概してうちの地方の気候は比較的マイルドな地方と比較してもマイルドだ。

そうは言っても最強寒波などと言われると太刀打ちできる術はない。先週はバケツの水もいつもより厚めに凍っていた。


ところで世の常として気温が下がればそれ以外のものの温度も同じように下がる。気温が氷点下ならラジエーターの中の水もそれ相応になる。もちろんオイルパンの中のオイルも。

ところが一度そこまで冷えた水温や油温もエンジンを始動させれば見る見る上がる。1分も待てば動き出せる程度に。

そこから水温計が動くまでは上限3〜4,000回転を目安に油圧も掛けエンジンの隅々までオイルが行き渡るようにしながら走っていれば20万kmを超えても好調を保てると自信を持って言える。よくあるのが回転数を上げないことが重要だと思い込んでいる勘違い。これちゃんと油圧を掛けるってのがポイントなのでちょっとくらいは回転数も上げてやってください。だってエンジンの中を守ってくれているのはほぼオイルだけなんだもの。


最近の車が暖機運転不要と言われているのはそれがあってなのかもしれないですね。

「暖機運転なんかしなくていいですよ」と言われた人たちの乗り方こそが結果として期待する暖機運転の仕方に一番近くなるんだから。

暖機運転しろと言われたら意味もなくずっと動き出さずにその場に居続けるからね。