「支え合う思想」によって、優性思想やファシズムに対抗

 

橋下徹の天才的「ウソとペテン」それに続く小者たち、吉村は目を泳がせながら「ウソとペテン」を言い続けている。維新と決別

の時が今なのだ!内田樹さん大いに語った。万博は失敗します!

 

 

● 平然とウソがつける。これ、よくわかります。橋下はプロですわ。テレビ討論などウソをついても平然としている。吉村は目が泳ぎよる。橋下のレベルまでいけてない。記者会見でちょっと万博の話をされたら、目が泳いで不機嫌になる。やっぱり橋下は、検事さん「プロ級の嘘つき」です。

 

で、皆その「マナー」を学んでいて、論理矛盾を突かれたりたり、食言をとがめられたりしても痛くも痒くもない。崩てるのは「知性的な人間、論理的な人間と思われたい」と思っている人。逆に彼らはそう思われないこtでポピュリズムを獲得しているわけだから。

 

●その場その場で勝てばいいだけ。

 

そう、「あんたの言ってこと間違っていますよ。もっと勉強してください」などと、パッと強行突破してその場をなんとかつくろえば、後でウソついていたことがバレても、もうどうにもならないんです。

 

●記者会見でも、そうですが。「対策があるのか?」と逆質問して追い詰めたりする。

 

麻生太郎もそうだけど、「〇〇について、あなたご存知なのか?こんなことも知らない人間が質問するな」ってね。この論法をよく使いますが、とにかくその場しのぎで、いろんなことを言うが一貫性がない。この一貫性がないことを、戦略的に採用しているのです。次から次と、その場その場で言い続ける。それが自分たちの人気の秘密だということを知っている。

 

●橋下や松井は記者会見で、気に入らない記者を吊し上げげるんです。それを他の記者が見てますから、怖いじゃないですか。なので、まともに質問できなくなっていく。

 

ヤクザのやり方なんです。ヤクザは相手が複数のときには、絶対に「お前ら」とは言わない。「お前!」と個人を名指しする。

 

●一番気の弱そうな人?

 

集団の中の個人を捕まえて、「今、俺にバカヤローって言っただろう?」「いや、違います」「じゃあお前か!」「違います」。一人ずつやっていくんです。

 

●なるほど

 

100人いても、みんなが「違います」と言って、じりじり下がっていく。僕(内田樹さん)は一度、ヤクザがそれをやっているところを目撃しましたが、「うまい!」と思わず膝を打ちました。こうやって分断していくんだ、と。けっこうみんな、エゴイストだから衆を頼んではいあmすが、バラバラに個人で「お前、名前なんていうんだ?」「ぶっ殺してやるぞ」と言われたら「すみませんでした」と引っ込んじゃうんです。

 

●大手メディアの記者たちは優等生が多い。よけいに縮みあがりますよ。そんなことに慣れてないから。最近はMSB(毎日放送)が松井にやられています。カジノ賃貸疑惑で頑張ったから。松井の吊し上げを見た朝日放送、読売放送などは縮こまるんやろなー。

 

ヤクザのやり方なんですが、プロですよ、よく知っています。昔なら日陰者の人たち、裏街道を行くような人たちがのテクニックを、全面に持ってきたというのが維新ですよ。

 

●ある意味、橋下は天性のものを持っていたんでしょうね。

 

僕は天才だと思います。

 

若さとイメージ戦略の選挙戦に、実力や見識はいらない

 

●橋下のやり方をまねて、松井や吉村が同じことをしています。今は横山英幸や藤田文武が。

 

だんだん小粒になって。

 

●目が泳ぐ、ムキになる、訴えてやる(笑)。

 

本格的なヤクザ、みたいな人はいなくなってきました。

 

●橋下は暴言をいっぱい吐きます。たとえば「従軍慰安婦は仕方なかった」。沖縄の米軍に対して「風俗を利用してください」などもそうですが、御堂筋のビルの高さ制限を緩和したときに「社長のみなさん、ここにタワマン建てて、愛人でも囲ってください」、彼の中には強い男に媚びる&どす黒い女性差別意識があります。「橋下さんに入れる」と言っていた女子学生、こんな発言を聞いて、どう思うのかな?

