取り外したウォータパイプを観察してみると、
案の定、Oリングは平らに変形しているので
恐らく、少し動かしただけでもパイプとOリングの隙間から
冷却水が漏れるでしょう。
Oリングの交換時期としては、まあ適正な範囲だと思います。
SAMCOのシリコンホースは、装着以来、6~7年経過しています。
私のZRX1100に使用しているSAMCOのホースの中では
エキパイ側ウォーターパイプ~ウォーターポンプまでの取り回しに
使用している部分のホースは、普段手入れし難い場所なので
比較的汚れがひどく、状態としては悪い部類に入りますが
経年によるホースの痩せや、変形は意外と少ない様に感じます。
純正ホースの経年劣化と比較すれば、もう数年先くらいまでは
SAMCOのホースは使えそうな感じがしました。

エキパイ側のウォーターパイプは、ZRX1100に乗り続けて以来、
今年で15年経過していますが、過去に1度交換していまして
今のウォーターパイプは2世代目と言う事になります。
交換後、6~7年経過していると思います。
ウォーターパイプ表面の塗装は、まだしっかりとしていて
見た目上は錆も無く、問題無い様に見受けられます。

ではパイプの中はどうでしょう?
黒っぽくて画像では判別し難いのですが、実はこの黒いのは腐食です。
冷却水の交換は、約1年毎のサイクルで定期的に行っていますが
この部分のウォーターパイプは、エキパイの排気熱の影響を
受けているせいか?パイプ内部の腐食は経年により
少しづつ進行していた様です。
※2013年7月にOリングを交換したキャブレター側の
ウォーターパイプは、パイプ内部の腐食は有りませんでした。

純正部品が新品で入手出来る内に交換しておいた方が
後々、思わぬところで立往生するリスクを低減出来ると思うので
時には思い切って交換してしまった方が良いと思います。
ウォーターパイプ内部の腐食は予想出来ていたので
予め、純正新品パイプを用意しておいて、3世代目に移行します。
やはり、新品のパイプ内部はキレイですね。

古いウォーターパイプは、エア抜きボルトをISAステンレスボルトに
交換していましたが、新しく導入する3世代目のウォーターパイプには、
βチタニウムのチタン合金ボルトを使う事にしました。

チタン合金ボルトには、ワイヤーロック用の穴が無いので
マーキングで締め付け確認です。
Oリングも新品にして、TOKICOラバーグリスを塗り込んで
ウォーターパイプをエンジンに組み込みました。

サーモスタットカバー~ラジエター入り口までの取り回しの
ウォータラインシステムと、SAMCOの純正形状ブラックホースの比較。
ウォーターラインシステムは、アルミパイプとSAMCOの汎用ホースを
組み合わせてバンドで固定する方法で組み立てています。
この部分は、アクティブBigラジエターが湾曲している関係上、
純正ホースよりも、長めのホース長が必要な部分であり
SAMCOの純正形状ブラックホースでは、
ほんの少しだけ、ホースの長さが足りません。
対策として、SAMCOの純正形状ブラックホースを途中でカットして
間にウォーターラインシステムのパイプを組み込みました。
※組み立て後の画像は撮影してません。
解り易く書くと、これまで使っていたブルーのホースと
新しいブラックのホースを、そっくり入れ替えた訳です。

サーモスタットカバー~キャブレター側ウォーターパイプまでの取り回し。
この部分のホースに関しては、SAMCOブラック仕様の
ZRX1100/1200純正形状のホースでも、十分に長さが足りるので
使用上、問題無いのでそのまま使いました。
一体式ホースのメリットとしては、
ホース~パイプ~ホースまでのジョイント部分が無いので
バンドの締め付け不十分などで、ジョイント部分からの冷却水漏れの
リスクをを少なく出来ます。
つまり、不測のトラブル発生を抑えられる事にあります。
なにしろ、シリンダーヘッドカバー周辺の狭い空間には
ハーネス類やら、プラグコードなどの水分を避けたいパーツが
集まった部分なので、一体式ホースが使えるなら
それに越した事は無い・・・と思います。
現状システムと比べると、
合計で、ホースのジョイント部分は2ヶ所減らす事が出来て
ホースバンドも、現状より2個減らす事が出来ました。
トータルで見れば、若干の軽量化に貢献しました。

ラジエターファンのセンサーは特に不具合はありませんでしたが
新車から乗り続けて以来、15年間、未交換だったので新品に交換します。
(スイッチ:純正品番:27010-1372)

SAMCOホースの収まり具合。
クリアランスは、純正ホース同様、十分に確保出来ています。
色合い的には地味な印象になりましたかね。

現在使用しているホースバンドはGemiステンレスバンドですが
これもSAMCOホースと同じタイミングで交換しているので
装着以来、6~7年経過しています。
バンド1個当たりの金額は、そう高価ではありませんので
この機会にバンドを全交換します。
Gemiホースバンド
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20091202/archive

Gemiホースバンドはそのまま使用せずに、使用する前に一手間加えて、
バンドのネジ山をグリスで潤滑しておきます。
潤滑するグリスは何でも良いんですが、後々ホースに影響が出ない
TOKICOラバーグリスを使いました。
無潤滑状態でバンドを締め込むと、ギシギシと不快な手応えがありますが
こうしておく事で、バンドを締め込む際にスムーズ動く事から、
締め付け過大になり難く、バンドのネジ頭も痛め難くなります。

ホースバンドも良い物を使っていると、車体全体の仕上がりが
派手では無くても、何処となく違う雰囲気が出てきます。
その3に続く。