私のZRX1100は、ブレーキ関係の部品は2世代目、または3世代目へと
順次移行していまして、未だに移行して無い部品の中で
最後に残っていた部品がリアブレーキマスターになります。

リアブレーキマスターは純正NISSINの14㎜を使用していて
リアブレーキキャリパーのピストン径は、純正キャリパーよりも
小径なBERINGER 2Pに交換してあります。


過去においては、リアブレーキマスターの取り付けピッチがほぼ同じ
BREMBO1/2インチ(12.7㎜)リアマスターや
リザーブタンク一体式NISSIN11㎜マスターなども試してみました。
http://moon.ap.teacup.com/applet/933style2/20090813/archive


リアブレーキユニットとしての制動力は、
純正NISSIN14㎜マスターと純正キャリパーの組み合わせよりも
効かないのですが、これが必ずしも「改悪」と言う訳では無く、
バイクの車体姿勢のコントロールを行う為に
むしろ積極的にリアを使いますので、ブレーキの効きが良すぎて
リアタイヤがロックしない様に、足先でデリケートなタッチを行うより
もう少し気楽にブレーキを掛ける事が出来る今の仕様の方が
良いのではないかと考えていたからです。


今回はZRX1100/1200純正のNISSIN14㎜リアブレーキマスターの
新品を元に少し手を加えて、リアマスターのリニューアルを
行う事にしました。

(リアマスター、リザーブタンク、ホース)
SYLINDER-ASSY-:純正品番:43015-1677:(税抜き17600円)



早速分解します。

新品未使用の状態で、分解して各部の状態を観察しておくと
経年で劣化したり、摩耗して来た時の良い判断材料になりますので
なるべく、この作業は行う様に心掛けたいです。



これがピストンです。

螺旋形状になってます。
この辺りの形状はメーカーによって異なるものなのでしょうかね?



潤滑材(メタルラバー)でシールを潤滑させておいてから
ピックツールでシールを取り外しました。

歯医者さんが使っている本物のピックツールなので
シャフトが細い割に剛性が有り、非常に使いやすい優れものです。



ピストンを手に持った印象では、重量バランスに偏りを感じました。
ピストン部分はアルミで間違いないと思います。

丸で囲んだ部分、素材の色合いから見てもアルミでは無く
磁石には着かなかったので鉄では無い様です。
(と言う事はステンレス材ですかね?)

アルミ鋳造品に異なった素材を組み合わせた部品の様です。

5カ所有る赤い印は、ピストンの摺動には直接影響が無いものの
凹部分にバリが出ていたので、目の細かいペーパーヤスリで修正。



ピストンと対になる部品のボディ本体も各部をよーく観察。

ボディ表面は、ガラスビーズでブラストした様な手触りでした。
内部も(画像無し)流石に新品未使用なので問題無しです。

純正のブレーキホースバンジョー部分には回り止めが付いていて
純正NISSINリアブレーキマスター側にも回り止めのボッチがあります。

安全性を考慮して設けられていると思いますが
ステップ、リアキャリパー等が社外品に換装してある場合、
リアマスター側のボッチが、ブレーキホースのレイアウトの自由度を
妨げてしまうので、自己責任の上で、ボッチを取り除きます。

ボディ本体はアルミ鋳造品なので、表面にカッター等で傷を入れて
プライヤーでクイッとやれば、意外と綺麗に取り除けます。

破断面の僅かな凸凹はヤスリで仕上げておきます。



リアブレーキマスターの部品は、WPC処理に出します。
イメージ的には、現在装着中のBERINGERブレーキマスターに
施した内容に近いです。

続く。