投資のいろは(〇〇崩壊) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(〇〇崩壊)

今日は前半を軽めにして後半にきちんとしたものを書きます。

 

まず、昨日のNY時間で半導体セクターは崩壊しました。昨晩のエントリーでそれは指摘しています。あの時にはまだ下落幅は小さく、朝起きてここまでになるとは思っていませんでした。

 

調べてみると、前回この水準の暴落が起こったのは2020年2月のことです。この日付を覚えているのは、ちょうどその頃にコロナが拡散し始めて、同時にその月のいつだったかの金曜日、日本市場がそこそこ堅調に推移して引けた後、ナイトセッションのタイミングで突然SOX指数が3%か4%下落したのを覚えているからです。

 

私はその時下落を見込んでプットバックスプレッドを組んで、尚且つ日経平均先物を売る戦略で現物株をヘッジしていました。コロナを予見していたわけでは無く、やや景気の先行きに暗雲が立ち込めていたからです。

 

確かコロナも少しずつ拡大していたころだったかもしれません。ただ、今その頃の投資日記を読んでもまだコロナという言葉は出てきていないので私の中ではそれは問題では無かったという判断だったのだと思います。

 

ところが2月17日の週だったと思います。その週は週足で陰線を引くときだったと記憶しています。そして日本市場が金曜日に引けた後に上で書いたようにSOX指数が暴落し始めたのでした。私は今でも覚えていますが、確か21日の午後23時頃、日付が変わる直前にかなり大きくプットバックスプレッドを組成したのを覚えています。そして確かこの日はSOX指数が珍しく4%近く下落したのでした。

 

NY時間の寄り付きからかなり危ない値動きで、断続的にプットを買いまくったのを覚えています。そして週が明けると日経平均もNASDAQも暴落し始めたわけでした。確か月曜日のNY時間にSOX指数が今回と同じくらいの下落をしたはずです。

 

その時点でミニでは無く通常のプットオプションでバックスプレッドを、それもかなりのロットで組んでいて、この週の終わりごろには買っていた遠くのプットの一部までもがITMとなっていきました。

 

それ以来の暴落です。

 

そして私はこういう局面ではあえてSNS等で煽り気味のコメントを書いて個人投資家のセンチメントを観察することにしています。少しだけブログの宣伝も兼ねていますが。それで言うと、本日の時点ではまだ多くの方々は強がるだけの余裕があることが分かります。それで本日のタイトルになりますが、それらの方々も来週半ばまでに精神と口座が崩壊します。なので信用買いや先物で買いを入れている方は昨日のエントリーでも書いたように即座に売った方が良いでしょう。

 

SNSではまだ私のコメントにサムズダウンをつけるだけでは無く敢然と反論をしてくる方々もいて、まだまだ含み損が出ていてもこれまでのように持ち直すことに一縷の期待を込めていることが分かります。おそらく不安でしょうがないので書くことで気を紛らわせているのだと思います。投資を始めたばかりの自分のことを振り返ってそう思います。明日は戻すだろう、月曜日には上昇局面に戻るだろう、そういう期待ですね。それで今の含み益も信用買い残のマイナスも解消できる。維持率が2桁になってきたけれどまだ大丈夫だろう、と。

 

不安で仕方がないからそう書くことで自己暗示にかけます。

 

もちろんこれらのコメントも来週半ば以降に消えていきます。

 

私の場合、そうしたコメントをされた方のコメントの内容に興味があるわけでは無くその推移を見るために何人かの投資をしていそうな方のコメントの方にブックマークをするのではなくアカウントそのもののURLをブックマークしてどうなっていくのか観察しますが、おそらく今回ブックマークをした10名程度の方についても来週半ばごろまでにアカウントごとコメントを消されるんじゃないだろうかという気がします。

 

これは悪意を持ってやっているのではなく、一番経験の浅い方の振る舞いが結構株価の底値を見定める手掛かりになるために行っているものです。

 

そういうアカウントがピクリとも反応しなくなってしばらくすると株式市場は底になります。後はそういうアカウントは損切りをして全てを確定させると今度は下落を求めるようにもなり、その書きぶりから何となく口座の内情を理解できると言うわけです。

 

さて、ここからきちんとした方について。

 

本日のエントリーにはテクニカル分析やチャートはありません。これには理由があって、アメリカの対中半導体規制により日本のアドバンテストや東京エレクトロン、TSMCやASMLが暴落しています。アドバンテストとTSMC、ASMLはホワイトハウスから名指しで制裁の対象だと警告されており、今と同じレベルでの対中貿易は出来ません。ASMLなどは良いニュースが流れたにもかかわらず暴落しています。

 

つまりもうテクニカルに意味が無くなってしまったのです。少なくとも短期的には。だからもしかすると投資家ブロガーさんや投資家YouTuberさんが25日線が支持線だと述べて、それを支えに信用買いや先物を持ち続けようと思っても損失を拡大させて市場から退場するだけです。株式市場の前提条件が変わったのです。

 

この変化を市場が織り込むまではテクニカルは意味をなしません。というかテクニカル的に見てもMACDがプラス圏でDCしているし、先日からお伝えしているようにローソク足は三川宵の明星という一番悪い形をつけているし、そもそもテクニカル的に見ても現状は最悪と呼べると思います。

 

テクニカルを信じて、特に買いから入った場合は漏れなく全員破滅すると思います。確実に破滅すると思います。数年は市場に戻って来られません。