代行する。TBSは「水曜日のダウンタウン」「クレイジージャーニー」、フジテレビは「人志松本の酒のツマミになる話」「まつもtoなかい」をそれぞれ放送中だが、両局とも「収録済みの番組は放送する予定。その後は検討中」とのコメントにとどめている。

 一方、吉本興業は週刊文春に対する法的措置について、「今のところ会社としてではなく松本個人で行う予定」とした。提訴の時期は未定という。

◎ またNHKの稲葉会長はこの日の会見で、旧ジャニーズ事務所の創業者による性加害問題をめぐり、後継事務所が窓口となるタレントへの新規出演依頼を再開する時期に言及した。2つの会社の経営の独立性などをポイントに挙げ、「新しい会社と元の会社との関係がクリアでない部分がある。実際どうなのか、もう少し確認した上で判断したい」とした。
 
 

ジャニーズ性加害、誹謗中傷で被害届 当事者の会の石丸さん

 
 
 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」副代表の石丸志門さん(56)が17日、ネット上での誹謗(ひぼう)中傷について埼玉県警に被害届が受理されたと、取材に明らかにした。
 
 石丸さんは14歳で事務所に入所。事務所にいた約3年で、性的な被害は50回以上に及んだという。石丸さんによると、性被害告白後、ネット上で、生活保護や障害年金を不正受給しているといった内容が書き込まれたという。昨年11月に県警に相談に行っていた。

 石丸さんは「これまで耐えていたが、誹謗中傷は犯罪であるということを知らしめるために、被害届を提出することにした。受理されて安心した一方で、当然だと思っている」と話した。今後、刑事告訴についても検討するという。

 被害を告白した人たちへの誹謗中傷をめぐっては、当事者の会代表の平本淳也さんが神奈川県警に刑事告訴したほか、同会の発起人の一人で元ジャニーズJr.の二本樹顕理さん、「Kis―My―Ft2」のメンバーだった飯田恭平さんがそれぞれ警察に被害届を出している。(島崎周)