投資のいろは(銘柄選定) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(銘柄選定)

どこで見つけたのかを思い出せませんが、クイック(4318)を紹介します。

 

今回の銘柄選定のエントリーでは全体の相場の分析も混じるので少し長くなるかもしれません。要点だけを言えばこの銘柄を買う予定ですが来週早々に買うべきでは少なくともないだろう、ということです。それについては後述します。

 

まずはテクニカルを見ていきます。

 

 

こちらはクイックの日足3ヶ月チャートに移動平均線とMACDを重ねたものです。MACDを見ると分かりやすいのですが、現在ヒストグラムもマイナスですがそれが縮小しつつあって、この先マイナス圏でクロスが発生しそうです。25日線が右肩下がりなので(チャートを見ただけでも)下降トレンドの最中なのが分かります。

 

 

こちらは日足の同じ期間のチャートに一目均衡表とRSIを重ねたものです。雲を下抜けそうです。従ってRSIは売られ過ぎを示していますが、少し下がる予感もします。それと一目均衡表の雲には2色あります。先の方に薄緑色の雲がある時には上昇トレンドになりやすく、濃い緑の雲がある時には下落トレンドになりやすいです。それは雲を形成する先行スパンが2つあって、それを生成する計算式がどういう意味を持つかを考えると分かります。ここでは割愛しますけど。

 

上記のような理由から今すぐ買い始めなくとも良い銘柄です。私自身は多少の下落を見込んだとしても来週の冒頭から買っていこうと思っていて、その代わりに同価格で同数か同数より少ない株数の信用売りも入れていこうかと思っています。権利落ち日が近いのも下落を誘う要因となります。

 

しかしここから大きく下落する可能性は少ないと思います。それはこの会社が配当性向をこれまでの1株当たり利益の4割から5割に修正したことや業績が堅調に推移していることなどを勘案しているからです。

 

個別銘柄の紹介としてはこれで良いかと思います。

 

さてそれでは冒頭の話に戻ります。来週早々に買うのは控えたほうが良いと述べたのは日経平均が再度調整をする可能性があるからです。もちろんトレンドは上昇で変わらないと思いますが、やや気になる数字が出てきているので、その調整局面を見てこうした優良株が下落したところに買いを入れた方が短期でも中期でも含み損を抱えずに良い気分でスウィングトレードを出来るのではないかと思います。

 

それで日経平均が短期的な調整をしそうな気配なのはいくつか理由がありますが主体別売買動向で外国証券が現物と先物を両方売り越してきていることなどがその要因の1つとして挙げられます。

 

外国証券は今年に入って2月下旬の1週間を除いてずっと買い長でしたが、3月第1週になって売り長になりました。もちろんそこだkを見て翌週の日経平均を予測するわけではないのですが、証券自己も買い長とはいえここ最近のトレンドとしてその買いが細ってきています。今、日経平均をもっとも買っているのは個人ということで、しかも信用買いが積み上がっています。

 

信用買いが良いとか悪いとか、そういう話は論外なのですが、ただ信用買いというのはその性質上足が速いのでこれが積み上がると将来的な需給の悪化を予感させます。長期的なトレンドで言えば、現在の円安が上場企業の業績を強く下支えしているので市場が次回以降の四半期決算の内容を織り込んでいる動きになっています。為替が円高に動かない限りこの上昇トレンドは当面続くと思いますが、短期的には買われやすい局面と売られやすい局面が交互に現れながら上昇していくと思うので、来週あたりは売られやすい週になるのかという気がします。

 

権利落ち日の理論的な下落の水準は確か350円ぐらいだったかな、ちょっとうろ覚えで書いているので間違っていたら訂正してほしいですが、その程度は黙っていても下落します。基本的には市場のセンチメントが良いとこの分をその日のうちに埋めることもあります。ただ、既述した通り売られやすい展開になる気がするので、来週1週間は様子見でも良いのかなと思います。

 

繰り返しますが、私は週の初めで最小単元程度は買うつもりです。

 

このブログでは何度もお話ししていますが、私は基本的にファストインファストアウトなので、私よりひとつ行動を遅らせた方が利益が大きくなるようです。