ソチオリンピック、フィギュア団体戦のフランス代表で黒人女
性が氷上を力強く、舞っていた。違和感はない。演技的に伸び
やかさはなかった。
そして2014年2月9日土曜日は記録的な大雪が降り舞った。都
知事選候補者は明日の投票日に向けて、降り積もる雪の中、最
後の演説を行った。報道では東京の積雪量は25㎝を超え、福生
自宅での感覚的には膝まで埋まってしまうそうな、積雪である
。明光義塾も漢字検定だけ行い、午後からの授業はすべて休校
になった。パウダースノーに近いそれは食そうとすれば、喉に
吸い込まれるほど、粒子は小さく、細かい。つい先日も積雪は
あったものの、その比ではないほど、降っている。45年ぶりの
歴史的な豪雪だそうだ。福生市は一瞬、停電もした。今日のぼん
やりとした非日常と明日からも続く、その余韻な中で、人は例
えば都知事を決定しなくてはいけない。僕らは何かの余韻の中
で、つまり混合の中で重要なことを決めていかなくてはいけな
い。スタバでぼんやり、無意識に思考を任せながら、西友を通
り行く雪にまみれた主婦、職業不明の男を眺めながら、一人の
視点に入り込んで、その人の生活を、目の動きにそって書くこ
と、はもしかしたら飽きずに続けられることかもしれないと少
し思った。ただ僕にまだそれは早い。小説はまだ早い。ただ人
と人の隙間、や引き伸ばしを繰り返していこうと思う。
