「万博崩壊」の書です。この危険なインチキ万博を多くの方々が知って「万博中止」の声を大きくしていく必要性を強く感じるので少し長いのですが載せました。吉村はこインチキ万博の資源を「復興に回せ」の声には真っ向方否定し、今性加害者容疑の松本人志の「探偵ナイトスクープ」に出演と…。維新と万博の宣伝に利用する吉村、そして吉本興業は維新の応援団。そんな汚い繋がりを知っていながら企画をするTV局。大問題である!

軟弱地盤を前にして逃げ出すゼネコン各社

 
4つの工区のうち、万博は2区と1区の一部、カジノは3区に建てられてのだが、この地盤は関しては藤永さんが情報公開請求をかけていた。出てきたデーターによると、万博とカジノ予定地は地下57メーロルまで「N値5」だった。「N値」とは何か?重さ63,5キロの重りを高さ75センチメートルから自由落下させ、30センチ沈むまでに落下された回数をいう(図3)10回落として30センチ沈めばN値は10。柔らかいほど少ない回数沈む。
 
 
この場所はわずか5回で30センチ沈んだ。ちなみに2階建ての一般的家屋を建てる場合、最低でもN値20が必要で、高いビルやマンションはN値50以上ないと建たないのである。
つまりN値5というのは保育園の砂場レベル。こんな所に高層のカジノビルを建てようと思えば、海底のの岩盤まで届く長さ80メートルの杭を何百本も打たねばならない(図4)。そんな事になれば、杭は1本約1億円、数百億円に及ぶこの「杭打ち費」は誰が出すのか?
 
 
お金の問題と並んで深刻なのが「無理にビルを建てたら沈む」ということ。たとえば、新関西国際空港は、空港を作るために良質な山土で埋められた。それでも自重でズブズブ沈む。18年の台風直撃で空港島が水没し、旅行者が3日間も閉じ込められたことは記憶に新しい。」
一方、夢洲は上に物を建てようとして埋め立てられたわけではない。ゴミの処分場だ。ここに巨大なビルを建てれば不幸沈下を起す。つまり、ビルは傾いて沈んでいく。ピザの斜塔のようなカジノビル、ルーレットの玉が飛び出すかもしれない。ある意味「世界遺産」になるかもしれない。
 
さて万博である。パビリオンには3種類あって、各国が独自にお金を出して流麗なデザインで演出するのがタイプA。万博協会が建てたパビリオンを棟ごと間借りするのがタイプB。複数の国が共同で借りるのがタイプCである。当然、万博の華はタイプAで年配者は70年万博のアメリカ館、ソ連館をイメージする方も多いだろう。
でもこのタイプAが建たない。
資材と人件費の高騰が原因の一部であるが、真の問題は「杭を打たないと満足なものが建たない」「そうなれば建築費は爆上がりする」ということ。
この原稿を書いている時点(23年10月5日)で、建設申請を出したチェコのみで、出そうとしているのが韓国とモナコ。このままだと「大阪万国博覧会」ならぬ、「大阪4ヵ国博覧会(日本を含む)」。つまりは大阪四博だ。大阪に4泊5日か!とツッコミが入りそう。
パビリオンを下手に残すと、強風で飛んで行く、地震で倒壊するなどの恐れがあるので、万博が終れば総て撤去。杭は打つよち抜く方が難しい。つまり「大阪使い捨て万博」なので。杭抜きを含む解体工事にも金がかあkる。
「こんな条件ではできませんな!」
これが各国の本音。建設を請け負うはずのゼネコンも手を挙げないので入札不調が続く。
 
なぜか?「100億円で受けた仕事は、おそらく150億円に上振れする。上振れ分は誰が補償してくれるのか?」ゼネコンとしては、こんな危険な工事に付き合ってはいられないのだ。
悪条件の中で、あと1年半。図5に見るとおり、夢洲は橋とトンネルでしか行けない。仮に契約が成立し、いっせいに工事が始まると、資材を積んだトラックは渋滞する。2024年に働き方改革による残業規制が始まるので、労働者をこき使うことはできず、シフトを組んで工事にあたるので、大量の労働者を雇わねばならない。人件費はさらに高騰するだろう。だからゼネコンは逃げた。当然だ。
 
 
窮余の策として「パビリオンを浮かせる」ことにした。敷地内の埋め立て土砂を取り除き、その土砂より軽い建設物なら「浮く」。しかし2階建て以上は無理。高いものにすれば重くなって沈むし、下手に地下室を作れば、そこはぐじゃぐじゃのヘドロ層だ。だから軽いプレハムを置くしかない。このまま強行すれば「大阪プレハム万博」である。

 

「危機管理能力ゼロ」吉村大阪府知事 能登半島地震で「万博中止」求める声に反論…『探偵ナイトスクープ』出演にも注目集まる

 
 
 1月1日16時10分ごろ、石川県能登地方を最大震度7の激しい揺れが襲った「令和6年能登半島地震」。 同県輪島市の観光名所・朝市通り周辺では地震発生後に火災が起き、住宅など約200棟が全焼。珠洲(すず)市の泉谷満寿裕(ますひろ)市長は1月2日、「市内の6000世帯のうち9割が全壊、またはほぼ全壊だ」と語った。

 Xでは連日、《万博中止》がトレンド入り。2025年大阪・関西万博の費用を震災復興にあてるべきという声が多く上がった。

 だが、1月4日、大阪府の吉村洋文知事は「万博中止」を求める声に対し、「万博と復興支援が二者択一の関係ではない。万博があるから復興支援の費用が削減されるものではない」と反論。万博を中止あるいは延期する可能性を否定した。

