雑感(決算を経て思うこと) | ぶらっくまーさん

雑感(決算を経て思うこと)

こちらは散文調に書きます。

 

今回の決算を見ていて日本企業、あるいは日本人ひとりひとりのメンタリティーについて思うことです。これは、このエントリーを読んでいる人、そのひとりひとりについて述べていると思っても良いと思います。

 

『日本』という接頭詞がつく諸々のこと、つまり日本企業であったり日本人であったり、そういうものですが、それらに未来は無いんだなと痛感しました。

 

この接頭詞がつく諸々は昨日までそうだったから明日以降もそうする、慣例がそうだったから今後もそうする、昨年度までそうだったから来年度以降もそうする、こうした行動原理が非常に強い。

 

今、この小さな島の外側の共産主義国も自由主義国も全世界がそういう行動原理に基づかずに競争を行っています。途轍もない時価総額を持つ企業が、立ち上げた事業に既に数百億ドルを注ぎ込んでいても、それに将来性が無いと判断された瞬間に、部門ごと閉鎖するというようなことをしているのがアメリカのM7であり、もう少し広くアメリカの企業であり、中国の企業であり、新興国の企業であるわけです。

 

けれども日本の企業では無いのです。断定できます。

 

これで日本が今の地位を10年後にも維持出来ていると思えるのなら、余程楽天的なのか、事実を直視することを放棄した人なのだろうと思わざるを得ません。

 

日本という接頭詞がつくあらゆるものに資金を投じることは、大切な自分の財産をドブに捨てることと同義だと思えます。残念です。

 

私は10年後にはまだ日本国籍を持っていると思いますが、20年後にはそこはやや怪しいです。30年後には確実に他国の国籍を取っています。そういう国です。この日本という国は。ここで生まれても、ここに骨をうずめる気には到底なれません。