投資のいろは(大発会) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(大発会)

投資家の皆さんは本日が明けましておめでとうかもしれません。

 

いよいよ今年も大発会でした。今日は寄り付きからザラ場を見ていましたが、その感想は後程ということで。まずは今年の年末年始のことを。

 

今年は諸々の事情があってほぼ家で筋トレをしていました。それと体幹にランですね。本来この時期は長い休みを取ってどこか旅先で筋トレと、その地の観光名所を巡るランを毎日行うのですが、今年はそれを今月中旬に回します。

 

実は今回地震があった石川県の兼六園もランの予定地のひとつでした。北陸新幹線が開業した直後にここに10泊程する旅行を計画していたのですが、それもなんだかんだでつぶれてしまって、今回行こうかと思っていたのです。

 

それも今月下旬に変更したのですが、もしも規制がかかっていなければ被災地に行って旅のような形で経済に貢献しようと思います。日本というのはどこに住んでいても地震の被害に遭う可能性はあるわけで、決して他人事ではありませんよね。実際私自身も東日本大震災では被災していますし。

 

それはまた別の機会に雑感ででも述べるとして、次に本日の日経平均を。

 

 

こちらは日経平均5分足の1日チャートです。寄り付きから1時間はかなり詳しくザラ場を見ていました。このチャートでも分かりますが最初の10分間の下落の仕方が驚異的でした。しかし保有する現物株、私は一度でも保有した株は口座に最小単元を残すことにしているのですが、それら保有する株全部の動きを見ていると割と底堅く動いていて、これは簡単に戻してくるんじゃなかろうか、と考えたのは午前中のエントリーで書いた通りです。

 

まだ今日の情勢を詳しく見ていませんが、この朝方の下落はおそらくアメリカでFANG銘柄(日本で言うところの所謂GAFAM)が下落したのと、半導体関連が下落したことで日経平均に寄与度の高い半導体銘柄が売り込まれたんじゃないかと思います。そしてアメリカと日本が下落したのは、地震や航空機事故は全く関係なく、まぁ、ゼロってことは何事も証明が難しいですがほぼゼロで、基本的にはNY時間にどこだったかの連銀総裁とFOMC議事録が共にタカ派的なものだったからというのも寄り付き前のエントリーでも書きました。

 

今年はこういった形で市場と中央銀行との現状認識の差を埋める動きがFOMCや、その議事録が公開されたり日銀の金融政策決定会合毎に起こるので、昨年までとは利益を出す方法が変わってくると思います。そこは注意が必要です。

 

さて、それでは昨年の大納会で取ったオプションのポジションについてどうなったのかというのを検証していきましょう。実は本日寄り付く前は昨晩の先物の動きを見ていても33000円がひとつの支持線となって、あまり下落することなく数千円のマイナスで決着するのかな、と思っていました。

 

けれども寄り付いてからは先物がどんどん下げていきました。もっとも現物はそこそこ買われていたので、私は底を見極めたら即刻オプションを決済することは寄り付いてから5分で決定して注文をあとワンクリックで完了できるようにしていました。

 

その結果はこの直前のエントリーにアップした通りです。

 

 

結局、プットの方はほぼ本日の高値の700円で売れました。

 

 

これはプット1月限月33375円のチャートです。昨日夕方の16:30からのチャートが本日分の先物の1日になるので、本日の9時ごろはこのグラフの右側になりますが、結局700円というのはほぼ本日の高値でした。

 

ただ何といっても現物にはどんどん買いが入っていましたから、長く持つのはご法度です。オプションでは特に買いで持っている場合には判断の早さが大事です。そして初動で最も大きな動きをするので、こういう早い決断が特に重要です。タイムディケイ(時間による減価:ギリシア文字でθ(theta)(後述))がSQに近づくと大きくなるので、次の下落を待つというのは愚策になります。

 

一方個別銘柄ではどれも非常に好調でした。テクニカル的には本日1日だけで劇的に良い形になったということはありませんが、ここから期待させるチャートが増えてきました。今年は何度かあるであろう調整局面でオプションと先物を駆使して利益を出し、それを現物株を買うための資金として利用していくというのが良いと思います。

 

さて、それでは今年最初の本日までの成績です。

 

グリー(3632)

 400株@569円                +8400円

 

日創プロニティ(3440)

 800株@650円               +54400円

 

アドソル日進(3837)

 500株@1515円              +36000円

 

パーク24(4666)

 500株@1803円              +28000円

 

これに加えて先ほど述べたようにオプションのポジションが以下の通り。

 

ロングストラドル(12/29 → 1/4)

24年1月C33375円@335円買い×1 → -23000円(確定)

24年1月P33375円@360円買い×1 → +34000円(確定)

 

オプションについては全角では無く半角で紹介していきます。

 

 

ようやっと紹介してきた銘柄もまともな利益を出してきましたね・・・

 

これ、ちょっとした利益でずっと低迷していましたが、一応年末は出来高が細いので上昇する余地が無さそうだとは思っていました(と、今は強弁してしまいます)。それでパーク24(4666)も一旦売ったのでした。あれは事前の通告をここでしなかったのは申し訳なく思っています。ただ、パーク24自体はファンダが先日の決算で完全に変わったので今後ペースの緩急はあるにせよ、上昇することは間違いないと思います。しばらくホールドして2000円程度をつけたときに売るかホールドし続けるかを考えても十分だと思います。

 

今年は23年と異なりオプションと先物を駆使するので、目標とするパフォーマンスは昨年のスウィングトレードだけの成績である14.8%(税引き後:税引前は18.5%)を上回る数字を出したいと思っています。

 

ちなみに私の資産全体の23年のパフォーマンスはテスラ株の含み益がかなり減少したので、あまり良いものではありませんでした。このテスラ株ですが、オーナーのイーロン・マスク氏の悪いところが次第に目立ってきており、尚且つ世界のBEV市場の成長に対してテスラの成長が完全に劣後してきており、私のルールだと新興企業株は、買った時の経営者が退かない限りは持ち続けるというのがありますが、最近のマスク氏はX(旧Twitter)の経営に執心されていてテスラに目が行っていないようだし、このルールを曲げてその一部を今年から5年程度かけて売却していこうと思っています。今のマスク氏には周囲に諫言(かんげん)をしてくれる人がいないのかもしれません。マスク氏の功績は20世紀のエジソンと同様に確実に歴史に名を遺すのは現時点ですら間違いないと思いますが、ことテスラの企業価値で見た時には、今後自動車業界のリーディングカンパニーになるかは不透明な気がします。

 

保有する株を2010年頃に1株20ドル(分割前:分割後で1ドルちょっと)前後で2万ドル分購入して、その後2018年にマスク氏がSECから株価操縦の疑いで訴えられかけて、テスラの経営から切り離されそうになった頃に一部を売りましたが、その後の分割で15分割されたので、結構な株数になっています。

 

一揆に売却するとかなり大きな売却益が出る上に、再投資先を見つけられないので、再投資先を見つけられたら積極的にテスラ株を売っていこうと思います。