こういうお知らせを頂けるとは、家族中のジジイネタになっております。しかし長寿を祝った「喜寿」という文字を見ても、いかに我々の寿命が延びているのかが解る。「人間50年、化天のうちを比ぶれば夢幻のごとくなり」と信長が好んだ『幸若舞敦盛』の常識的目標寿命から、2018年日本の男女平均寿命は84歳にもなっている。
この、昔はめでたかった77という長寿の節目は、楷書の「㐂」から草書の「喜」になったようで、ちなみに人類の平均寿命を調べてみると、遺骨のDNA分析から石器時代は18歳で古代エジプトが25歳と推定され、資料の残っている1800年代初頭の欧州が37歳(多分幼児死亡の多発)だったとか。そして主に科学文化的進歩にともなう食糧事情や医療薬学の指数関数的進化の恩恵で、いまや平均寿命も100歳が目標となっている。
しかし我々の本能をつかさどるDNAは長寿を選択してこなかったようで、子孫継続を果たした老齢後は「はい、おつかれさん」ということで、免疫細胞など不十分なままに放置されている。今朝も朝食中、右奥歯が2本折れ、慌てて歯医者に電話して12時の予約を取った。おかげで、オータニの第三打席45号を見逃してしまった。
生きるためにはLIVEの楽しみこそが重要で、何百年かかるかわからないが、DNAはそのあたりをもっともっと学習して欲しい。さらにいうと文京区長さんも、私は人生の大半を占めた勤め人時代は必死に住民税を収め、お知らせいただいたように社会的寄与も果たしてきた。その被搾取的寄与は区役所のヘリポートの手摺代くらいにはなっていると思うのだけれど、せめて喜寿の祝品は金粉茶の小袋より、私としてはコーヒーのほうがうれしかった。
ps>(9月16日、来年中学生になる孫娘ナギからメールが来たので返信した)
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