“裏金”安倍派幹部・萩生田光一をヨイショしてPRに手を貸す田崎史郎!「僕は日曜日も月曜日も萩生田さんと」と癒着も隠さず

 
歴史修正主義者として差別発言を繰り返している議員を重要ポストに就け、圧力をかけることで政治や行政を歪め、報道を封じ込める。まさに萩生田氏は“悪夢の安倍政権”を側近として支え、いまも安倍元首相とそっくりの手法で権力を維持しているのだ。しかも、萩生田氏といえば、自身のブログに安倍元首相と加計学園・加計孝太郎理事長らとバーベキューを楽しむ写真を投稿していたにもかかわらず、加計学園問題が追及されていた2017年6月に国会で「腹心の友と確認したこともないし承知していない」と答弁。安倍氏同様、“息を吐くように嘘をつく”人物なのである。

 このような人物が、安倍派の裏金問題を逆に利用して総理の座を虎視眈々と狙っているとすれば、まさに地獄のような展開としか言いようがない。今後の要警戒が必要だ。

 
 
 ついに東京地検特捜部が安倍派と二階派の事務所に強制捜査が入るなど、大きく動き出した裏金問題。報道によると、パーティ券収入の超過分の不記載が直近5年だけでも10億円にのぼるといい、その悪質性が浮き彫りになってきている。

 最大派閥として権力をほしいままにしてきた状態から一転、泥沼に陥った安倍派。ところが、そんな窮地に立たされたなかでなぜか存在感を高めている人物がいる。14日に政調会長の辞表を提出した萩生田光一氏だ。
 
萩生田氏といえば“安倍派5人衆”のひとりで、5人のなかでも安倍派の“親分”である森喜朗・元首相にもっとも食い込んでおり、「総理にいちばん近い男」と呼ばれてきた。そして、今回の裏金問題でも、キックバックを受けた安倍派幹部として萩生田氏の名が取り沙汰されており、キックバックによる裏金は数百万円と見られている。

 他の幹部にくらべると裏金の額は小さいが、言うまでもなく、たとえ数百万円でも違法性が問われる不記載であることには変わりはない。ところが、萩生田氏は疑惑の渦中にありながら、むしろ自身のプレゼンスを高めるような言動に出ている。

 たとえば、萩生田氏は岸田文雄首相が人事で安倍派を閣僚から一掃する方針だと報じられた直後の11日、「今回のことが原因で、閣僚や副大臣などが辞めるならば、政調会長の私の責任も同等に、またそれ以上に大きなものがある。人事は首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と発言。疑惑の渦中にありながら一掃人事に牽制をかけ、結果として岸田首相に政務官5人の続投を決定させた。

 この期に及んでも影響力を誇示するとは厚かましいにも程があるが、この萩生田発言について、『ひるおび』(TBS)や『報道1930』(BS-TBS)などの番組で政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、「(萩生田氏は)政務官を守ろうとしていた」「萩生田さんとしては他の人が辞めているのに自分だけ残って美味い飯を食うわけにはいかんだろう、と。冷や飯を食うときは(一緒に)冷や飯を食わなくてはいけない(という思い)」などと解説。しきりに萩生田氏の“男気”をPRしたのだ。
 
 
あの田崎史郎が萩生田光一をやたら擁護・持ち上げ 「総理はいちばん頼りにしている」

 そもそも、萩生田氏の発言は安倍派が受けるダメージを少しでも和らげようとする保身でしかなく、国民からの批判を完全に無視したものだ。その上、安倍派による組織的犯罪を黙認し裏金づくりに勤しんでいたと考えられるような人物を、あたかも“若手議員思いのリーダー”であるかのように持ち上げるとは……。

 さらに、田崎氏は「『(予算編成が終わったら)辞表を渡させてください』という萩生田さんを岸田総理が慰留した」「総理は(萩生田氏を)残したいという気持ちが強い。党でいちばん頼りにしていますから」「岸田さんと萩生田さんの関係は依然として良好。さまざまなことの相談相手になっている」と、やたらと萩生田氏の存在感の大きさを強調したのだ。


 だが、驚くべきことに、萩生田氏を持ち上げるジャーナリストは田崎氏だけではない。他の大手メディア政治部記者らからも「安倍派解体で萩生田派結成か」「萩生田氏は永田町で株をあげた」「将来の総理の目も残っている」という見方までもが出てきているのだ。

