ロータスエリーゼに足りないところはクーラーやパワステやナビゲーションなどその魅力にはほとんど影響しないものばかり。昨今の気候状況を考えると余裕のあるエアコンは欲しいところだが純粋に走ることのみを楽しむなら必要はない。一方アコードはどうだ。あくまでも人々が快適に移動するための小型ファミリーセダンなもんでエアコンも電動パワステもABSもちゃんと付いている。音響機器だって完璧だ。AM/FMチューナー付きカセットプレイヤーが装備されている。
それでもどこに不満を感じたかと言うとまずはガス圧が高いのか動き出しの反発力が強いショックアブソーバーとその反発力の割に車体を支える力が乏しいスプリング。作動時の制御に違和感のあるABS。大きすぎるステアリングウィール。運転席。
サスペンションはタナベのサステックダンパーに交換したことでかなり改善した。ばねに関しては当初は算出したレートのばねがなく少し弱めのものでお茶を濁していたが2年が経過する頃にようやく手に入りお茶の濁りもなくなった。その後2つの車高調を経て今ではまるで清流のようだ。
ABSの違和感はブレーキキャリパーを交換したことで完全に改善した。しかも数多あるアルミ製の軽量キャリパーの中でも断トツで安く抜群の知名度だ。
ステアリングはφ35のものからφ33のものに換えて更に操作性が向上した。電動パワステのアシストが強かったことで小径化したことの弊害がなかったのがよかった。
運転席は普通に使う分には可もなく不可もなくで気にはならないが着座位置を少し低くしたかったので交換した。
性能的には純正のエアクリーナーも排気管も不満はなかったが左右出しのせいで目方が嵩張るマフラーは軽くするために換えた。エアクリーナーやエキマニを交換したのは全体のバランスを取るためだ。

一から面倒を見てくれる優秀なメカニックはいないが今後は年式や距離などを十分に考慮して今まで以上に積極的なメンテナンスをしていこうと思う。

エンジンオイルもグループⅣだグループⅤだPAOだエステルだなんて訳知り顔で蘊蓄を語り出すオイル博士が騒ぎ出したのはここ10年くらい。その頃までにはWAKO'SだMOTULだnutecだなんてのは散々使った上で辿り着いたグループⅢの櫻製油所。

トランスミッションにはホンダ純正のCVT用。これも数種のエンジンオイルを試した上での結論。しかも動粘度に関してはOS技研が開発した新製品と同じなのだから先見の明があると言わざるを得ない。