kouminamiのブログ -4ページ目

kouminamiのブログ

ブログの説明を入力します。

「色彩を持たない多崎つくると 彼の巡礼の年」を読み終わった。僕はいままで村上春樹さんの小説は一度も読んだことがなかったのに、大学生になって1年も終わるころ、明らかに今までの自分史を省みることが多かったのと、自分とあと知らない人、友達っぽいひとについて考えることに実感も付加されてきたことなんか思ったのと、単にこの小説のカバー表紙がおしゃれだったという理由でこの二日ぐらいで読んでみようと思った。とこんな感じでその感想を書こうと、思ったけど、特に感想がないのもまた事実でもある。なんか批評家とか評論家の話によれば、ある時期村上春樹は消費社会を先見的に描き、また現代の中産階級の人々の幸せとそれを蝕む諸悪を的確に描き出した。そんな時代があって世界文学とも呼ばれるほど、人気が出た。らしいけど、ただこれからの世代にも、同じように愛され、買われ続けるのかはいささか疑問でもある。もはや読むべきもっとも最先端の古典作品であって、多く人にとっては読みたくはないが、読むべき本、になりつつあって、それに単純に読みたいと思って買う人だって、広告や宣伝の影響が大きいはずなのである。ただこれまでは内容うんぬん関係なく、ネームバリューで売れることもあった、でも僕はそれがあと10年も続かないんじゃないかとも思ってしまう、僕の小中高の同級生で村上春樹を実際に読んでいた人は5人にも満たないし、唯一熱心に読んでいたのは高校の現代文の教師であって、その人が村上春樹の新刊が出るたびにその内容に関連付けて語りだせば、「いや、春樹は登場人物が全員かっこよすぎて、感情移入できない」なんて吹いてみたりしたって体験を除けば、僕の今までの人生でほとんど村上春樹作品によって侵入されていないし、関係をほとんど持っていない。もしかすれば、僕の見えないところで集まって村上春樹を読む、18や19の若者群がいるのかもしれないけど、僕はなかなかその群を想像できない。