週刊文春には松本が女性に行為を強制するような様子も書かれおり、“不倫”などの言葉で片づけるのは難しそうだ。ジャニーズの性加害問題では先にスポンサーが動いたが、場合によっては同様の展開も予想される。
 

今話題の2人

赤木さんの命を奪い
レイプ犯の逮捕状を握り潰した安倍晋三と
多くの女性を襲った(とされる)松本人志

そういえば松本さん
文春砲食らったら認めるって
啖呵切ってたけど
実際は自身はダンマリで
会社に否定させるビビリぶりを
遺憾無く発揮

 

 

 12月27日発売の「週刊文春」が報じたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)をめぐる記事が、芸能関係者の間で波紋を広げている。

『《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松本人志と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」』と題した記事では、松本とスピードワゴンの小沢一敬(50)、放送作家らが東京・六本木のグランド ハイアット 東京の一室で催した飲み会に参加した複数の女性が、男性陣から強引に関係を迫られた様子が描かれている。

 特に目を引くのが松本の言動で、寝室で「俺の子どもを産めや」と強引に女性に迫り、帰り際にタクシー代として半分に折った1万円札を渡し、携帯番号の交換を求めたという。週刊文春にはもっと生々しい様子が描かれているのだが、不思議なのはいつもなら一斉に“文春砲”に乗っかって騒ぐスポーツ紙やワイドショーが今回は沈黙していることだ。

■ワイドショーとスポーツ紙はジャニー喜多川氏の性加害問題にもダンマリだった

「理由は単純ですよ。故ジャニー喜多川氏の性加害報道をBBCや週刊文春が当初報じた時もスポーツ紙やワイドショーは旧ジャニーズ事務所に忖度してダンマリを決め込んでいました。今回も同じような構図で、約900人の社員、約6000人のタレントを抱え、芸能界に絶大なる影響力を持つ吉本興業に遠慮して意図的にスルーしているのでしょう。テレビ局は吉本興業のタレントに出演してもらわないと番組が成り立たなくなるし、スポーツ紙も取材ができなくなったら大変だからです。その辺りが、ジャニーズの性加害問題がなかなかクローズアップされなかった時と非常によく似ています」(ワイドショー関係者)

 

 週刊文春には松本が女性に行為を強制するような様子も書かれおり、“不倫”などの言葉で片づけるのは難しそうだ。ジャニーズの性加害問題では先にスポンサーが動いたが、場合によっては同様の展開も予想される。

 吉本興業は、日刊ゲンダイの取材に「弊社がメディアに報道自粛を要請した事実などはございません」(担当者)と説明。さらに27日、同社の公式サイトを更新し、週刊文春の記事について「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです。当社としては、本件記事について、新幹線内で執拗に質問・撮影を継続するといった取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です」と声明を発表した。

 

 

【全面戦争】「性加害スキャンダル」松本人志と吉本興業の「全面否定」にモノ申した女性弁護士のプロフィール

 

 

12月27日放送「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)の冒頭、宮根誠司は次のように読み上げた。

「きょう発売の『週刊文春』が、ダウンタウン松本人志らに関する性的スキャンダルを報じました。これに対し、さきほど松本さんの所属事務所がコメントを発表しました」

その後、「当該事実は一切ない」「今後、法的措置を検討していく予定です」という吉本興業のコメントを紹介。さらに同席していたとされるスピードワゴン小沢一敬の所属事務所「ホリプロコム」の「私どもとしましては、お話しすることはありません」というコメントも。
番組は吉本興業のコメントを受けて、あらためて「週刊文春」に取材。「記事は複数の詳細な証言に基づき、さらに裏付け取材も尽くしたもので、十分に自信を持っています」というコメントを伝えた。

旧ジャニーズ問題でダンマリを決め込んでいた大手メディア。検証番組で反省しているかに見せたが、この件についてはまたもやどのメディアもスルーか、と思いきや、「ミヤネ屋」がその口火を切ったことはアッパレだ。

さらにコメンテーターの三輪記子弁護士が、次のように語った。

「これは一般論ですが、性的暴力を受けた被害者は、被害を訴えるのにすごく躊躇しているんですね。そういう人がたくさんいます。これは被害を受けたのに、被害を受けた自分が悪かったんじゃないかと自責の念に駆られている人もいます。だから被害を訴えた方がいた時に、嘘じゃないか、と決めつけるんじゃなくて、傾聴するって態度を私たちは持たないといけないし、こんなことはありえないとスルーしたり、放置してきたことが今年たくさん明らかになりました。で、みなさん、もちろん記憶にあると思います。そういうことを見逃すような社会であってはならないっていうことを、私たちは今年すごく実感したはずだから、そういうところにも被害を訴えた方がいるっていうことを忘れずにいなきゃいけないと思いますし。事実無根であるという以上は、被害者はいないっていうお立場なのかもしれないけれども、そういう被害を訴えた方がいるということにも思いを馳せてほしいなと私は思うし、事実自体はこれから時間をかけてわかっていくと思うんですね。でも、会社としても、事実無根で法的措置ってことですけど、社内の調査ってことはしっかりと尽くさないといけないんじゃないかと、私は思います」

