RSのが純正品だったのかどうか今となっては確認する術は無いがSi-VTECもSiR-Tもちゃんと車名が入った純正品だ。それがオシャレかどうかは分からないがフィッテングは完璧なので満足している。やはりきちんと採寸され設えられたものはいい。それがメーカーの品であれ個人の採寸であれ。

調べてみたらさすがメーカー純正品だけあって生地感や風合いも耐久性も市販汎用品に大きく勝る。しかもこれが多くの場合おまけオプションとして装着される。


サーキット走行がまだまだ一般的ではなかった頃はこのマットを外せと言われることが多かったがプレリュードやアコードのように高級感も備える車だとピンで固定されているもんでズレることは無い。ところが今では軽自動車でも固定されるようになっているので高級感は関係ないようだ。

そう言えば大衆車であるEG6型シビックのフロアマットもピンで固定されていたことを思い出した。


スカイラインRSではソレックスでもウェーバーでもいいのでキャブレターにしたかった。結局RSでは排気量を増やすことも圧縮比を上げることもできなかったもんで実現はしなかったがやはり今でも憧れはある。4連スロットルのスポーツインジェクションでもかまわない。

もちろんパワーアップなんて期待してないし実際馬力自体はそんなに上がるもんでもない。それでもレスポンスと吸気音は手に入れたい。


そこでアコードのエアフィルターは本体にHKSのスーパーパワーフローを使い空気を濾過するフィルター部には花粉はもちろんPM2.5も遮断する不織布フィルターを使っている。これでほぼファンネルむき出しの吸気システムの完成だ。

HKSの正規品が一枚2500円くらいするところこちらのフィルターなら10枚セットで1500円ほどとリーズナブルもいいところだ。あのピアニスト風に発音するとリーズナボーだ。正規品の交換サイクルを元に考えると仮に300kmごとに交換しても経済的な負担は同じなのがありがたい。


ちなみに純正のまったくノーマルの吸排気系ではトー&ヒールどころか何の気無しの気軽なフル加速でも音が聞こえないほど静かだったのは事実である。


自己分析での特徴は臆病で慎重で投げやりだ。エンジンに少しでも不調の兆候が現れると不安になり様子を窺う。窺った様子はその後どうするか調査と学習と研究そして改善だ。ダメなものはプロを頼るが多くの場合頼るプロも頼りにならない。でもたまにとても頼りになるのでやはり頼る。

アコードのスロットルはスタンダードモデルは別物だとしてもSiR-TとSiRとでも口径が違う。AT仕様のSiRに対してMT仕様のSiR-Tは若干口径が大きいのだ。
ここで不思議なことがある。スロットル径に限らずほとんどのパイプの口径はなぜ外径で表示するのだろう。実際に作用するのは内側の口径なのに。
でSiR-Tのスロットル径だが公称φ62なので内径だとφ58くらいということになる。ひと頃スロットル径拡大チューンというのが流行ったがこれはスロットル入口を削って拡大しテーパー状にするだけでバタフライバルブの大きさは変わらない。つまり絶対的な吸気量は変わらない。吸気量が変わらないなら最高出力もほとんど変わらない。変わらないのにこれを交換すると漏れなくみんなオートバックスにパワー測定に行く。おもしろいのはその計測値はともかくこれで速くなった人はいない。少なくともアコードでは。