何度も書いているが、突発性難聴と

シスプラチンの副作用で、両耳の

聴こえが悪くなり、補聴器で補っている。

シスプラチンで難聴ぎみになるのは

数パーセントだと思うので、レアだ。

元々、聴力検査をする度に左耳の

聴こえが悪いと指摘されていた。

1番弱いところに副作用が出たのかな。

 

補聴器はあくまで聴こえを補助するもの

なので、「聴こえる」事が1番であって

心地よい音とか、全ての音を拾って

聴こえるものではなく、ある程度の

妥協が必要だ。

なので音楽などは曲全体にさまざまな楽器や

音の高さ低さ、人の声などがあり

補聴器で聴いても音が歪んでしまうし

補聴器無しだと何の音楽なのかわからなくなる。

知っている曲だと暫く耳を傾けていると

なんとなくわかる程度だ。

 

昔は観たい映画があると1人でも観に行っていた。

今は、字幕があってもBGMが不快に聴こえ

低音の効果音が頭に響いて不快指数120%

になるので、7年以上映画館で映画は観て

いない。コンサートなども行けない。

観たい映画はDVDになるのを待って日本映画でも

字幕設定とし、手元に置くスピーカーか

首に掛けるタイプの集音器のボリュームを

大きくして観ている。

仕方ないことだが、音が普通に聴こえない

というのは、不自由だしつまらない。

 

コロナ禍でマスクをするようになった時

茫然とした。皆が何を言っているのか

さっぱりわからない。

口元が見えないので何を言ったのか

想像がつかなかった。

マスクをし補聴器をし仕事中はメガネもしたい

となったら耳の上に乗るものがうるさすぎて

メガネはあきらめた。

仕事は慣れたものなので、なんとかなったが

無口になった。話しかけた返しの言葉が

声の小さい人だと何を言ったのか

わからずに、聞き返すことが恥ずかしかったな。

今は仕事も辞めたのでそういうストレスからは

解放されたが、さまざまな音が歪んで聴こえる

のは諦めるしかない。

今も空の上の方で飛行機が飛んでいる音が

しているがブーンという低音が頭に響く。

近所のバイク好きの人のアイドリングする

音がたまらずにイライラする。

昔は鈴鹿サーキットにバイクレースなど

観に行ったのが信じられない。

 

天気や低気圧などにも左右されるので

最近では耳が聴こえるだけでもヨシとして

不安にならないように自分を鼓舞している。

 

耳が聴こえているから、耳鳴りがするのだ

と心に言い聞かせ日々過ごしている。

不自由過ぎる。

 

昨日の食事

朝:雑穀米2口、みそ汁、水分

昼:きつねソバ1人前

夜:焼売1個、トマト2切、キウイ

  ゴボウと里芋のけんちん汁

酒:ワイン1本