慢性腎不全と闘いながら機嫌良く暮らして

もらうため、のんのんの食事やおやつをいろいろ

工夫して、体重も増やしてもらおうと、さまざまな

ごはんを試したが、もともとのんのんは、普通の猫が

狂ったように食べる「ちゅーる」には見向きもしないし

水分も摂れるスープ状のごはんもスルー。

めんどうくさい猫に育ててしまった私も悪いが

妹猫のふじこも「ちゅーる」を出すと、後ろ脚で

砂をかける真似をする程、興味が無い。

この子たちはそういう子だと割り切って、人間からすると

随分臭い缶詰のフードなどを次から次にあけて、冷蔵庫の中は

中途半端に中身の入った缶詰がいくつも並ぶ始末。

 

悪いけれどふじこにも、腎臓病の療養食を食べてもらった。

そうすれば私が居ない時も、療養食だけ食べてもらえるし

幸い、ふじこも機嫌良く、療養食を食べてくれた。

 

その甲斐あって、のんのんの体重が3kg切っていたのが

4kgまで回復し、獣医さんに「もうそんなに太らせなくても」

とまで言われるようになった。

 

あいかわらずのんのんの性格はクールで、何か食べたいものがあると

鳴いたり気を引いたりは絶対しなくて、私が気が付くまで

 

台所のカウンターの端っこで1人でキリッと立ち尽くしていた。

「ゴメン、何?」と言って私が答えると「遅い!!」という

顔をして「察しろ」という表情。

全く食えない猫だったな。そこがすごくいじらしくて大好きだった。

 

たまに点滴に行くのが面倒だなと思ったことはあったが、

1度もかかさずに、週2回、5年間病院に通った。

猫も私もがんばった。

 

しかし、まさか「ふじこ」が先に亡くなるなど

思いもしなかった。

 

 

昨日の食事内容

朝:そば少々

昼:カニ雑炊

夜:具たくさんのみそ汁、みかん

酒:ワイン1リットルくらい

ダンピング無し。