【速報】大阪府の高校授業料“完全無償化” 滋賀県は全校が不参加の方針 参加メリット少なかったか

 
公立高校をこれまでかというくらいに廃校にして、そして選挙になると「全国で唯一高校無償化完全実施をしているのがおおさか」なんて「嘘とペテン」を平気で言っていた吉村…。維新を信じちゃ殺される!利権のためなら平気で市民を騙しにかかるチンピラ集団「維新」!
 
 
 
 
 大阪府が来年度から段階的に始める高校授業料の“完全無償化”制度に対し、滋賀県の全日制の私立高校は、1校も参加しないことが分かりました。

 大阪府では、府内に住むすべての高校生の授業料を無償にする制度を来年度から段階的にスタートし、大阪以外の近畿1府4県の私立高校に通う約8300人も対象に含めたい考えです。

 しかし、生徒1人あたりの授業料が63万円までは国や府からの公費でまかなわれますが、63万円を超える分は学校負担となります。特に大阪府外の学校については、近隣から通う地元の生徒など大阪以外の府県から通う生徒との間で授業料に差が生まれることになります。

 先月、大阪以外の関西1府4県の私立高校の代表者らが開いた会見では、「大阪府の生徒のために、他の生徒の授業料を使わなければならない」との批判の声が上がったほか、授業料の値上げの際に新たに大阪府の認可が必要となることなどから、「私学教育の『多様化の芽』を摘む」などといった指摘も出ていました。

 滋賀県の私学関係者によりますと、各学校の参加意向のとりまとめたところ、立命館守山高校、光泉カトリック高校、比叡山高校、近江高校、近江兄弟社高校など11校すべてが新制度には不参加の方針で、参加する学校は1校もないということです。

 2022年度の大阪府教育委員会の調査によると、滋賀県で授業料が年間63万円を超える全日制高校は11校中7校で、学校側の負担が発生する学校が多く存在する一方で、大阪からの生徒数が255人と少ない状況でした。こうしたことから、滋賀県の私立高校が大阪府の新制度に参加するメリットは少なかったとみられます。

■和歌山8校、奈良2校が参加意向
 大阪府外でこれまでに参加する意向が判明しているのは、和歌山県の近畿大学附属和歌山高校、智弁学園和歌山高校、初芝橋本高校など8校と、奈良県の智弁学園高校、智弁学園奈良カレッジ高等部の2校。

 和歌山県では授業料が年間63万円を超える私立高校がなく、大阪に系列校が存在する学校も多いことから、大半の学校が参加を表明しています。一方で、奈良県の私立高校は、和歌山に系列校がある智弁学園を除き、大半の学校が不参加の意向を示していました。