政府が進めるマイナンバーカードと健康保険証の一本化。紙の保険証を使う場合に患者負担を引き上げ、初診時も再診時もマイナ保険証より割高にする方針という。 マイナンバーカードの取得は「任意」としてきたのに、ペナルティを次々と強める。事実上の強制は許されない。

 

宮本徹さん

マイナンバーカードの取得は任意と言いながら、取得に応じない人の医療費負担を増やす。
河野大臣、これこそ邪道ではないですか。

 

【来春より】従来の健康保険証での受診料を6円値上げへ 政府

 

 政府は従来の健康保険証での受診料を、来年4月から12月末まで特例的に値上げする方針を固めた。窓口負担3割の場合、初診と再診時に現行よりそれぞれ6円上乗せする。マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」は据え置く。対象はマイナ保険証を受け付ける医療機関で、カード普及と病院の対応を促す狙い。関係者が20日明らかにした。

 現行でも従来保険証の支払額の方が高いが、価格差が広がる。マイナ保険証を持たないと負担が重くなり、強引な誘導策に反発も起きそうだ。

 加藤勝信厚生労働相と鈴木俊一財務相が21日に協議して決める見通し。

 

 

 

 2024年秋に今の健康保険証を廃止して「マイナ保険証」としてマイナンバーカードに一本化する政府方針をめぐり、厚生労働省は20日、マイナ保険証が使える医療機関で、従来の紙などの保険証を使ったときの患者負担を引き上げる方向で調整に入った。従来の保険証を使うと患者負担は割高だが、さらに引き上げてマイナ保険証に誘導したい考えだ。

 現在、マイナ保険証に対応した医療機関で受診すると、窓口負担が3割の人の初診の場合、マイナ保険証を使うと原則「6円」、従来の保険証を使うと「12円」の追加の患者負担が発生する。厚労省は、このうち従来の保険証を使った場合の追加負担を「18円」に引き上げる方針。また、現在は従来の保険証では再診時にこうした追加負担はかからないが、新たに「6円」を設定する方向で調整している。

 マイナ保険証の診療報酬上の加算については、今年10月に、マイナ保険証の患者負担を従来の保険証より割安にする見直しをしたばかり。マイナ保険証に対応していない医療機関ではこうした加算はない。

 

 

従来の保険証利用での受診料、4月から6円上乗せへ…マイナ保険証の普及狙う

自民党政府は高齢者の医療費窓口負担2倍化や、この物価高騰でも容赦のない年金削減などを強行し、社会保障を改悪し続けているが、下らない「マイナンバーカード」にはポイントだけで2兆円を注ぎ込み、そして1ヶ月で広報費27億円を浪費したのも記憶に新しい。市民よりもカード。これが自民党政治。
 
 政府は従来の健康保険証での受診料を、来年4月から特例的に値上げする方針を固めた。窓口負担3割の場合、初診と再診時に6円上乗せする。マイナンバーカードを保険証の代わりに使う「マイナ保険証」の利用者は据え置く。政府は2024年秋に現行の保険証を廃止する方針で、マイナ保険証の利用者を増やす狙いがある。
 
 
 加藤厚生労働相が21日に鈴木財務相と協議し、正式決定する。現行でもマイナ保険証を利用した場合は初診料が6円、従来の保険証で受診した場合は初診料が12円の負担となっており、従来の保険証利用者にとってさらなる負担増となる。