このパルシングカバーは、最終的にブラック塗装を行う前提で傷跡の修復を考えています。塗装の密着を良くする為、腐食部分の除去、凸凹になっている傷跡を慣らす為、等々、耐水ペーパー#600で行いました。パルシングカバー表面の切削加工跡もなるべく残したいので、耐水ペーパーの修正は必要最小限に心掛けました。

※この画像は作業途中のものです。



パルシングカバーはエンジンの熱が伝わり易いので、普通のパテ等では年月を経ると密着性が劣るかな?と考えて、耐熱性が有る(149度)メタルエポキシを使ってみる事にしました。



パルシングカバーに使われている特殊なアルミ材と、メタルエポキシの密着性がどれくらいあるのか?不明なので、少し多めにメタルエポキシを盛って、乾いたら削ってみる事にしました。

結果から書くと、メタルエポキシを盛った量が多すぎた様で失敗でした。傷跡が小さく、傷跡が浅い為、メタルエポキシを少しづつ削っていくと、傷跡部分に入り込んだメタルエポキシも他の部分を削り込んだ際に、一緒に取れてしまいました。中々思いどうりには行かない様です・・・



取れてしまったメタルエポキシは全て除去して、2回目のメタルエポキシの盛り付けにトライ。今度は極少量にして爪楊枝の先で傷跡の凹部分にだけ、メタルエポキシを盛り付け。



メタルエポキシが乾いたところで、表面を慣らす為に耐水ペーパーを当てました。この後、傷跡の凹が気になる部分にもう一度メタルエポキシを盛り付けして再度修正。メタルエポキシの色がグレーなので判り難いですが、傷跡を埋める為に使用したメタルエポキシは本当に極少量で十分だった様ですね。



パルシングカバー全体を脱脂して、塗装しない部分のマスキングを行い塗装準備に入ります。



パルシングカバーはベタ置きだと、余分な塗装でくっついてしまう恐れが有るので、嵩上げして浮かせて塗装します。アルミ材と塗料の密着性がどれ位あるのか?読めないので、密着性を上げる為にミッチャクロンを使いました。



ミッチャクロンが乾いたところで、ブラック塗装に入ります。
このところ良く使うトップヒートの艶アリ黒です。作業を行った日は、晴天で風も無く、湿度も低かった様で、割と良い感じに塗装出来ました。



塗装ムラが出ない範囲で、カバー表面の切削痕が判る様に塗膜を薄く塗装したつもりです。塗装は自然乾燥した後に、ストーブによる過熱(1時間程度)~自然冷却の工程を2回行いまして、画像の様な仕上がりになりました。傷跡を修復した部分の凸凹は、塗装の膜厚でもう少しなだらかに埋まるだろうと思っていたんですが、よーく見ると、少し傷が残ってしまいましたね。



次は装着編です。