三輪弁護士の攻めた発言にヤバイと思ったのか、宮根は、

「真実はわかりません。我々は推移を見守っていくしかないと思いますが。松本人志さんは集まりがあったことも全否定…」

と言って締めた。

大・吉本興業を恐れず、しっかりとモノいう三輪弁護士、凄いぞと思ってどんな人かとプロフィールを調べてみたら、なんと松竹芸能所属だった。吉本と松竹といえば、昭和の時代は共演もままならない犬猿の仲。吉本を糾弾するのが松竹芸能所属弁護士とは、なんとも因縁を感じる。

(堀江南)

 

 

松本人志の性加害報道に「さもありなん」の声 本人がメディアで語ってきた“女グセ”と“女性蔑視”発言

 
12月26日、「文春オンライン」は「松本人志と恐怖の一夜」と題し、ダウンタウン・松本人志の性加害疑惑を報じた。

記事では、複数の女性が被害を証言。松本は、六本木の超高級ホテルのスイートルームで飲み会を開催。後輩芸人に集められた女性たちは、事前に松本が来ることは知らされておらず「ものすごいVIPとの飲み会だから」とだけ伝えられていたという。また、女性たちの携帯電話は、事前に没収されていたとも報じられた。
飲み会が始まって数時間後、女性は“ゲーム”を名目に、松本とベッドルームで2人きりにされ、全裸の松本にいきなりキスされたり、「俺の子ども産めや!」と性行為を迫られたりしたという。

「SNSでは驚きの声が多く寄せられましたが、その一方で『さもありなん』といった声が見られました。というのも、松本さんの“女グセの悪さ”や、女性に対する考え方などは、テレビなどで本人も発言していたことだからです」(芸能記者)

実際、SNSにはこういった声が寄せられている。

《前から言われていたけど松本人志が トレンド入り。見出ししか読んでないけど、全く驚きもなく、さもありなんの女性がらみの件》

《松本人志が品行方正だなんて思っていないのでなんともって感じではある》

「2021年6月25日に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、若いころのヤンチャ話を披露していました。『ファンのなかに、めちゃめちゃタイプの女性がいたらどうする?』という質問に対し、松本さんは、かつて『芸人がファンに手を出したら売れない』というジンクスがあったとして『俺はそういうのが大嫌いやから、そのジンクスをつぶしてやろうと思って、ファン、イキまくってた』と、ファンに手を出していたことを語っています。

また、2022年12月9日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、結婚のため、奥さんの家族へあいさつに行った際のエピソードを披露し『女グセも、あんまりよろしくない(と思われて)……』と、当時、相手の家族に抱かれていたイメージについて言及していました。『うちの娘も遊ばれてるんじゃないですか? っていう空気はあったね』と、相手の家族に警戒されていたとも語っています」(同前)

“女グセ”だけなら芸人のキャラとして笑える部分もあるが、女性蔑視と受け取られても仕方ないものも、松本の発言には多い。

「2019年1月13日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、女性アイドルへの暴行トラブルが取り上げられた際、コメンテーターとして出演した指原莉乃さんに『お得意のなんか、カラダを使ってなんとかするとかさ、そういうやり方……』と発言したことがありました。このときは、MCの東野幸治さんからツッコミが入り、さすがにまずいと思ったのか『違うよ、指原への期待がこれだけ大きいってこと』と、あわててフォローしていました。

ほかにも同番組では、財務事務次官からセクハラ被害を受けたと告発した女性記者について『それでも自主的に取材を継続していたのなら、ハニートラップに該当するのでは』と語り、女性キャスターから反論を受けています。どちらも、女性は体を使ってなんとかしている部分がある、という偏見があるように思える発言です」(同前)

松本は10月17日、NHKで『松本人志と世界LOVEジャーナル』といった“性”について語る番組にも出演している。その際、ジェンダー平等を目指す非営利団体が中心となり、放送中止を求める署名運動が展開された。その理由のひとつは、松本がかつて、未成年を性的対象にするような発言や、常習的に買春をしていたことをほのめかす発言を放送でおこなってきた、というものだった。

12月27日、松本の所属事務所である吉本興業は公式サイトで《当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです。》とコメントを発表。今後は法的措置を検討していくとしている。当の松本は、この件についてはSNSでも沈黙している状態だ。

 

「松本人志さんから性的被害」の証言報道 吉本興業「法的措置検討」

 
 吉本興業は27日、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)らから性的被害を受けたとする女性2人の証言を報じた週刊文春の記事について、「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損(きそん)するもの」とするコメントを公式サイトで公表した。「今後、法的措置を検討していく予定です」とも記している。

 27日発売の週刊文春は、女性2人が2015年の異なる時期に、松本さんらと東京都内のホテルで飲食した際、松本さんから性的な行為を強いられたとする証言を報じた。また記事では、2人のうち1人が、お笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬さん(50)からも性的な行為を強いられたとする証言も報じている。小沢さんの所属事務所のホリプロコムは朝日新聞の取材に「私どもとしてはお話しすることはありません」と回答している。

 週刊文春編集部は朝日新聞の取材に「記事は複数の詳細な証言に基づき、さらに裏付け取材も尽くしたもので、十分に自信を持っています」とコメントしている。