もう半世紀以上昔になるのだけれど、会計事務所に勤務しながら当時合格率4%前後だった公認会計士2次試験に毎年挑戦していた。何人か仲間がいて、会うと試験科目話の合間に、限られた余暇に読む漫画の話で盛り上がった。ビックコミック、アクション、モーニングなどなどで、「ゴルゴ13」「子連れ狼」「あしたのジョー」、そして寡作だったけれど「一ノ関圭」作品のほかに、「かわぐちかいじ」作品がよく話題にのぼった。

 最近youtubeを覗くと必ずクリックする高橋洋一チャンネルで、写真の「沈黙の艦隊」を強く勧めていた(確かに日本の国際環境からは、この物語にはリアルな暗喩がある)。この作品は単行本で読んではいたが、やはり実写版はリアリティーがあって充分楽しませてもらった。かなり忘れていたストーリーを改めて思い出させてくれ、結局2度も観てしまった。

 ここに出てくる米大統領や日本の首相、そして主人公の海江田や相手役の深町など、いささか出来過ぎなキャラなのだけれど、久々に原作者のかわぐちかいじが描きだす「ダンディズム」には魅了された。この東京湾海戦のあと、たしか北極海の氷の下で米原潜と戦って、NYの国連(原作発表当時のイメージはないが)に向かうのだったと思うが、その実写版が観れる日を楽しみにしている。

 

 そしてその前に、3月21日に配信されるというnetflixの「三体」を、とりあえず今は待ちわびている。

 

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