ELIMINATOR(ZL900)のクラッチ周辺の移植その1で、クラッチ周辺部品を観察した際に、気になった部品の新品3種類を手配して、この3種類をサンプルとして、ワンオフ製作依頼をしていましたが、1月末に出来上がって来ました。

ELIMINATOR(ZL900)のクラッチ周辺の移植その1
https://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20191209/archive

まずはクラッチセンターの大きいナットです。
オモテ面とウラ面にはそれぞれ高さが違う段が付いています。

純正品番:92015-1929
純正品名:NUT

基本的に純正部品と同一形状、材質はチタン合金、表面処理は無し。
製作は3種類全て、日本特殊螺旋工業(βチタニウム)です。

価格は15000円×消費税でした。



ちょっと問題が有ったのは、高い段付きが有る面の方です。
純正部品のナットの矢印で示した3ヶ所・・・少し変形しているのが判るでしょうか?

これはβチタニウムからの指摘で判った事なのですが、純正部品はこの3ヶ所を変形させる事で、ナットの緩み止めにしている様です。βチタニウムではこの加工は行わないとの事でした。



クラッチ周辺部品の構成を考えてみると、このナットの外側はクラッチオペレーティングプレート、クラッチスプリングボルト×6ヶ所で固定しているので、万が一、ナットが緩む事が有っても、ナットが脱落する事は無いと思うので、自己責任の元、3ヶ所の加工は行わない事を了承しました。



重量の計測です。

純正ナットは43.5g



ワンオフ製作のチタン合金ナットの重量は25.9g

マイナス17.6gの軽量化でした。



続いてクラッチボルトです。
このクラッチボルトは6角頭の中央にメネジが切ってある特殊なボルトです。

純正品番:92002-1639
純正品名:ボルト

基本的に純正部品と同一形状、材質はチタン合金、表面処理はリーフグリーン。
純正のクラッチボルトは光沢が有るめっきだったので、敢えてリーフグリーンの陽極酸化処理にしました(アッセンブリ状態では全く見えなく無くなるんですけどね)

価格は4500円×陽極酸化処理(リーフグリーン)×6個×消費税



重量計測です。

純正のクラッチボルトは14.6g×6個=87.6g



チタン合金のワンオフ製作クラッチボルトは7.6g×6個=45.6g

クラッチボルト6個合計で、マイナス42.0gの軽量化でした。



続いて、クラッチボルトと対になるM6キャップボルトです。

純正品番:92002-1166
純正品名:ボルトソケット6×16

ストレートキャップ形状、材質はチタン合金、表面処理はリーフグリーン。
ボルトの長さが16㎜有りまして、規格品15mmよりも1㎜長いのですが、そのプラス1㎜のネジの勘合長が欲しい為のワンオフ製作となりました。
※今回はM6×20㎜規格品を首下切り詰め加工した物になります。

価格は1180円×首下長さカット×陽極酸化処理(リーフグリーン)×6個×消費税



重量計測です。

純正ボルトは5.6g×6個=33.6g



チタン合金のワンオフ製作ストレートキャツプボルトは2.8g×6個=16.8g
ストレートキャップボルト6個合計でマイナス16.8gの軽量化でした。



今回、3種類の部品の合計でマイナス76.4gの軽量化でした。

部品に穴を沢山開けたり、大きく削り込んだりする事無く(機械的な破損リスクを小さくする)、純正部品と基本的には同一形状で、材質を鉄からチタン合金に置き換える事での軽量化です。回転物の中心から離れた部分を軽くする事で、実際の回転マスを小さくする意味も有ります。

部品単体でのバランスを限りなく小さくした上で、これを積み重ねるのが最良ですが、全てアッセンブリした状態での回転バランスを考えて、最良に近い状態になる様に考えてみる・・・そんな感じです。

チタン合金を使うのでコストは大きくなりますが、まあ、自分で納得出来る範囲なら、これも有りでしょう。


装着編に続きます。