例えばアクスルシャフトの剛性を変えるってどういう事だろう?
雑誌とかの記事で、たまに小さく書いてあるのを見たりするが
実際の効果のほどは??

雑誌のカスタムバイクでもほとんど見かけない。
しかし、注意して観察してみると、バイクレースの大手コンストラクターの
ヨシムラやモリワキなんかは、アクスルシャフトをワンオフで作っていた。
有名プライベートチームも、ごく一部はワンオフ物を使ってた。

もしかしてアクスルシャフトの剛性って効果があるのでは?と
漫然と考えていた頃に、ウイリーでスイングアームを製作すると
リアアクスルシャフトはクロモリ鋼で作れる事がわかった。

クロモリ鋼は、普通の鉄よりも硬くて丈夫なのは判っていたので
ノーマルのアクスルシャフトよりは、きっと剛性が上がるだろうと思い
ウイリーにスイングアームを発注する時に、フロントアクスルシャフトも
クロモリで製作してもらうようにオーダーしました。

クロモリ鋼と言っても色々と材質はあるだろうけど、そのあたりの事は
ウイリーでデータを持っているだろうと思い、お任せではありましたが。

ウイリーからスイングアームとクロモリシャフトが出来上ってきて
組み込んでみた時の最初の感想は・・・
別に変らない・・・ん?なんか違う??・・・なんで???

サスペンションをグレードアップしたように、しっかりと安定していて
直進性もコーナーリングも格段に良くなった。

これはきっと自分のバイクだから、評価が甘いんだろうと思い
多くの人に自分のバイクを試乗してもらい、その感想を聞いた。
人それぞれ言葉は違うけど、訴えようとしてる事は同じで
やっぱりアクスルシャフトの剛性が上がると違うんだって事が判った。


その後、2005か?2006モデルのCBR1000RRのフルパワー仕様と
国内仕様の違いを書いてある雑誌を目にした事があった。

フルパワー仕様のCBR1000RRは175馬力で、国内仕様は100馬力前後。
その差70馬力以上です。
通常ならまともにシャシーバランスをとるのも難しいですが
国内仕様のCBR1000RRは、吸気系と排気系とECUで出力を
調整している他に(まだあったかもしれませんが・・・)
フロントアクスルシャフトが中空になっているので内径を変えて
出力に対しての剛性バランスを最適化していると書いてありました。

やっぱりメーカーは凄い!
ちゃんと考えられていて、製品として出してるんだ。

どこまでアクスルシャフトの剛性を上げれば最適なのか?
ユーザーレベルで調べるのは、非常に至難の業ですが
少なくても自分のZRX1100には、クロモリアクスルシャフトは
効果がある事が判っただけでも、大きな収穫だったと思います。


画像は自分のZRX1100に使っているワンオフ製作の
SCM430削り出しアクスルシャフト+ゴールドチタンコート仕様です。