松本人志の性的スキャンダルが「文春砲2か月前」に漫画になってた…判明した裏付け取材の“慎重さ”

 
漫画ではスキャンダルが報じられたあとの松本や小沢の行く末については描かれていない。まだまだ続きそうな今回の騒動だが、果たしてどうなるのだろうか――。
 
 
新年を迎え、『ダウンタウン』松本人志の“性的スキャンダル”がいよいよ新展開を見せそうだ――。
 
昨年末に報じたのは「週刊文春」。‘15年に松本が都内ホテルの一室を貸し切り、女性3名といかがわしいパーティーに興じたという。

松本に性的関係を迫られた女性は後日、PTSDを発症。昨年、故ジャニー喜多川氏の性加害問題が表面化したのを機に、今回告発に踏み切ったという。
 
車中から女の子を物色する松本人志(前列左)、後部座席には宮迫博之の姿も(’03年4月4日号)

松本が所属する吉本興業は声明で

《当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するもの》

とした上で

《取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です》

と完全否定。一方の文春は

《記事は複数の詳細な証言に基づき、裏付け取材も尽くしたもので、十分に自信を持っています》

と一歩も譲る気はない。

「年末年始だったこともあり、松本さんのスキャンダルが掲載された号は飛ぶように売れたそうです。明らかに“狙い撃ち”したもので、かねて取材していた様子がうかがえます」(出版関係者)

そんななか、ネット上で話題になっているのが、今回の一件を題材にした一冊の漫画だ。文春が発売される2か月以上も前に、コアマガジン社が出版するオムニバス雑誌『芸能界不幸大全』で、一連の疑惑が取り上げられていたのだ。

同作には松本のほか、広末涼子や歌舞伎俳優・市川猿之助など’23年のゴシップを飾った面々がズラリ。

『見よ!!業界の恥部を』

という強烈なサブタイトルで、“真偽不明”の裏情報が漫画化されている。

その中には

『目下、ワイドショーを降板したM・H』

という表記で松本も登場。複数の女性とベッドをともにする様子が描かれている。しかも驚くべきことに、松本に女性をアテンドしたとされるお笑いコンビ『スピードワゴン』小沢一敬まで登場する。

「部屋に入ったら携帯は没収だかんね。わかったぁ?」

というセリフもあり、まさに文春で書かれた通りの内容となっている。同作では顔面蒼白の松本の顔とともに

《実際、一部週刊誌が張りこみを続けているとされる》

と一行メモも残されている。

ネット上では漫画の一部が出回り、出展を『実話ナックルズ』と間違える声が続出したが、コアマガジンwebはX(旧ツイッター)で

《ナックルズさんに掲載と話題の当作品ですがコアマガジンの商品です》

とアナウンスしている。

「文春と全く同じ内容で驚きました。同じネタ元によるものなのか、それとも全く別で、手口だけが同じなのか。どちらせよ、漫画のネタになってしまうほど、松本さんの疑惑は一部では知られた話だったようです」(スポーツ紙記者)

加えてもう1つ。同作が出版されたのは昨年10月末で、逆算すると、漫画の原案はさらに前に書かれた可能性が高い。その段階で

《一部週刊誌が張りこみを続けている》

としているのだから、文春側は少なくとも半年以上は松本を徹底マークしていたようだ。

一連のスキャンダルをめぐっては、1月3日に放送予定だった小沢がMCを務めるバラエティー番組『言葉にできない、そんな夜。』(Eテレ)のスペシャル番組が放送見合わせとなった。局側は「編成上の都合」と説明しているが、松本に関する報道が影響したのは明らかだ。

前出のスポーツ紙記者は

「NHKは公共放送のため、疑惑の段階でも対処するしかない。ジャニーズ問題では対応が後手後手に回り、世間から批判を浴びた。NHKが目に見える形で動き出したことで、民放やスポンサー企業の間でも一気に緊張感が高まっている」

と指摘する。

1月5日には『週刊女性PRIME』が被害女性が松本と小沢に感謝している内容のLINE画像を掲載。それを添付する形で松本が自身のXで

《とうとう出たね。。。》

とつぶやいている。

漫画ではスキャンダルが報じられたあとの松本や小沢の行く末については描かれていない。まだまだ続きそうな今回の騒動だが、果たしてどうなるのだろうか――。