 

そういう男が好き、ってあるんです。

 

●確かにお金を搾り取られても、暴力をふるわれても、ヤクザについていってしまう女性はいますけどね。

 

神戸女学院ってお嬢さん学校なんだけど、連れてくる男性って、思わず目をつぶってしまう男性がけっこう多いですよ(笑)

 

●「維新政治塾」があるんです。選挙になるとその中から立候補者が出てくるんですが、かってアナウンサーだった女性や、弁舌さわやかなお兄さんなどが選ばれている。総じて若いんです。逆に自民、公明、共産って、かんり年を取っている。何期も県会、市会議員をやっている現職が中心なるから。パッと候補者のポスターだけを見ると、維新は若くて、爽やか。こうしたイメージ戦略にも、やられていませんか?だって、昨今は有権者の選挙に対する熱意が落ちてしまって、「何となく決める」人が多い状況。ただ若い、美人だ、カッコいい、だけで決めてしまいそうですし。

 

そのあたりも賢い。政治的実力とか見識なんていらない。ロボットだから。以前、維新の幹部が「当選した議員に対して、個別的なインタビューはやめてくれ」と言ってたでしょう。執行部がしゃべるから、個人には聞くな。独力では地方議員にも国会議員にもなれないんだけど、党の力があれば、維新の名前だけで当選できる。それによって非常に高い地位と収入が得られる。就職先としてはすごくいいわけです。

 

●商売やと思っているんです。当選し、議員になれば年収1千万円以上。ちょっと見栄えのいいお兄さん、お姉さんが、たくさん「政治塾」から出ている。

 

すごく賢い「キャリア」です。何も要求されない、ただ「はい、はい」と幹部に言われたとおり動いていればいいわけです。頭を使う必要がない。

 

●大切な議会が、そんな市議会、府議会議員によって多数を占められている。住民にとってはたまったものじゃないよ、議会が議会でなくなっていく。

 

維新の人たちって、ネゴシェーション、交渉が出来ないでしょう。一人ずつ、実現したい政治的な目標があるわけないし、信念があるわけでもない。組織とか地盤があるのではなく、みんな陣笠です。永遠の陣笠。自分にとって政治的な信念があると「今回は、ここを譲ってくれない?」「その代わり、次はこれを通して」などのやりとりが地方議員のレベルでもある。でも維新のレベルだと、交渉ってできないと思います。

 

 

「道頓堀プール」と同じ失敗の道を歩んでいる大阪万博

 

●残念なことに関西で、とくに大阪で、そんな維新議員が圧倒的な数を占めてしまいました。だからこの数年間、いけいけドンドンで、万博とカジノに突っ走ることができていた。しかし、ここへ来て、「大阪万博はオワコン、無理だ」というのがバレてきた。

 

むりだと思います。実現しない可能性が高い。

 

●無理やり強行したら、めちゃくちゃショボい万博。

 

ショボいし、危険な万博。まず、たどり着けない。

 

●橋とトンネルだけ。大雨降ったらトンネルが水没して帰ってこれない

 

トイレがない。すごく使い勝手の悪いところ、地盤がグチャグチャで。

 

●カジノをやりたいがために、万博を無理矢理誘致して。

 

カジノみたいな高給施設が、はたしてできるのか?あの地盤で。

 

●カジノ業者が逃げるかもしれません。夢洲の真実がわかったら「投資できない」と。

 

だからIRもできないんじゃないかと思います。

 

●はい、ビルを建てたわ、地震が来たわ、液状化したわ…。

 

南海トラフ、30年以内にくる確率が70%ともいわれてます。普通に考えたら、あんな地盤の悪いところに、お金をかけてモノをつくるって、やりませんよ。

 

●30階、40階のビルは重ぃので、ズブズブと沈みますし。

 

万博もあと1年半ではできない。万博にならずに「日本博」。あと2,3の国が、たとえば韓国は来るらしいので、「3国博、4国博」。殆ど客はこないでしょう。

 

●入場料7500円ですから。

 

誰も払わないので、今は企業が買わされています。それで一部上場の企業関係者に聞いたら、チケットを社員に売るそうです。「配るの?」と聞いたら、「そんなの、売るに決まっているじゃないですか」。

 

●社員もたまったもんじゃないですよ。

 

ノルマは一人5枚だ、とかね。

 

●3万円以上の出費、かわいそうに。一連の、はちゃめちゃな万博騒動で、維新にかなりの逆風が吹き始めているようです。お祭り資本主義、つまりはヤクザ的な、イベント頼みの行政に対する矛盾が噴出しているのではないでしょうか。

 

みなさん忘れてるかもしれませんが、たとえば「道頓堀プール」がありました。

 

●はい、俵屋太一が提案してた。

 

2012年でしたが、「大阪10大名物」というのをぶち上げて、そのときの目玉が「道頓堀プール」。最初、2キロのプールをつくるって言っていました。

 

