3人目女性が「福岡の一夜」を証言 バスローブの松本人志が「ちょっとエッチな気分になってきたんやけど」“5000円でバイバイ”女衒役のM-1王者「もう呼べる女の子いないよ」

 

 

〈 《活動休止発表の松本人志》告発者A子さんは「裁判になったら証言台で説明します」 松本 〈とうとう出たね。。。〉に専門家は「まさにセカンドレイプ」 3人の女性が新証言・恐怖のスイートルームは大阪、福岡でも行われていた! 〉から続く

 昨年12月27日発売の「週刊文春」が報じた「 松本人志と恐怖の一夜『俺の子ども産めや! 」。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が「スピードワゴン」の小沢一敬(50)に女性を集めさせ、東京・六本木にあるグランドハイアット東京のスイートルームで飲み会を開催。

 

福岡でも行われた松本への性接待
 参加者のA子さんに対し、松本が「俺の子ども産めや!」などと性行為を迫った様子を証言とともに詳報。さらに別の飲み会に参加し、同様の経験をしたB子さんの証言も掲載した。

 記事掲載後、松本と接点をもった女性たちの証言が続々と寄せられた。彼女たちの証言で浮かび上がるのは後輩芸人が松本に女性をあてがう“SEX上納システム”の全容だ。松本への性接待は東京だけで行われていたわけではなかった。 

 2015年11月14日から不定期に計9回、放送されたバラエティ番組「福岡人志、」(福岡放送)。福岡県を訪れた松本がお笑いコンビ「パンクブーブー」の黒瀬純らと共に、ノープランで街中を観光する人気番組である。

 2016年7月2日の第3回放送の収録が行われたのは、同年6月6日のことだった。松本が福岡を訪れる数日前、福岡市在住のC子さんは、友人女性から「黒瀬さんの後輩芸人と、みんなで飲み会をしよう。VIPも来る」と誘われたという。

 

「だから俺は素人と結婚したんや」
 当日、C子さんと友人、後輩芸人の3人で待ち合わせ、歓楽街の居酒屋に向かった。そこで彼女たちは初めて「VIP」が松本であることを知らされる。

「その日、松本さんは別の女性を宿泊先の部屋に招き、黒瀬さんが接待をしていたそうで、私たちは長時間待機させられました。2軒目に行った中洲のバーで後輩芸人が『今日はもう遅いから(松本との)飲み会はないかもしれんなぁ』と言っていたのですが、その矢先に彼が『黒瀬さんから連絡がきた!』と言い始めました」(C子さん)

 福岡屈指の高級ホテルであるグランドハイアット福岡。3人を出迎えたのは09年M-1王者の黒瀬である。上階にある1泊約20万円の「グランドエグゼクティブスイートキング」に向かう最中、彼らから「松本さんがいるとは知らない感じで部屋に入ってね」と念を押されたという。

「松本さんは私たちのような素人に『わー!』と驚かれるのが好きなのだそう。部屋に入ると、松本さんはTシャツにジーパン姿で『おう、入り』と。テーブルには缶チューハイや葡萄などが置いてありましたが、松本さんたちは酔っ払っていなかった」(C子さん)

 太鼓持ちに徹し、場を盛り上げていたのは、黒瀬と後輩芸人。夜が更けるにつれ、場の雰囲気は妖しくなっていった。

 女性陣に自慢の大胸筋を触らせた後、松本は結婚について次のような持論を展開した。

「有名人と結婚して不倫すると奥さんや相手の事務所にも迷惑がかかる。だから俺は素人と結婚したんや。有名人と結婚したら遊べへん。有名人と結婚する人は凄いわ」

 深夜12時を過ぎた頃、声を張り上げたのは黒瀬だった。

 