「永田町の常識は世間の非常識」とはよく言われるが、リクルート事件以来の一大疑獄の当事者のひとりと見られる人物を“総理候補”などと褒めそやすとは、異常としか言いようがないだろう。
 
 しかも、気になるのは、田崎氏の発言だ。じつは田崎氏、「僕は日曜日にも月曜日にも萩生田さんとちょっと話したんですけど」などと萩生田氏と密に連絡をとっていることを口にしているのだ。

 田崎氏といえば、安倍晋三氏や菅義偉氏、岸田首相といった時の権力者にすばやく食い込んで、「直接、電話で話した」などと関係を誇示。その時々のキーマンとパイプを持ち、相手を利する情報を垂れ流すことで関係をさらに強固なものにしてきた。いわば、芽がある人物に擦り寄り、芽がないと判断するや否や見切りをつけるという“目利き力”で現在の立場を築き上げてきた。

 そんな田崎氏が、いま萩生田氏と距離をかなり縮めているという事実を考えれば、「安倍派解体からの萩生田派結成、将来の総理へ」という信じられないような展開が現実味を帯びているといえるだろう。

 しかし、あらためて言うまでもなく、萩生田氏は安倍元首相の“悪い部分”をすべて継承しているような人物である。そんな人物が、安倍派が解体したあとに派閥を立ち上げても、それは安倍派の存続にほかならない。

 
安倍晋三そっくりの歴史修正主義と圧力体質! 差別発言の杉田水脈を重用、メディアに圧力
 
 実際、萩生田氏は、自民党内でもとくに統一教会との関係が深いことが露呈したというのに、「反省している」と口にしただけ。それで何事もなかったかのような顔をして、ここまで政調会長の座に居座りつづけてきたこと自体が異常だったのだ。

 しかも、萩生田氏は、札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」認定を受けた杉田水脈・衆院議員を、あろうことか政策立案に携わるポストである環境部会長代理に起用した張本人。完全に開き直った杉田議員は、いまも差別発言を繰り返している状態だ。


 そればかりか、萩生田氏は安倍元首相や森元首相の子飼いとして、教育業界や自治体に圧力をかける別働隊として暗躍。実際、安倍元首相が血道を上げていた教科書批判の尖兵として教科書会社に圧力をかけたり(既報参照→https://lite-ra.com/2019/09/post-4960.html)、森元首相が目論んでいた東京五輪に絡む神宮外苑地区の再開発でも萩生田氏が都に働きかけをおこなっていたことがわかっている(既報参照→https://lite-ra.com/2022/09/post-6224.html)。

 もちろん、そうした圧力体質はメディアにも発揮。2014年11月に当時の安倍首相が街頭インタビューVTRに逆ギレした『NEWS23』(TBS)生出演後、萩生田氏が自民党筆頭副幹事長として在京テレビキー局の編成局長、報道局長宛てに“報道圧力文書”を送りつけたほか、2017年8月には『グッド!モーニング』(テレビ朝日)で田原総一朗氏が「萩生田光一は加計学園問題のいわば一番の責任者」と発言したことに猛抗議。正当な論評であったにもかかわらず、放送の3日後に番組は謝罪をおこなった。さらに統一教会問題でも、萩生田氏は各メディアの番記者を通じて報道に圧力をかけたといわれている。

 同じ歴史修正主義者として差別発言を繰り返している議員を重要ポストに就け、圧力をかけることで政治や行政を歪め、報道を封じ込める。まさに萩生田氏は“悪夢の安倍政権”を側近として支え、いまも安倍元首相とそっくりの手法で権力を維持しているのだ。しかも、萩生田氏といえば、自身のブログに安倍元首相と加計学園・加計孝太郎理事長らとバーベキューを楽しむ写真を投稿していたにもかかわらず、加計学園問題が追及されていた2017年6月に国会で「腹心の友と確認したこともないし承知していない」と答弁。安倍氏同様、“息を吐くように嘘をつく”人物なのである。

 このような人物が、安倍派の裏金問題を逆に利用して総理の座を虎視眈々と狙っているとすれば、まさに地獄のような展開としか言いようがない。今後の要警戒が必要だ。
 
 

「まるで山口組」自民党安倍派議員に課せられていた「パー券ノルマ」…閣僚経験者が漏らした衝撃の内情

 
暴力団は「維新」だけかと思っていたが…。
 
 
「戻し」「バック」

自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)。所属議員の役職や当選回数に応じて政治資金パーティー券の販売ノルマが設定され、超過分はキックバックされ、還流された分をそう呼んでいたという。
 