●道頓堀川にビニールの巨大な袋を浮かべてね。

 

大阪の新名所にする。この経済効果が「東京オリンピックを超える」。何兆円かの効果だ、と。それがすぐに2キロが800メーロルに縮んで、最後は80メートルのプールに縮んだんだけど。それでもお金が集まらず、結局は流れた。それが2014年頃。そのときに「今度は万博やろう」と言ったわけですよ。

「道頓堀プール騒動」を見ていたら、この人たちは基本的に計画性のない人たち、大きいことを言って「経済効果数兆円」だとか、でも「基本的にはホラだぜ」ってなんで思わないんだろう?僕(内田樹さん)は大阪の有権者に対して驚きました。でも思わないんです。

だから大阪万博って、「道頓堀プール」のちょっと大きい版。だから同じようにコケるんです。でも大阪の人たちって「あっ、コケた」と思うだけ、「いいじゃん別に」。それでまた次のお祭りに、ワーッと行ってしまう。そんな気がします。

 

●大阪城でもモトクロス、御堂筋のライトアップとか、なんかチャラいんです。まさにヤクザが「祭りで儲けてやろう」的な発想。ずっとこんなチャラいことして、「成功した」「儲かった」と騒いできたのです。

 

今度の万博はすごいことになりますよ。

 

●私(西谷文和)ね、取材して感じたのは、「みんな縦割り」だということ。万博協会は「大丈夫、できます」、ゼネコンは「もう無理だ」、大阪港湾局に行けば、せっせと上下水道の工事だけやってて、万博協会は前売りチケット販売に血眼…。それぞれの部署をコーディネートするヤツがいない。このままなら確実に失敗するでしょう。

 

取材してどうでしたか?夢洲には行きました?

 

●はい、8月だけでも5回。何度行っても、まだ更地。パビリオンがまだゼロですから。たとえば「Aタイプでパビリオンを建てる」っていっている国に、あせった万博協会が「Xタイプ(協会のつくったプレハブ)はどうですか?」。せっかくデザインやコンセプトを考えてきたのに、「今さらXタイプかよ」。外国の担当者も戸惑いますよ。万博協会はAにするか、Xに変更するか、意向を聞かないとダメなのに、上から目線で、「Xにしましょう!」

調整しているヤツがいない。良くも悪くも東京オリンピックのときには電通がいた。でも数々の汚職で使えないので。電通なしの万博協会には調整能力がない。そして維新には行政能力がない。花火を打ち上げるだけ。結果として現場は右往左往している。そんな状態です。

 

わかります。豪腕政治家の中には、難しいプロジェクトを成立させる人がいるんですが、日頃からいろんな人の相談に乗ったり、悩みを聞いて「それなら、やっとくよ」と恩を売っているんです。それで何かのときに一発回収する。「言いたかないけど、面倒みたよ」という関係。もしかしたら敵になるかもしれないひとたち、中立の人たちに万遍なく恩を売っておいて、「あの人の頼みなら断れないな」という人たちを大量につくっておく。これが豪腕政治家の下ごしらえ、です。

維新はもう15年も権力も持っているのに、そういうタイプの下ごしらえをしていなかったのではないか。ゼネコンなどの恩沢に溶して利益をあげている人たちには、たぶん、一部に過ぎない。あっちも、こっちも、いろんな人たちに分け隔てなく、という手法ではなかった。

 

●そうです。一部の限られたお友達だけが儲かる、竹中平蔵とか森下竜一とか。

 

それはアベ政治と同じ。平時はそれでも回っていますが、ここ一番のときに行き詰まる。かっては、国を挙げた事業のときは「仕方ない、借りもあるし」と、立ち上がらざるを得ない人たちがいた。でも今回は一生懸命「国民的行事です」と言っているけれど、まったく盛り上がらない。これは「日頃の不徳の致すところ」ですね。

 

 

橋下徹さん「脱税」と断罪 自民党議員逮捕に「不記載の罪だけではない」と断言「追徴課税が必要」

 
 
 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹さんが7日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で池田佳隆衆院議員を逮捕したことについて「脱税」と断罪し、「追徴課税が必要」とつづった。

 政治資金収支報告書に約4800万円の虚偽記載をした疑いで、池田容疑者と、会計責任者で政策秘書が逮捕された。橋下さんは事件を報じた記事を添付し、「単なる政治資金規正法違反、不記載の罪だけではない。巨額な裏金を手にした脱税の罪だ」と断言。そのうえで「追徴課税が必要」と説いた。橋下さんは昨年末のポストでも「追徴課税は絶対にやって欲しい」と記していた。