イメージ 1

 一昨日、母校が西東京の準決勝まで残っていたので、炎天の神宮へ行ってきた。古い球場内をうろつき、幅も高さもマチマチな手造り感のある観客席の階段(貴重な日陰)に座って、応援する後輩たちの無限な若さに感動し、久々に聞く校歌に思わずうなずいたりした。
 4回くらいまで観て、8対2と誰がどう見ても6点差の劣勢・・・。うーむ、これは悪くすると7回コールド負けかと、尻も痛いし暑いし、この回の攻撃を観たら下で煙草でも喫って帰ろうと決めた。と、いきなり二塁打が2本連続してその後もヒットヒット、あれよあれよと5点が入り、なんと1点差。しかもツーアウト満塁。思わず拳を握っていた。結局、コンクリの階段で尻悶えしながら、最後のバッターがお約束の一塁ヘッドスライデイング、ぜんぜんアウトまで観戦するハメになってしまった。もう一本、あの場面でひっくり返せなかったのが敗因の原因と、何やら人生の来し方を見せられたようで、翌日まで気分がすぐれなかった。
 考えてみると、私が二高の三年生だったとき、ここで優勝して甲子園に行ったのだけれど、あれはもう半世紀も前の話なのだ。同じクラスに野球部のレギュラーが何人かいて、バッターボックスに立つと「金返せー」とか騒いで愉快だった。あのときのあのエナジーがよみがえって来る感じが、何ともうれしかった。
 本日、我が日大二高を撃破した東海大菅生は早稲田実業も打ち負かし、甲子園行きが決まった。ご健闘を・・。
 
(草薙渉で検索)https://ebookjapan.yahoo.co.jp/?