寝室でバスローブに着替えた松本に迫られ…
「松本さん、そろそろ決めましょう!」

 黒瀬はC子さんを隣の寝室に呼び出し、彼女の腰にしつこく手を這わせながら迫った。

「松本さんが2人きりになりたいって言ってるんだけど、どうかな」

 C子さんが振り返る。

「その瞬間、私は心の中で『あぁ、やっぱりそういうことってあるんだ』と思い知った。でも、ここまで来てしまった以上、後戻りはできない雰囲気でした。2人きりになることを了承すると、私と松本さん以外のメンバーは『じゃあ、僕らはいったん出ますね』と部屋から出て行きました」

 寝室でバスローブに着替えた松本は、「ちょっとエッチな気分になってきたんやけど……」と、C子さんに迫って来るのだった。

「キスの後、抱き寄せられて性行為に。30分ほどの行為の後は、別々にシャワーを浴びて、リビングで5分ほど談笑しました。(松本は)黒瀬さんに連絡を入れたのか、彼らも部屋に戻ってきた。それから間もなく、黒瀬さんはチャックの付いた小さなポーチの中から『タクシー代』と言って、5000円を差し出してきました。それを受け取ると、松本さんたちは『じゃあバイバイ』と。それを聞いたとき『松本さんって、いつもこんなことしてるんだ』と、心底、虚しくなりました」(C子さん)

 福岡における性接待は、これが初めてではない。2015年11月の第1回放送の収録後、黒瀬は知り合いの女性を手配し、松本に“上納”している。地元の会社経営者が証言する。

 

「あの日、うちで働いている複数の女性が黒瀬さんに呼ばれ、松本さんが泊まっていたスイートルームに行きました。その際、彼女たちは黒瀬さんの後輩芸人から『松ちゃんに選ばれたら性の接待があるよ』と伝えられていた。厳戒態勢で『携帯電話の電源を切れ』とか『携帯は持ち込むな』と言われたそう。最終的に松本さんは大勢の女性の中から一人の子を選び、肉体関係を結んでいた」

直撃取材に黒瀬は…
 約3カ月ごとに訪れる「福岡人志、」の収録。当日夜に行われていたのは、黒瀬ら後輩芸人たちによる選り取り見取りの性接待である。彼らは周囲に、アテンドの苦労を次のように口にしている。

「松本さんが福岡に来るたび“接待”をしなきゃいけない。しかも、毎回新しい女の子を集めなくちゃいけないんだけど、正直もう呼べる女の子いないよ」

 1月7日、「沼津ラクーンよしもと劇場」のライブに出演するため、沼津駅を訪れた黒瀬を直撃取材した。

――黒瀬さんすみません。週刊文春ですけど。

「はいはいはい」

――福岡で「福岡人志、」の収録後に、黒瀬さんが女性たちをアテンドして、性接待をさせていたという話があります。

「ああいや、そんな全然」

――女性たちと松本さんと飲み会はされましたか?

「ああいや、全く。全然そんなんやってない」

――2016年6月、グランドハイアット福岡に松本さんが泊まっている際、後輩芸人が女の子を連れてきて、黒瀬さんが迎えに行った?

「ちょっと劇場の出番なんで、ちょっと」

――松本さんがいるベッドルームに行くように女性を促した?

「出番があるんで」

――女性を紹介したことは?

「そういうことはない。ちょっと、僕からこういうことをどうのこうの言うことっていうのはできないと思うんで。すごい大きな問題なんで、僕がここで個人的なことは……」

 吉本興業に対し、松本の“性接待”について改めて質問状を送ると、回答はなく、次のような連絡があっただけだった。

「貴誌前号に対して名誉棄損による訴訟提議を予定しております。本質問状にあるような事実を記載して、新たに名誉を棄損する記事を発売されるのであれば当然に法的措置を講じるので、その旨予告します」

◇◇◇

 現在発売中の「週刊文春」および配信中の「 週刊文春 電子版 」では、後輩芸人による松本への“SEX上納システム”について3人の女性が新たに証言。大阪のリッツカールトンで開かれた飲み会、芸人・たむらけんじによる「たむけんタイム」、A子さんの松本への反論なども報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春)

