新車から乗り続けたKAWASAKI ZRX1100(1998年~2013年)に
着いていた純正OILポンプです。
今まで一度も取り外して無いので、経年による汚れが
OILポンプのボディ表面には付いています。
走行距離にして、約130000㎞走行、約15年乗り続けてきた
OILポンプの中を分解して見る機会も少ない事なので
これから分解してみます。

まずは、灯油と使い古しの歯ブラシによる洗浄で
OILポンプの表面の汚れを落とします。
割と容易に汚れは落ちました。
OILポンプボディのマークは「鳥」?
2013年現在で入手加工な新品OILポンプとは
マークの意匠が異なっている様です(と言う事は別会社?)
ちなみに、アルミ鋳造のボディは、新旧比較すると
鳥マークの古い方が、鋳肌(表面の事)が若干滑らかで
凸凹も少ない様な印象です。
古い時代の方が、品質管理では厳しいのですかね。
(あ、これは購買部署の管轄かな?)

内部を見てみます。
幾重にも輪の様な痕跡が残っていますね。
内部に異物か何かが挟まった状態で、擦れ合っていたと言う事ですね。

こちら側は、部分的では無く全面的にアタリが付いてます。

トロコイドとシャフトを繋ぐピン。
指で触った感触では段差等はありませんでしたが
撮影してみると、ほんの少しアタリの異なる箇所が有った様です。

シャフトです。
シャフトの丸で囲んだ箇所が、部分的にアタリの強かった所で
特にシャフト両端のフタとの嵌合部分が
強くアタリが出ていました。
OILポンプと言う場所なので、OILは常に有ると思いますが
潤滑状態が悪いと、抱き付きや、焼き付きが起きても
おかしくないかも?

フタの部分。
フタ内側の、トロコイドと擦れ合う部分にも
幾重もの筋状の痕跡が残っていますね。
それに、シャフトが通る穴の部分は
指先で触っても解る程の深い筋が残っていました。
やはりこの部分には、常にOILで潤滑されていても
結構な負荷が掛かる様ですね。


トロコイド部分。
こちらを「A」としておきましょうか。
こちらは筋状の痕跡が沢山残っていますね。

「A」の裏側です。
ちょっと光っていて解り難いのですが、丸で囲んだ部分は
異物を噛み込んでいて(アルミ片の様な感じです?)
トロコイドの表面には異物がまだ残っている状態です。
いつ頃から、この様な状態になったのか?は不明ですが
致命的なトラブルの種にもなりかねませんね。

トロコイド「B」とします。
こちらは「A」よりは筋状の痕が少ないですね。

「B」の裏側です。
こちらも比較すると筋状の痕は少ない様です。

総合的にみると、もう少し早い段階でOILポンプの交換を
行っても良かったのかもしれません。
私がもっとワイドにスロットルを開ける乗り方をしていたなら?
とっくにエンジンブローしていた可能性もありますが(笑)
ただ、体感的にはエンジンの変調は感じ取れなくて
直ちに不具合が有る様には思えませんでしたので、
OILポンプの交換時期を判断するタイミングを図るには
ちょっと難しいのかな?と感じます。
ちなみに、古いOILポンプのシャフトを指先で摘み
回転させてみたんですが、軽いチカラでクルクルと回りましたよ。
無負荷状態なので、実際の状態とは異なる条件下の事ですが
エンジンから取り外すまで動いていた部品なので
アタリが出ていた・・・と言う事なんでしょう。
ついでに、汚れていたOILフィルターケースも
灯油で洗浄しておきました。
このまま捨ててしまうのはもったいないので
予備パーツとして、しまっておく事にします。

こうして、15年、13万㎞も走行したOILポンプを分解してみると
実に沢山の情報を知る事が出来ます。
と同時に、エヌ・イーさんにOILポンプごと処理をお願いしましたが
実に的確な部位に処理を施してあったのが、よーく解ります。
私のブログにて、OILポンプの記事を取り上げた事で、
今後の考察の一つの糧になれば良いかなと思います。
長々と続けてきたOILポンプネタもここで一区切りとします。