先日、フロントブレーキホースのレイアウト変更を行いまして
それから近所を200㎞程度しか走行してないのですが、
BERINGERのブレーキマスター本体から、リザーブタンクへと
L字ニップルが出ている根元のオイルシール(で良いのかな?)周辺から
フルードが滲みだして来る様になりました。
長年、BERINGERのマスターを使用していますが
今回のようなトラブルは初めてです。
L字ニップルをグリグリと押し込んで、フルードの滲みが収まった様に
感じましたが、やはり、ブレーキ操作を何度か行うと
少しづつフルードが滲んできたので、OHを行う事にしました。

2015年11月現在、BERINGERのマスターOHキットは、
PLOT(プロト)扱いの製品が入手可能です。
私が使用しているBERINGERブレーキマスターBR14に適合する
マスターOHキットは「REPKITBR14」になり、
17900円(税抜き)と、かなり高価ですね。

BERINGERのマスターOHキットの部品構成は、
ベアリング、レバーピボットシャフト、ワッシャー、ナット、
ピストン、シール、バンジョーボルト、ガスケット、リターンスプリング、
L字ニップル、シール、取り付けボルト、レバーアジャストボルト、
等になります。
ブレーキマスターボディ、レバー、ブレーキスイッチ、以外の
全ての部品が、マスターOHキットに含まれている事になりますね。
多分、全ての部品を交換する事は無いと思いますが
この部品構成ならば、ある程度高価でも止む無し・・・ですね。
OHキットが入手可能である事をヨシとしましょう。

早速、ブレーキマスターを分解して、現状確認に入ります。

L字ニップルとシールを取り外してみましたが
特に問題になる様な所はないように見えます・・・

シールを横方向から見てみました。
中央付近に、幅にして、1段高くなった約1㎜位の凸部がありますが
凸部の高さ自体が低いので、これだと経年使用によって
凸部が平らになってしまう事が考えられます。
そうなると、フルードが滲むのを防ぐ部品としての
シールの役目は機能しなくなりそうですね。
画像は無いですが、シールが嵌る相手側のボディは
シールの凸部が嵌る様な溝は無く、上から下まで平らでした。
シールの構造、周辺部品の構造に、やや問題アリ・・・ですね。

新品シールを横方向から撮影するのを忘れましたが
これまで使用してきたシールと凸部の高さは
あまり変わらない様に見えました。
フルードが漏れるのも、漏れないのも、偶然の様な気がします。
と言う事で、新品のシールをボディに組み込んで
L字ニップルを挿す直前の状態です。

ブレーキマスターボディの内部を見てみます。
内部までアルマイト処理を施して有る事と(色はチタングレー)、
定期的なフルード交換を行っている事で腐食等は有りません。
ボディ内部の一部に、擦れた跡が有りますが
爪先で触っても気になる類の物ではありませんでした。
ブレーキマスターボディの寿命は、まだ有りそうです。

続いてピストンの状態を見ます。
ステンレス製のピストンに、WPC+MOS2複合処理を施して
スムーズな作動性、高耐久性を狙ったものですが、
レバー入力方向(タテ方向)に擦れた跡が付いてました。

多分、そのまま使用しても問題無いかな?と思いましたが
念の為、擦れた跡を#3000の耐水ペーパーで軽く撫でておきました。

ピストンのリターンスプリングの自由長を新品と比べて
変わらない様だったので、継続使用します。

ピストンをボディに収めるシール(説明書だとダストシール)は
新品にしました。
他のメーカーのブレーキマスターだと、このシールは飛び出ない様に
スナップリング等が使用されていると思いますが
BERINGERのシールは、ただ、嵌っているだけの(当然、外れ易い)
ちょっと変わった構成なので、新しい物の方が安心です。

ブレーキマスターの組み立て~車体への装着は省略。
ブレーキラインのエア抜き作業は省略。
いきなり完成!(笑)

近所を試乗して、連続してブレーキを掛けたり、ハードに掛けたり、
色々と試してみて、フルードの滲みが無い事を確認。
経過を見ないと判らない点もありますが、当面は大丈夫かな?

BERINGERの製品は機械部品として見た場合、
アレッ!?と思う事もありますが、BERINGERでしか体感出来ない
フィーリングが有るのも事実なので、もう暫くはこのままで行こうと
考えています。
走行距離:139978㎞