アコードの純正パッドはプレリュードと共通だったので納車後すぐに交換したもんで今さら正確なインプレッションはできないがデミオの純正ブレーキはある時突然強烈なカックンブレーキになった。

天才ピアニストの繊細な操作でもどうにもならないくらいのカックン加減で何をどうすればいいのか完全にお手上げだったがとりあえず一旦ブレーキパッドを外してみた。スライドピンもスムーズに動くしもはや素人が何かできるような状態でもなかったので作業は諦めて元に戻し依頼人に返しに行こうとしたところそれまでの状態が嘘のようにまろやかになる不思議現象。パッドを外して付け直しただけで。理由は未だに分かっていない。すでに当該車両もないので今さら検証することもできない。


誤解もあるようなので改めて言っておきたい。大きな故障は燃料ポンプくらいだと言ったが実際のトラブルはメインリレーでポンプ本体は全く何の問題もなかった。確認したついでに交換してもらっただけのことだ。それでもそのリレーにすら問題が起きなかったフィアットパンダのすごさは特筆ものだ。


面白いのは繊細で57歳のピアニストもビフォーパーツの不満点を明確にした上で確実にアフターパーツを選ぶ。できる人がそうだと同じことをしている自分もできる人のような気になれるのがいい。