 

 
Xを通じてコラムニスト・小田嶋隆氏のコラムを紹介したブログに行きついた。
http://takoashi.air-nifty.com/diary/2020/06/post-3a5e97.html

 
『人志松本のすべらない話』でネタとして千原ジュニアが木村祐一と女性を交えての食事後、木村のマンションに。そこで性的関係を迫った。拒否した女性にカチンカチンに凍った鶏肉のカタマリを木村が投げつけた。
 
「お互い大人ですから」「深夜の一時二時に部屋にあがるワケですから」と千原は続け、「そんなつもりで来たんじゃない」と言い出した「非常識な」女性をみんなで笑いものにした。床を転げるチキンの擬音と描写が更に笑いを誘う。
 
恐怖でヒールがなかなかはけない女性。そこにまた冷凍チキン。エレベーターホールで焦る女性にまた冷凍チキンを投げつける。あきらめ階段で逃げる女性。そこにも冷凍チキンが投じられる。
 
男性のお笑い芸人が松本を中心に笑い転げる。それどころかゲストの女優も笑い転げる。
 
笑いの暴力性。同調の強制空間。しゃべる芸人はTVの視聴者に向けてしゃべってはいない。松本人志に気に入ってもらえることで必死だ。松本は暴力の主催だ。
 
小田嶋氏は「一番不思議なのは、この話を「オンエア可能」とした放送局の人間の判断だ。」と。
 
「この話をゴールデンのテレビで流したことの影響だ。」 
 
「だって、時効ではあっても、レイプまがいの、傷害未遂ですぜ。それを武勇伝みたいに話して、おまけにそのムゴい話で笑いを取ろうとしている。こんなものをゴールデンで流して無事で済むと、彼らは本当にそう思っていたのだろうか。」
また、「バウバウ」拍手、盛り上げの歴史、効果、現在の分析が鋭い。
今回の松本人志問題を考えるうえで貴重なコラム。
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NHKは大丈夫か?
「あさイチ」のMCを務める華丸・大吉。
「チコちゃんに叱られる」のぬいぐるみのコメントを担当しているという木村祐一。
NHKはだんまりを決め込むのか??

 

松本人志さんが週刊文春を名誉毀損で提訴…勝訴なら損害賠償は過去最高額級に?【「表と裏」の法律知識】

 
 
【「表と裏」の法律知識】#217

2024年に入るや、能登半島地震が発生し、羽田空港で日本航空機が海上保安庁の航空機と衝突し、炎上するといったニュースが飛び込んできています。

その中でも、今、メディアを騒がしているのは、ダウンタウンの松本人志氏の性加害疑惑といってよいでしょう。この問題は、23年の年末の「週刊文春」による「松本人志と恐怖の一夜」と題した特集から始まりました。現在、松本人志氏は芸能活動を休止することを宣言。さらに、週刊文春に対し名誉毀損を理由に損害賠償を求める訴訟を提起するものとみられています。松本人志氏の裁判ともなれば、多くの方が裁判の傍聴を希望するため、傍聴席が足りず、高倍率の抽選となるのではないでしょうか。

名誉毀損を理由とする慰謝料は、通常、数十万円から100万円程度になることが多く、加害者への制裁となるような高額な賠償が認められていないのが実情です。もっとも、松本人志氏は7本のレギュラー番組などを抱えていたわけですから慰謝料だけでなく、今回の記事によって、番組やCMの出演を取りやめざるを得なくなったとして多額の営業損害なども請求するでしょう。その額は、過去最高額級になるかもしれません。

この裁判で文春の責任が認められるか否かは、記事の内容が真実であるか否か、また、記事にした内容を真実だと信じるのが相当といえる程度に週刊文春側が取材を尽くしたといえるか否かによることになります。

この事実関係を明らかにするために、松本人志氏本人、性被害を受けたと主張している女性、松本人志氏と共にいたとされる芸人の方々ら相当多くの方が、証人として裁判所に行くことになると思います。

