岸田内閣支持率45% 前回から9ポイント上昇 毎日新聞世論調査

閉幕してみれば今回の「G7広島サミット」は、ゼレンスキー大統領にすっかり呑まれた形になったかもしれない。
少なくとも一般の日本人はゼレンスキーに好感を抱いたであろう。
このことが岸田首相のポイントを上げ、岸田首相が目論む大型増税に繋がる悪い予感がする。

 
 
 毎日新聞は20、21の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は45%で、4月15、16日実施の前回調査(36%)から9ポイント上昇した。不支持率は46%で、前回調査(56%)比10ポイント下落。支持率と不支持率が拮抗(きっこう)した。広島で19~21日に開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)での外交上の成果が好感された模様で、不支持率が支持率を逆転した2022年8月以降、最も高い支持率となった。

 支持率は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係に注目が集まった22年8月以降、20~30%台で推移し、同年12月には25%に落ち込んだが、その後回復基調をたどっていた。
 
 G7広島サミットで各国首脳が平和記念公園を訪れたことについては、「評価する」が85%を占めた。「評価しない」は9%、「わからない」は6%だった。

 「核兵器のない世界」の実現を目指す岸田文雄首相は、今年のG7議長国としてサミット開催都市に被爆地・広島を選び、米英仏の核保有国を含む各国首脳を平和記念公園で出迎えた。園内の原爆資料館に自ら案内した後、核軍縮に焦点を当てた独立形式としては初のG7首脳文書「広島ビジョン」をとりまとめた。ウクライナに侵攻したロシアによる核の威嚇や北朝鮮の核・ミサイル開発で核の危機が意識される中、こうした取り組みが好意的に受け止められたとみられる。
 
 広島サミットに関心があるかとの質問では、「関心がある」が70%に上った。「関心はない」は17%、「どちらとも言えない」は13%だった。ウクライナのゼレンスキー大統領が電撃出席し、世界的に注目を浴びるサミットとなったことが影響したとみられる。

 政党支持率は、自民党28%(前回25%)▽日本維新の会17%(同15%)▽立憲民主党9%(同11%)▽共産党6%(同5%)▽公明党4%(同4%)れいわ新選組4%(同4%)▽国民民主党3%(同4%)--などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は24%(同25%)だった。
 
 調査は、携帯電話のショートメッセージ(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯528件・固定525件の有効回答を得た。【樋口淳也】
 

次期衆院選での比例投票先、維新が立民上回る…読売世論調査

立憲民主党これでも単独で選挙戦戦うのか?ほくそ笑むのは自公・維新じゃないのか?!
 
 読売新聞社の全国世論調査で、次の衆院選での比例選の投票先を聞くと、自民党41%、日本維新の会13%、立憲民主党8%などの順だった。

 内閣を支持しない人に限ってみると、比例選投票先は維新19%、立民15%で維新がトップ。無党派層では自民21%が最多だったが、維新12%が立民9%を上回った。昨年の参院選や先の統一地方選で議席を大幅に増やした維新が勢いを維持しており、野党第1党の立民を上回る「政権批判の受け皿」とみなされていた。

 次の衆院の解散・総選挙をいつ行うのがよいかを聞くと、「再来年秋の任期満了まで行う必要はない」43%が最も多く、「来年以降に行う」20%、「年内に行う」19%、「できるだけ早く行う」11%だった。

 調査は20~21日に実施した。