せっかく部品を手に入れても雨が降ってるんじゃあ作業はできない。屋根があるからできないわけじゃあないけどやりたくない。時間に余裕がないならやらないわけにもいかないけど時間にはまだまだ余裕があるからやりたくない。腰は重い方である。


さてダンディなピアノっちさんは乗り心地は大事だと当たり前のことを当たり前のように言う。

それは当たり前のことではあるが何をもって乗り心地をいいとするかはその人の好みで変わるもんだからグニャングニャンがいい人もいればフワンフワンがいい人もいるしコツコツくるくらいがいい人もいるからややこしい。


大人気のアルファードは前席も二列目も三列目もどこにいても当たりの柔らかい乗り心地だが高速道路ではフワフワとした感じで少し心許ない。実際かなりフラつく。

反面同じ高級車のクラウンはそれとは違い柔らかさもあり安定性もありすこぶる快適だ。

一度だけ良いとこだとの噂を聞きつけちょいと草津温泉まで行ったことがある。帰りは遠回りになるのに土屋圭市が走り込んでいたことで有名な碓氷峠を通ってきたがとても走りやすかったことを覚えている。さすが1JZ型エンジン。さすが4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション。

一方モビリオは決して上質とは言えないが高速道路でもしっかり安定した走り味なので峠でも走りやすく高速道路での長距離移動も意外と疲れない。

アコードはすでに社外品でいい具合に仕上がっているので評価は避けたい。ただし誰からも乗り心地を悪く言われたことはない。

アルトは…空気圧を基準より高めたスタッドレスタイアで走るとWウィッシュボーンの高級車より優れた乗り心地を提供してくれる。実はI.T.L.サスペンションてのはとても優秀なのだ。


ところで度々否定されるがそれでもやはり剛性は高ければ高いほどいいと思う。

正確には動くべき場所をきちんと動かすために動くべきではない場所は動かすべきではない。あえて捻れるようにしているなんてのはできない人の言い訳だ。


最後に乗り心地も含めて快適性に大きく寄与するシートだがモビリオは2クラス上のオデッセイと同じ骨組みを使っているらしくとても出来がいい。大分県まで一気に行けたのはそれのおかげが大きい。一般道で大阪まで行った時にそれほど疲れなかったのもそれのおかげだ。

ここでもアコードの評価は差し控えたい。レカロのシートに替えてあるんだから当然だ。

アルトはさすがに長時間座り続けると疲れるが座り心地自体は悪くない。大してホールドしないアルトワークス純正レカロよりはずいぶんといい。そしてアルトワークスのレカロにはもちろんシートヒーターは無い。どうやら座り心地でも快適性でも優れているようだ。