ところで、このトラブルでは注意しなければならないことがあります。それは、性暴力被害を告発した人がネットなどで特定され私生活が暴かれたり、誹謗中傷されるといった2次被害の問題です。こうした2次被害の加害者も刑事罰を受け、また多額の賠償請求を受ける可能性がありますから、何げない投稿やリプライなどには常に気をつけなければなりません。

(髙橋裕樹/弁護士)
 

 

野村修也氏、生放送で松本人志が「週刊文春」を「民事提訴」した場合の争点を解説…「松本さんは何を主張するのか…裁判の様相が変わる」
 
野村終也は維新の応援団。テレビのコメンテーターとして真面目な顔をして「嘘と誤魔化し」に徹する。松本人志の事件には心痛める一人か?万博の宣伝マンに使いたかった、松本人志をとおして吉本のお笑い芸人を大いに利用したかったのに…内心はぎしりしてんんでは?この問題はジャニーズ問題、五ノ井さんの性被害と同じ大問題。人権擁護の立場でこの松本人志問題をみなければならない。野村はこの事態になってもこんな呑気なことを言っている。
 
 
 
 
 テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜・午前5時50分)は14日、「週刊文春」が報じているお笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志についての「性的行為強要疑惑」を報じた。

 番組では、松本が今回の報道を受け裁判に「注力したい」ことを理由に8日に芸能活動休止を発表したことを伝えた。さらに松本が務める「大阪・関西万博」のアンバサダーの休止が浮上するなど各方面での様々な影響を伝えた。

 コメンテーターで弁護士の野村修也氏は今回の報道で松本が民事提訴した場合の争点を「文春側が何を報じたのかということについて単に女性の証言をそのまま報じたんだと、これはちょっと、なかなか通りにくい論理だと思う」とし、「あるとすれば(松本が)性的な行為に誘導した。あるいは性強要があった、ということを報じたことになれば、それだけですと名誉毀損(きそん)になりうる報道なんです。ただ、これが公共性があって公益性があって真実相当性があったという、この要件がそろえば、報じたことが名誉毀損には、ならないということがあるのでそこが裁判の争点になるわけです」と解説した。
 
 続けて「じゃあ松本さんの方は何を主張するのかということなんですけど」とし、「基本的にパーティーそのものがなかったと言うのか、性的な行為がなかったと言うのか、それとも性的な強要がなかったと言うのかによって随分、裁判の様相が変わってくるということがあると思うんです」と解説しながら「それらについては、かなりの証拠を集めていろいろ議論しなきゃいけませんので、およそ2年ぐらいは民事裁判かかるのではないかと思います」と指摘していた。
 
 

 

 

松本人志「性加害疑惑」の陰で…渡部建・袴田吉彦のほうが「マシだった!」と錯覚する人が「続出する理由」

 

 
 昨年末、『週刊文春』で女性への性加害疑惑が報じられた、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60歳)。生々しく女性に迫る様子が伝えられると、世間はそれに驚愕した。
 
 するとここにきて、意外な動きが見られる。過去に「ゲス不倫」が報じられた芸能人のほうが「まだマシ!」との声が聞こえてきたのだ。


渡部よりも“ゲスい”!
 昨年12月27日に発売された『週刊文春』で、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(60歳)による女性への性加害疑惑が報じられた。お笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬(50歳)らに、飲み会と称して女性たちを集めさせ、肉体関係を迫ったとされている。

 松本の性加害疑惑の一方で、昨年報じられた相方の浜田雅功(60歳)の不倫報道も再び注目を集めている。だが、前編でお伝えしたように、女性へのふるまい、その様子には圧倒的な差があり、松本と浜田とでは明暗が大きく分かれた。

