二階派「裏金1億円プール」報道…統一教会問題で「自民党はビクともしない」と発言した二階元幹事長、いまは内心ビクビク?

 

 

自民党の政治資金パーティーをめぐる裏金問題。自民党は1月11日に「政治刷新本部」の初会合を開き、岸田文雄首相は「自民党は自ら変わらなければならない」と断固とした口調で語ったが――翌12日には「二階派のプール金1億円か」と報じられ、変わるきっかけをつかむどころか、事態はますます泥沼化している。

「二階派には、パーティー券収入のノルマ超過分1億円以上を議員側にキックバックしていた疑いがあります。こちらは収支報告書への未記載が問題となりますが、さらに、派閥側に売上を納めず、議員本人がプールする “中抜き” も1億円ほどあるとみられるのです。

2つをあわせると、収支報告書に記載のない裏金は5年間で2億円を超えると目されています。東京地検特捜部に任意の事情聴取を受けた二階派会長の二階俊博元幹事長、平沢勝栄元復興大臣ともに、収入の一部を派閥側に納めていなかった可能性が指摘されています」(政治担当記者)、

《プールって私腹を肥やしたって事でしょ?》

《自営業だが10万弱の経費についてお尋ねがあり認められないと追加の税金とられたよ 国会議員こそ1円もそういうズルはいけないでしょ 本当に納税してるのが馬鹿らしくなる》

など怒りの書き込みが多く寄せられている。

外堀が徐々に埋められている印象だが、二階氏の動向や発言は伝わってこない。せいぜい談話として「事実関係をよく調査して、適切に対応する」といった発表がされている程度だ。

「1月6日、二階氏の地盤である和歌山県で、自民党県連主催の年賀会が予定されていました。会そのものは政治資金パーティーではありませんが、疑惑を受け、中止となりました。そのため、二階氏が公の席に出るのは、1月26日の通常国会召集のときだと思います」(同)

二階氏といえば、これまで数々の「修羅場」をくぐり抜けてきた人物。鋭い目つきと、相手に反論を許さない強い口調は永田町で類を見ない。

「昨年、自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係が明るみに出たとき、自民党は世間から大きな批判を浴びました。

そのさなか、二階氏は講演で、自民党議員が教会のイベントに祝電を送ったことについて、『「電報を打ってくれ」と言われりゃ、打つんですよ。「応援する」と言われたら「よろしくお願いします」は合言葉。モノを買いに来てくれたら、「毎度ありがとうございます」と商売人が言うのと同じ』と発言。

さらに『(この問題で)自民党はビクともしない』と言い切りました。SNSではこのときの報道が拡散しており、《二階はビクビクしてます。二階だけじゃなくて自民党全議員ビクビク》などと揶揄されています」(同)

二階氏の口癖は「われわれ議員は、選挙より大事なものはないんです」だ。そのために裏金は必要だったのか――早急な全容解明が待たれる。

 

 

関係者への取材で、「中抜き」が、安倍派の事務総長も務めた下村博文元文科大臣側におよそ500万円、丸川珠代元五輪担当大臣側にもおよそ700万円あることが新たに分かりました。

安倍派所属 丸川珠代 参院議員
「(Q.ご自身はキックバックや裏金、中抜きはあったんでしょうか)…」

丸川氏は、JNNの取材に答えませんでした。

JNNは改めて、下村氏・丸川氏側に書面で取材を申し込みましたが、期限までに回答はありませんでした。

 

 

 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件について、TBSがノルマを超えた分を派閥に納めない「中抜き」が、最大派閥安倍派(清和政策研究会)の下村博文元文科相や丸川珠代元五輪相側にあったと報道。ネット上では「丸川珠代」などの関連ワードがトレンド入りし、かつて丸川元五輪相が発した「愚か者め!」の言葉がブーメランとなって飛びかった。

 TBSの独自報道によると、安倍派のパーティー収入の一部が議員側にキックバックされ政治資金収支報告書に記載されなかった裏金は5年間でおよそ5億円。それとは別に約8000万円が中抜きされ、下村元文科相側に約500万円、丸川元五輪相側に700万円あることが新たに分かったという。丸川五輪相は記者の取材に無言を貫いた映像も紹介された。

 丸川元五輪相は2010年に、子ども手当を推進する当時の民主党政権に対し「愚か者めが」「このくだらん選択をしたばか者ども」などと激しいヤジを飛ばし、昨年1月に「反省すべきは反省したい」と述べている。

 X(旧ツイッター)では「丸川珠代! お前もか! この、愚か者めが!」「特大ブーメランで自分自身が本当の『愚か者』なんでは?」「『愚か者めが』の真意は、『法律を守ってたら裏金は作れるか、愚か者めが』だった」「今こそアンタの決め台詞の出番だぜ! この愚か者めが!!!」「中抜き型の裏金は政策活動費という言い訳が通じないし、そもそも使途不明金だから脱税でアウトじゃね?」などと厳しい声があふれた。

 

 

【独自】安倍派で複数の閣僚経験者が「中抜き」か 自民党「裏金」事件

 
 
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、ノルマを超えた分を派閥に納めない、いわゆる「中抜き」が、安倍派の下村博文元文科大臣や丸川珠代元五輪担当大臣ら閣僚経験者の側にもあったことが分かりました。

安倍派をめぐっては、政治資金パーティーの収入の一部が派閥側から議員側にキックバックされ、政治資金収支報告書に記載されず、過去5年間でおよそ5億円が裏金になっていた疑いがあります。

このキックバックとは別に、ノルマを超えた収入を派閥に納めず、議員側が手元で管理していた「中抜き」が、少なくともおよそ8000万円あることが分かっています。

その後の関係者への取材で、こうした「中抜き」が、安倍派の事務総長も務めた下村博文元文科大臣側におよそ500万円、丸川珠代元五輪担当大臣側にもおよそ700万円あることが新たに分かりました。

安倍派所属 丸川珠代 参院議員
「(Q.ご自身はキックバックや裏金、中抜きはあったんでしょうか)…」

丸川氏は、JNNの取材に答えませんでした。

JNNは改めて、下村氏・丸川氏側に書面で取材を申し込みましたが、期限までに回答はありませんでした。

安倍派では、「中抜き」が10数人の議員側で行われていて、東京地検特捜部は、収支報告書に記載しなかった経緯などを調べているものとみられます。