※長い自己の振り返りと気持ちの整理ですのでスルーしてください。


高卒なのに

ウサギやキリギリスの生活をしようとして失敗した身の程知らずの

蟻と亀の私。


家柄に特に恵まれたわけでは無いけれど

農家の本家長男に生まれて

普通に子育てしてもらえた自分。


人生の師匠からは、


尊敬対象は親では無い

親よりも立派な価値観の人がいるので

親以外を尊敬し目標とするべき、

と教えを受けたので、


親は尊敬はしないけれど

親には感謝しています。





自分が親になってみて

初めて実感して分かることが

たくさんある。

勉強しなかったのは自分のせい。

当時の価値観。

勉強が嫌で

中学も高校も運動部に逃げた。

(高校入学当初は、高校時代は帰宅部で貫いて教員になる為に大学進学を目指して勉強する方針転換も考えていたのですが。)


特別に学業成績も運動部の大会の成績も優秀ではなかったが

真面目には取り組む性格なので、

行こうと思えば

スポーツ推薦で東京の4年制大学にも行けたけれど、

大学のお金も一人暮らしの費用も含めると

バカにはならないし

部活動も勉強もこれ以上はしたくなかったのと

就職してすぐにお金をもらって自分の好きに使った方が良いと考えた当時の低い価値観で、

高卒で就職することにした。


高校も

偏差値では3番手グループの県立普通校でしたが、

偏差値の1番手や2番手グループの高校から

就職する人なんていませんので、


実業高校を除いた普通高校での就職希望者が少なくて、

割と楽に大きな会社に就職が出来ました。

(警察官や郵便局の公務員模試もたくさん受けましたけど。)



就職氷河期世代ですが、

高卒で一部上場直前の企業に就職したことで

就職難民にならずに済んだ。


東京に出た時には寮生活でしたが

月9トレンディドラマで憧れた東京都23区に住んで

休みの日は渋谷で遊んだ。

そして自由になりたくて

無理して23区内で一人暮らしも始めた。


ある意味、

18才の同年代の中で先に社会人になって

ウサギの様に走り、

キリギリスの生活を送った私。

でも、

ウサギとキリギリスのオチの話の様に、

高卒の初任給で

人生を油断して遊んでばかりでは

上手く行くわけがない。


せっかく新卒で安定した会社に入社したのに、

同級生たちが大学を卒業した頃、

私は親にも周囲にも迷惑をかけて

自業自得のアクシデントもあってキャリアをリセットして

結局は転職をしたのですが、


やはり当時は高卒でバブル崩壊後の就職氷河期ですから

営業職ぐらいしか給与が高い職業がなくて、

営業職なんて絶対に嫌だった私が

必要に迫られて

23で

まさかの準大手の住宅営業マンになった。


ウサギとキリギリスだった私が

一気にドン底に落ちて

亀と蟻になった訳です。


馬車馬の様に働く日々をスタートさせ、

あれから25年以上、

個人のお客様と接する仕事に就いてきました。


高卒同期や公務員の同級生を見て、

まだまだバイオリンを引いて楽しく暮らしている様子が羨ましく思ったけれど、

それに負けない人生を作ってやろう!

と、

高卒での反骨精神で

現場での叩き上げで、


ノロノロの亀や働き蟻の役を

何年もやってきた。


新潟上越中越、静岡浜松、愛知名古屋、東京、

そして東北大震災直前の福島郡山に

転勤もしたし単身赴任もした。


長い期間

地域特性の壁や営業ノルマを抱えてメンタルも鍛えられたし、

仕事に追われながらプレイングマネージャーとして失敗したり

子育てを通じて学んだマネジメント経験を活かして、

これから先もサラリーマンとして

何年も働き蟻を続ける選択肢もあるけど、


今後は

蟻とキリギリスやウサギと亀のお話を

もう一度

自分に言い聞かせて、


亀や蟻として

ここまで積み重ねた成果を使って自立して、


最後に逆転した老後の

心が充実した毎日を

過ごしていきたい気持ちがあります。







時々

仕事の話の中で

出身大学の話になったときに

高卒の私は話に加われずにコンプレックスも感じることも過去にはありましたが

そんなのは僅かな恥ずかしさの時間です。


有益な資格をとって実務経験を積めば

学歴と知識だけで仕事が出来ない一流大卒よりも上に立てる!

ということが立証出来たので、


仕事が出来ない大卒を見返せた今は

高卒でもいいと思っています。


私の場合は、

良いところに就職するための大卒の学歴は得ることが出来なかったけれど、

これからは

資格試験を受けるための要件を満たすためだったり、

自分が深めたい分野に興味を持った理由で

子育て後の社会人大学生になる!

ということも

このあとの目標として考えています。


最近は

リカレント教育と言うワードもありますが、

これまでの経験を土台にして

40から50代で学び直して、

無意識に身につけてきた間違っている自分の価値観を壊して、

後半の人生を尻上がりに良くしていく時期が今だと感じます。






能力も特に秀でてはいないのに

どちらかと言うと完璧主義の私は

もともとからウサギではなくて

亀です。


若い時には

亀なのにウサギのフリして失敗した。

蟻なのにキリギリスに憧れて真似して失敗した。


失敗体験は忘れない!


これからも

計活を立てて

ゆっくり着実に進む。


若い時にアクシデントで

ひっくり返って甲羅も逆さまになって

エネルギー消費してダメージを受けて

ウサギに置いていかれたけれど、


子育てが終わる教育費の目処がたった

ここが経済的マイナスの底であるなら、


50才から65才あたりの

定年前に

くたびれてダウンしているウサギや

運も良くズルして順風満帆で油断しているウサギや

雑に仕上げて昼寝をしているルーズなウサギたちの背後に忍び寄って、

いよいよ私が抜いていく

これからの10年にするんだ!

という意気込みがあります。



これからも

問題意識や成長意識を持って、

未来思考で取り組んでいこう

と思います。


※長い決意の独り言でした。