安倍派の参議院議員には選挙のある年はノルマが無くなるという独自のルールがあるが、衆議院議員には選挙の年でも割り当てがあり、少なくない議員を苦しめていたようだ。

総額5億円超ともいわれる還流については、「戻しがあったのはごく一部の議員」と前置きし、匿名を条件に中堅議員はこう話す。

「塩谷座長から『◯◯枚お願いします』と電話が来て、一方的に告げられるだけ。直近の3年はコロナでノルマが半分となり、比較的ラクでしたが、毎年ノルマが達成できずに持ち出しばかり。上限額は、安倍さんや細田さんのような会長経験者は1千万円、下は一回生で、60万円といわれています。

ゼネコンやパチンコ業界と昵懇の議員ならまだしも、なかなかさばけないのが実情です。途中で清和会を抜けた閣僚経験者も『500万円に一回も届かなくて持ち出しばかりだった』と漏らしていた」

会長経験者の上納額は1千万と高額に思えるが、

「派閥領袖となれば、権力を握り、人もカネも寄ってくる。官房長官や幹事長になれば機密費や自民党内のカネを拔ける」

という。一方で地方選出の平議員には人もカネも寄って来ず、地方都市で港区のホテルで開催されるパーティー券販売のあては限られていたようだ。「毎年、身銭を切っていた」との声がいくつか聞こえてきた。

取材を進めると誤差はあるだろうが、設定されたノルマについては以下のような数字となりそうだ。

会長経験者 1千万円
 座長、最高顧問 750万円
 閣僚経験者 500万円、600万円
 一般の議員 60万円から約200万円

ノルマを超えて販売した「戻し」分は、派閥から報奨金のような形で還元される運用がなされてきた。この「戻し」は他派閥でもあったが、安倍派が東京地検特捜部の捜査対象となっているのは、派閥と議員双方の収支報告書に不記載であったからだ。

記載がされていないために使途は一切わからない。政治資金の透明化に反すこととして政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)として立件も視野にいれて現在、捜査が行われている。

「派閥側から『政策活動費だから政治団体の収入には書かなくていい』と記載を止められていました。ノルマが厳しいので余った分は出世してノルマが上がったときのため、として事務所で保管していた。『戻し』については裏金と言われますが、次のノルマのための貯金というのが本音です」(同議員)

厳しいノルマについて東京都連所属の国会議員はこうこぼす。

「派閥パー券のノルマ以外にも、東京都選出の国会議員には東京都連のパー券も200万円分、国会議員とは関係ない都議団のパー券100万分も押し付けられてくる。支援団体や支持者も浮き沈みがあり、毎回買ってくれるわけではない」

大なり小なり不平不満は溜まっているのであろう。

12 月13日、国会内で宮沢博行前防衛副大臣は「派閥から記載しなくてよいと指示された」「派閥の方から『しゃべるな』と」などと派閥ぐるみの隠蔽工作の一端を公の場で初めて口にした。

この告白は99人の最大派閥が崩壊していく序章となりそうだ。正しい比較ではないが、と前置きし、前述の議員がこう話す。

「昭和の時代なら親分が違法スレスレにカネを集めて、子分に配っていた。いまの清和会は子分たちから搾り取るような運用方法で、『(傘下の組に厳しい上納金を課していることで知られる)山口組か』とこぼし合っています」

臨時国会閉会後、東京地検特捜部は全国から経験豊かな応援検事と事務方を集め50組体制で、議員からも事情聴取を実施。その前から安倍派の会計担当職員や秘書らを対象とした捜査を進めていた。「戻し」のスキーム作成に関わったのは、森喜朗元総理(86)と目されている。

「森さんは9月に自宅で転んで負傷し、背骨を圧迫骨折し、入院。腎機能も低下し、外出時には車椅子となった。夫人も視力が衰え、11月に2人で都心の老人ホームに移った。親しい人に向けて、終活に入ったから、昔のように会えなくなり寂しい、という内容の手紙を送ったようです。

ただ、高級老人ホームで、部外者はシャットアウトしますが、入居者は出入り自由。12月5日にはバレスホテル内の高級日本料理店で、翌6日には新橋の高級ステーキ店で会食をし、12月11日は歌手の谷村新司さんのお別れ会に車椅子でやってきた。

