最初に使った車高調はアコード界隈では他に使っている人を見たことも聞いたこともない圭オフィスのERFOLG Kei type TDⅡ。
ばねは前9kg後ろ8kgというホンダどころかFF車としてもなかなか珍しい組み合わせ。
それこそタイムが出る気はしないけど変なクセもなく乗り心地もよく面倒な減衰力調整もないとても扱いやすい車高調で唯一の欠点はすでに圭オフィスがオーバーホールを受ける体制になかったこと。
その次がKBEE JAPANのCoilover Suspension。
これは前が11kgで後が5kg。
そして…今現在も使い続けているBLOOM JAPANのPRACTICALφ。
これは注文時にばねを変更して前12kg後7kgに。
一方神戸の横から見てもキャンバーの付き具合が分かるロータスエリーゼは今でこそ名古屋のタイア屋系ショップが仕立てたオーリンズ。
ばねはアイバッハを選択したらしい。
セッティングはお馴染みのマーベラスメカニック。
そのおかげもあって仕上がりは非常に上質だとか。
ところが1号機で試したレース界の老舗である戸田レーシングのファイテックスに関してはいい印象を持ってないらしい。
ファイテックスと言えばホンダ車オーナーにはファンも多いなかなか評価も高い車高調だ。
ところがゆっくりしてってねと言う霊夢や魔理沙ばりの解説を聞いてみると…
その都度いろんなお店にお世話になっていることを伝えながらサスペンションの相談をしていたら「フェアじゃあない」と言われたとか。
何がどうフェアじゃないんだろう?
そりゃあそんな態度で挑んでこられたら返品もしたくなろうってものである。
しかし返品したい本当の理由はそんなことではないらしく戸田レーシング曰く「前後でロールセンターが異なるのがエリーゼの弱点」と言い出し荷重が少ないフロントのバネレートを高くし車高も若干ながらフロントを上げる他とは違うこだわりのセッティングを施したとか。
ミッドシップのフォーミュラマシンではそれが定石なのかい?違うのかい?どうなんだい?
そもそもロールセンターが前後で違ってもそれはロータスが考え抜いて導き出したものなのにそれを弱点と捉えるのはレース屋さんだからなのかい?違うのかい?どうなんだい?
しかも凄腕繊細ピアニストがファイテックスを装着して鈴鹿を走った帰り道では取り立ててタイムに貢献したわけでもないのにゴツゴツとしてとても不快だったのが弱点だと。
タイムは出ないわ不快だわなんてそりゃあ返品されても仕方がない。廃棄されても仕方がない。悪評が立っても仕方がない。
ホンダ車オーナーはどこに魅力を感じているんだろう。
でも確かに当時から悪い話も聞いてたかな。
そう考えると本人も言っている通りこんなのを選んだのはクッションドラムに飛び乗るのと同じくらいの失敗である。
それにしても車体やサスペンションの接合にボンドを使うのはジェームスでお馴染みのイギリスだからなのか。
ハイパコとアイバッハの夢のコラボレーションのツインスプリングはBROSの間野さんもやってたね。
そんなことを考えながら使う画像を選んでいたら間野さんの写真が出てきたよ。
この話を聞かせたら間野さんだったらなんて言うのかなぁ。