現在ZRX1100に使っているベルリンガーのブレーキキャリパーは
割とマメに揉み出しや、メンテナンスなどを行って来てましたが
最近、ブレーキを掛けた時に、リニアさが感じられなくなって来たり
揉み出し作業をしても、6個のピストンの動きが揃わなくなってきた様に
感じられてきたので、OHしてみる事にしました。


ブレーキパッド、ブレーキパッドピンを取り外してから
キャリパーのピストンを取り外していきます。



茶色い汚れは、前に使っていたベルリンガーディスクローター(鋳鉄製)の
ブレーキダストなのですが、これが長年ブレ-キを使っている間に
ピストンシールの隙間に入り込んでしまい、ブレーキを掛けた際の
リニアなピストンの動きを妨げているんですね。

揉み出しする際も気を付けないと、ピストンを戻す時に汚れも一緒に
ピストンシールの奥に押し込んでしまい、ピストンやシールに傷が付き
逆効果になってしまう恐れがあるので注意が必要です。



ハンドツールでの作業なので、ピストンを抜くのに難儀しましたが
ようやく片側1キャリパー分の6個のピストンが外れました。

エアブリードスクリューは前もって取り外してます。



ピストンシールをキャリパーから外します。

ベルリンガーはレーシングキャリパーなのでダストシールは無く
ピストンシールのみになります。

画像で見える様に、汚れがピストンシールの隙間まで入り込んでいるので
揉み出し作業だけでは、キレイに取り除く事は難しいでしょうから
汚れを取り除くには、やはりOHした方が良いでしょうね。



一つピストンシールを外して観察してみたところ、
シール外径にテーパーがあり、組付る方向に向きがある事が判ります。

※小さい方がブレーキパット側になる様に元々組付けられてました。

<追記>
今まで使っていたピストンシールの状態については
摩耗・傷ともに確認出来るような所は無く、
変形・劣化もほぼ無い状態でした(再使用可能でしたね)



キャリパーから全てのピストンシールを取り外して
シールが嵌っていた溝に溜まっていた汚れを綿棒で丹念に取り除きます。
キャリパー全体にアルマイト処理は施されているせいなのか?
それほど汚れの固着はありませんでした。

大体キレイになったあたりで、パーツクリーナーで洗浄すると
また何処からか?汚れだ出て来たので何度も何度も掃除をします。

<追記>
キャリパー内部までアルマイト処理が施されていたせいなのか?
アルミの腐食、摩耗などは全く見受けられませんでした。



キャリパー全体にシリコンスプレーを吹き付けてから
ウエスで拭き上げておきます。
これで多少なりとも汚れの付着が防げれば良いと思ってますが・・・



新しいピストンシールはブレーキフルードに漬けておいて
少し馴染ませておいてからキャリパーに組み込みます。



キャリパー側には、ゴムを膨潤させずにフルードと親和性がある
メタルラバーMR20(潤滑剤)を吹き付けて、溝にシールが嵌り易くなる様に
潤滑させておいてから、ピストンシールを組込みました。

(画像取り忘れ)


つづく