 同日、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長も、念頭のあいさつで、「今年は『万博の成功・実現の年』。ポスト・コロナの最初の万博を何としても成功に導かなければならない」と決意を述べたという。

 立憲民主党の米山隆一衆院議員は同日、自身の「X」にこう書きこんだ。

《勿論制度的に二者択一ではないでしょうが、復興に大量の人員・重機・資材を投入する事になる以上、万博会場建設を今のコスト・期限に完成する事は一層困難になります》

《幾ら「やり遂げる!」と叫んだ所で、物理的にできないものはできません。起こってしまった事象を踏まえた現実的対応を考えるなら、万博は、建設費をさらに増加させて復興の為の建築リソースを奪うか、それが出来ない(しない)なら建設計画の下方修正、開催日の延期を真剣に検討すべき時だと思います。》

 国際カジノ研究所の木曽崇所長も同日、自身の「X」にこう書きこんだ。

《残念ながら、限りある資材や重機、技術者の労働力の観点では万博と復興は「二者択一」なんですよ。単純な予算の話とは違う。》

同日には、大阪府・大阪市万博推進局機運醸成部が公式「X」にこう書きこんだ。

《【探偵!ナイトスクープで万博PR】吉村知事とミャクミャクが「探偵!ナイトスクープ」に出演し万博PRをしました! ABC(関西地区)で明日1/5(金)11:17OA!! ぜひご覧ください!!》

『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)はダウンタウンの松本人志が局長を務める人気バラエティー番組だ。

 吉村知事は「顧問」として出演予定。この投稿には、松本局長の隣に、吉村知事と万博公式キャラクターのミャクミャクが写る写真と、松本局長を含め番組に出演する探偵らと吉村知事が写る集合写真の2枚が添付されている。

 ダウンタウンは大阪万博のアンバサダーだ。だが、2023年12月27日に『週刊文春』が報じた、「性的スキャンダル疑惑」が物議を醸したままの状態だ。

 そのため、1月5日の夜23時17分から放送予定の『探偵!ナイトスクープ』に注目する声が、SNSでは多く上がっている。

《今週の探偵ナイトスクープ、吉村知事出るけど今松本人志と吉村知事同じ番組出て大丈夫かいな》

《1月5日の探偵ナイトスクープ、次回顧問として大阪府知事吉村洋文氏が出ます。松本人志氏も当然でます。大阪万博の実態を調査してほしいわ》

《吉村知事も万博協会も危機管理能力0》

 吉村知事には政治家として冷静な「危機管理能力」を発揮してもらいたいものだが……。

 

新浪剛史氏が大阪・関西万博の延期に言及「被災者を優先すべき」 経済同友会代表幹事・博覧会協会副会長

 
さあ~吉村の居直り発言を否定した経済同友会代表幹事の発言にどう対処するか?維新は四面楚歌だ。吉村洋文さあ~どうする?!
 
 
 経済同友会の新浪剛史代表幹事は5日、経済3団体の共同記者会見で、大阪・関西万博の会場建設の人手不足が深刻になる中、能登半島地震が起きたことに絡み「(震災の被害は)大変厳しい状況にある。人命第一という考えを世界は理解してくれるはずだ」と述べ、万博延期の可能性に言及した。

◆「この状況を考えれば」
 新浪氏は日本国際博覧会協会の副会長を務めている。来年4月に迫る万博開催を予定通りに行うのは困難との見方が強まりそうだ。
 新浪氏は「被害の全容がいまだ不明」と断ったうえで、同友会の地元組織を通じて甚大な被害を把握しているという。「この状況を考えれば、被災者への対応が何より優先されるべきだ」と強調し、建設人材の不足が震災復興の妨げとなってはならないとの認識を示した。

 この日は経団連、経済同友会、日本商工会議所の経済3団体による新年会と会見が東京都内で開かれた。

◆経団連・日本商工会議所の両トップの考えは?
 日本国際博覧会協会の会長を務める十倉雅和・経団連会長は「万博と震災復興を二項対立、あるいは二者択一で考えるのはどうか。震災対応は一刻も早くやるべきだが、万博開催の意義も考えなくてはならない」と、予定通りに開催すべきだとの考えを強調した。

 また、同協会副会長の小林健・日本商工会議所会頭は「震災は不可抗力だが、万博は日本の国力ならやってしかるべきで、1年も2年も遅れていいとは思っていない。万博も震災復興も両方やるべきだ」と述べた。

 万博を巡っては、建設業界の人手不足や資材価格の高騰から会場建設費が当初の1.9倍の2350億円に膨らんだほか、海外パビリオンの建設遅れや撤退も相次いでいる。さらに4月からは建設業に時間外労働の上限規制が適用されるようになり、一層の人手不足が懸念されている。(久原穏)

 

ラサール石井 能登半島地震を受け万博に注文「#円形の屋根より被災地に屋根を」

 
 
タレントのラサール石井が4日、「X」(旧ツイッター)を更新。2025年大阪・関西万博について言及した。

1日に能登半島地震が起き、復興支援を求める声が上がっている。同時に費用が増え続ける万博への批判も増加。ラサールは「万博リングのたった一度分、外周の約5メートル分で1億円、それだけで被災した家屋を何棟直せるか」と投稿した。

さらに、「全体の金額350億あれば、仮設住宅は5000戸建てられる。いちばん必要な場所にいちばん必要な金を。人気取りでもなんでもいいからやってくれ」と要望した。350億円とは木造リングの費用のことだ。

ラサールは「#円形の屋根より被災地に屋根を」というハッシュタグを付けていた。もともと木造リングには批判があったが、地震を受けてさらに加速している。