投資のいろは（本日の雇用統計）

本業が忙しく更新が滞っていました。

その間、順調にアイアンコンドルが利益を積み上げています。これで来週月曜日まで週末に市場は動かない（ナイトセッションはあるけれど）ので、オプションについては清算せずにＭＳＱまで持つことに決めました。

一方、少し懸念されるのことがあり、それは本日アメリカ時間の雇用統計です。今、アメリカで諸々の経済指標について速報値から下方修正されるものが相次いでいて、特に雇用に関してはやや悪意ある水増しをされている可能性を指摘され始めています。そこをあまり深く追求しても仕方がないのですが。

ただ、それでなくとも雇用関係の数字はあまり良くないのでバッドサプライズは起こり得ると思います。もっともそれはＮＹを大きく下げさせるほどのインパクトはなく、高々現在の戻り基調が揉み合うような展開になる程度だと見ています。

日本について言えば、アメリカとの相関も弱まってきており、ナイトセッションで少しだけ先物が下方向に動く程度だろうと考えています。

雇用統計で上に行く可能性がほとんど無くなったというイメージです。

そこで日経平均先物かオプションで１時間から２時間だけポジションを組成して指標による動きをトレースしようと思います。具体的には日経平均先物（ミニ）を午後９時過ぎにショートして指標発表後に決済する。逆指値は１００円程度上に置く。

あるいはオプションで６月限の３９０００円のコールを売り（午後６時半現在１８０円）、同じ限月の３９５００円のコールを買う（（同６０円）。ＡＴＭに近いですが、ごく短期での取引になるので利益が出るにせよ損失が出るにせよ指標発表後に決済です。

こちらは日経平均日足の３ヶ月チャートに出来高を重ねたものです。本日から数えて５営業日前に突出した出来高がありますが、これは以前のエントリーでもお伝えした通りモルガンスタンレーの商品のリバランスで出来高が膨らんだので一種のアノマリーです。ここにきてまた出来高が細ってきています。

こちらは同じ期間の日経平均日足のチャートにボリンジャーバンドを重ねたものです。ボリンジャーバンドもかなりスクィーズしてきています。ここまでくると１日程度急騰急落してもバンドが一気に拡張局面に入るようなことにはならなさそうです。そういう点からもアイアンコンドルは安泰です。

こちらも同じ期間の日経平均日足のチャートに移動平均線とＭＡＣＤを重ねたものです。ヒストグラムが上にも下にも伸びていません。ベタ凪の状況です。

あるとしても今晩のアメリカでの雇用関係の指標で小さなサプライズが起こる程度と考えています。それでも急落というスケールでは無いでしょう。

それにしても更新が滞る直前のエントリーでは荒れそうな気配と書いたのですが、あの日はそこまで動きませんでした。私はそこそこ大きく下落すると見ていたので意外な思いです。あれを見ると下の方では買いが入りやすいのかとも思います。

しかしチャート的に見ても徐々に上値を切り下げていて、緩やかな下落トレンドの中でのボックス相場であることは間違いないのかという思いを強くしています。

指標が発表された後で成績その他については改めてアップします。