 浜田の不倫報道時に引き合いに出されたのが、このところようやく地上波に復帰したお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(51歳)だ。2017年、女優の佐々木希(35歳)と結婚した渡部は、数多くの番組MCを務め、グルメタレントとしても一定の地位を築いていた。そんな「超勝ち組男性」として注目されたのもつかの間、2020年に不倫報道が出ると、状況は一変する。芸能ジャーナリストが話す。

 「渡部さんは、佐々木さんとの交際中から複数の女性と肉体関係を持っていたといいます。女性を殺風景な個人事務所の部屋に呼び出し、行為はたった15分。シャワーも浴びさせずに1万円を渡して帰していたことや、あろうことか六本木ヒルズの地下駐車場の多目的トイレ内でもわいせつな行為をしていたことが報じられ、大問題になりました」

 そんな渡部よりも、いま、松本は”ゲスい”と言われているのだ。
 
 
恋愛感情はあったのか
 「浜田さんは、渡部さんとの違いについてSNS上で比較され、『渡部より全然マシ』とされていましたが、今回の松本さんの行為は『渡部よりも悪質』と言われています。

 『渡部は佐々木希という本命妻がいたから、他の女性を大切にしなかった』『松本は4、5時間拘束されて1万円も貰えない。15分で1万円ってめちゃくちゃ良心的』などといった声も上がり始めています。

 もちろん、渡部さんも相手の女性を傷つけ、大切に扱わなかった点では、決して許される話ではありませんが」(前出の芸能ジャーナリスト、以下「」も)

 悪質さといえば、松本と同じ吉本興業所属のお笑い芸人、天竺鼠の瀬下豊(44歳)が思い出される。

 「妻子ある瀬下さんは、20代半ばのA子さんのほか、複数の女性たちと不倫していたことが2022年に明らかになりました。中には不倫関係の末、妊娠した女性もいましたが、瀬下さんは『堕ろしてくれ』『俺に家族がいるのを知っていて不倫したお前も悪い』などと迫り、中絶させたそうです。

 瀬下さんのしたことは決して許されませんが、女性側に恋愛感情があるかないかは大きい。その恋愛感情を弄んだことは大問題ですが、相手が誰かもわからないままホテルに連れてこられ、その場で性行為を迫られたとされるケースとの違いは大きい」

「不快」というより「恐怖」
 不倫報道当時、ゲス呼ばわりされたのは、俳優の東出昌大(35歳)だ。NHKの朝の連続テレビ小説で共演した女優の杏(37歳)と2015年に結婚、前述の渡部同様、「格差婚」が話題となった。だが、2020年に若手女優との不倫が報じられ、さらに杏へのモラハラも発覚、同年8月に離婚した。

 一方、同じ不倫報道があってもその人気を巻き返したのは、タレントの袴田吉彦(50歳)と原田龍二(53歳)かもしれない。袴田はアパホテルで不倫相手の女性と密会していたことから「アパ不倫」、原田は自家用車の中で複数の女性と関係を持っていたことから「4WD不倫」というキーワードが一時話題になった。

 「袴田さんも渡部さんも報じられた当時、世間からは『アパ不倫』『多目的トイレ不倫』などと相当な批難を受けました。ところが、今回の松本さんのケースによって、不思議とそれ以前に伝えられた不倫報道のほうが『まだマシ! 』だったと錯覚してしまう。

 その理由は、何か。それは、これまでの芸能人の不倫報道には不快感を覚えましたが、松本さんの報道で感じられたのは、『不快』というより、芸能界における立場や地位を笠に着た言動に対する『恐怖』だからではないでしょうか。

 さらに、不倫が報じられた時の対応の仕方もこれまでの人たちと全く違いました。相手女性をさらに貶め”セカンドレイプ”ともとれる記事を引用して、《とうとう出たね》と投稿するなど、傷付いたと訴える女性をさらに踏みつけようとしています。

 アテンダーとされるスピードワゴンの小沢さんや後輩芸人だけに罪を押し付けて幕引きにするのだけはやめてほしい」

 昨年、還暦を迎えた松本は同年9月に放送された『ダウンタウンDX』(日テレ系列)の中で、タレントの今田耕司に「松本さんが本当に幸せだ! と思う瞬間は?」と問われ、こう答えていた。