引退後も派閥運営に口を挟み、安倍さんが亡くなった後はさらに影響力を示していた。東京五輪の組織委員会会長で、スポンサー企業から200万の見舞金をもらいながら、五輪汚職事件で何人も逮捕者を出す中、逃げ切った。今回もまた自分だけ……」(同議員)

安倍派内で「戻し」の多い議員らは特捜部から任意の事情聴取を受けている。森氏がこのタイミングで老人ホームに入ったことは偶然なのだろうか。

取材・文・PHOTO:岩崎 大輔
 
 

菅義偉一派の不気味な動きに岸田首相が警戒…暴露の宮澤博行議員は“ハゲ議連”つながり

 
維新と太いパイプを持つ菅。こいつのやることは余りにも汚く卑しい。
 
 
 裏金疑惑の炸裂で、岸田内閣の支持率がついに10%台に下落。政権末期の様相を呈する中で不気味な存在感を示しているのが、岸田首相の“政敵”である菅義偉前首相(75)だ。

 安倍派の裏金疑惑を巡り、キックバック分を不記載とすることについて「派閥から指示があった」と暴露した宮澤博行前防衛副大臣の背後に、菅氏の存在があった可能性が指摘されている。

 宮澤氏は頭髪の薄い議員たちでつくる「日本を明るくする会」という議員連盟(通称・ハゲ議連)に所属。幹事長を務める宮澤氏は、ハゲ議連名誉総裁の菅氏とは近い関係にある。ジャーナリストの武田一顕氏は15日放送のMBSの情報番組に出演。こう指摘していた。


「宮澤さんは事前に菅さんと相談して、(菅氏から)今だったら言っちゃえ、と(言われた)。あんたの政治的な立場にとっても良いことだ、っていうので(菅氏から)アドバイスを受けて、宮澤さんの爆弾発言につながった」

 さらに、岸田氏が安倍派の閣僚と副大臣を一掃した際の後任人事を巡っても、菅氏の影がチラつく。岸田氏は、無派閥で菅氏と近い阿達雅志参院議員に外務副大臣を打診。ところが「体力が持たない」との理由で固辞された。菅氏を支援する無派閥グループの所属議員が言う。

「われわれは政務三役就任の打診を受けた場合、まず菅さんに相談を持ちかける。阿達さんは相談した上で、岸田総理の打診を断ったのでしょう」

 朝日新聞(15日付)は阿達氏の固辞について、菅氏が「へへへ。人事を受けても良かったのにな」と皮肉たっぷりに周囲に語ったと伝えた。

ライドシェア解禁で“塩”を送る

   岸田政権は18日、一般ドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」について、来年4月から一部解禁する方針を固めた。この動きにも菅氏が関係しているようだ。前出の議員はこう言う。

「ライドシェアは菅さんの肝いり政策です。菅さんの動きを無視できない岸田総理は、ライドシェアに前向きな姿勢を示して“政敵”に塩を送るしかなかったのでしょう。支持率が低迷する今、“謀反”を起こされたら困るというわけです。ただ、こちらとしては“謀反”など起こす気はありません。この状態だと勝手に潰れるでしょうから、様子見ですよ」

 岸田氏への“嫌がらせ”は、まだまだ続きそうだ。
 
 

【速報】小泉法務大臣と自見万博担当大臣が二階派離脱の意向固める

 
小泉法相と自見万博相が二階派離脱すると。
どうせ閣僚辞めたら元にもどるのです。
しかも「親分」の二階議員には頭が上がらないでしょうし。というか、岸田首相と二階氏の指示が異なるとどっちに重きを置けるのか、疑問ですね。これが派閥の弊害。
頭隠して尻隠さず
 
 
自民党・二階派への東京地検特捜部による家宅捜索を受け、小泉法務大臣と自見万博担当大臣が所属する二階派から離脱する意向を固めたことが分かりました。

 特捜部は、19日、政治資金規正法違反の疑いで安倍派と二階派の事務所を捜索しました。

 政府関係者によりますと、これを受けて小泉大臣と自見大臣の2人は、すでに二階派を離れる意向を固めていて、近く離脱する方針だということです。

 特に、検察を指揮できる立場にある法務大臣を二階派に所属する小泉氏が務めていることについては、捜査の公平性への観点から懸念の声が上がっていました。