経済に関する覚書(本田技研工業について)
古いエントリーでも書いていますが、本田技研工業(7267)を保有しています。
長期保有のブログをやっていましたが、そうすると取引が閑散として、ここにエントリーを書いても月に数回、のような形になるので現在のスウィングトレードの結果を書いていくブログに変更しましたが、現在の投資のスタイルの基本は依然として長期投資です。今はあまり日本の株は持っていません。その中の銘柄のひとつが本田技研工業の株です。かなり以前から保有しており、平均購入価格3050円で1000株です。かつては日本の自動車会社の株をもう1社保有していましたが、それは売りました。今は本田技研工業だけです。
海外の自動車産業を手掛ける投資家やアナリストからBEVの時代に独立資本として生き残れる日本のICEメーカーはおそらく0社で、低い可能性で1社。それが本田技研工業ということです。昨日のプレスリリースで面白いものがありました。
本田技研工業のこうしたBEVの流れに全振りする姿勢は評価できます。それでもまだまだTESLAやBYDなどの新興企業に比べたら意思決定に年の差があり、もっと早く決断をしていかないとなりません。けれどもいち早く内燃機関の開発に見切りをつけてBEVに全リソースを投入するという選択は海外では良い評価を得られているようです。もちろん、ICEメーカーからBEVメーカーに変わるためには多くの苦しみも伴いますが、会社の存続のためにもこうあるべきです。
本田技研工業は、海外ではバッテリーメーカーや電子デバイスのメーカーとも積極的に提携を行っており、ある程度は最先端のBEVに追いついていけるだけの知見を蓄積しているようにも見えます。
もしかすると、日本企業がBEVの時代に1社だけでも残れるかもしれません。
私が思うに内燃機関の自動車は、2016年には未来が無くなっていました。
今は亡骸を愛でているような状況で、それもいずれ終わります。
しかもすぐに。