 「やっぱり娘じゃない?」

 その言葉が空虚に思えてならない。

 週刊現代(講談社)
 
 

まるで「裸の王様」…!事務所に対し「ギャラを上げろと」…!松本人志「休止宣言」のウラにあった「吉本興業での孤立」

 
テレビ局員も平身低頭
 「ゲストを出演させる際にお伺いをたてるのは当たり前、局から帰るときには幹部局員とスタッフ総出でお見送りするなど、テレビ業界においては絶対的な王様でした。今回の発表の仕方を見ても、現場のことなどどうでもいいと思っているのでしょう。さすがに局員からは、『いくらなんでも』という怒りの声があがっています」(日テレ関係者)
 
 1月8日、吉本興業が松本人志(60歳)の活動休止を発表した。あまりにも唐突だったが、ふたを開けてみれば、1月10日発売の『週刊文春』が、松本によるさらなる性加害を報じるのをうけてのことだった。

 「番組プロデューサーに吉本から連絡があったのは、発表の直前。休止の理由や期間すら不明でした。そのため、今後の収録をどうするのか、具体的な方針も立てづらい。

 吉本サイドから『(松本の)代役を……』という打診はありますが、局側の対応は決まっていません。松本クラスの知名度がある芸人となると明石家さんまくらいですが、それでは番組そのものが変わってしまう。代役として現実的なのは、『千鳥』の二人や『麒麟』の川島明といったあたりですが、放送そのものを見送る可能性もある」(同前)

 今回の活動休止宣言には、実は吉本もとまどっている。休止は松本が独断で決めたことだったからだ。

もうやってられるか
 「1月4日放送の『ダウンタウンDX』でACジャパンのCMが流れたことからも明らかなとおり、昨年末の文春の第1弾ですでにスポンサーは撤退の動きを見せていた。現場には番組継続は難しいかもという空気感が流れ、松本さんにも漏れ伝わっていました。

 そんなところに文春の第2弾があり、突然本人が休止すると言い出したんです。『裁判に注力する』としていますが、『もうやってられるか』という投げやりな気持ちもあったんでしょう」

 タレント本人と会社が話し合いをし、関係各所に事前に通達するのが、不祥事が起きた際の芸能界における一般的な流れだ。しかし、相手が松本人志となると事情は違う。
 
吉本経営陣との溝
 「昨年5月、松本さんの最大の理解者だった大崎洋前会長が会社を去った。これにより、松本さんと対等に話せる人間は社内にひとりもいなくなりました。岡本昭彦社長と藤原寛副社長は元ダウンタウンマネージャーとして出世を遂げましたが、力関係では完全に松本さんが上。一連の報道について、松本さんに進言や忠告ができる人間は皆無でした」

 経営陣と松本のあいだで溝が深まった背景には、こんな事情もある。

 「昨年の夏ごろ、松本さんが吉本の幹部に、『中堅芸人のギャラを上げてくれ』と要求したそうです。後輩芸人の声をうけてのことだったんでしょう。これを幹部は渋った。この一件により、経営陣と松本さんの溝が深まってしまった」(同前)

 報道によると、松本に女性をアテンドしていたのは、「パンクブーブー」のツッコミ・黒瀬純やたむらけんじといった、吉本の後輩たちだったという。松本への性接待を女性に持ち掛ける様子は醜悪そのもので、吉本という会社全体のイメージを著しく悪化させたことは間違いない。

 「すでにスポンサーは、『吉本芸人』というだけで難色を示し始めています。松本の番組が4月改編期に打ち切りになるだけでなく、吉本芸人がバラエティから追放される可能性もある」(前出・日テレ関係者)

 「裸の王様」とともに、吉本は沈没してしまうのか。

 「週刊現代」2024年1月13・20日合併号より