内定をもらっていた

下の娘ですが、

自宅から通える老健への配属が決まりました。


卒業と就職まで2ヶ月を切りました。



高齢化社会。

男女とも長寿王国の長野県。


その中で

地方の総合病院で高齢者医療に携わる妻や

福祉施設で仕事をしている上の娘たちのことが

凄いなぁって思ってしまう。


いよいよそこに

下の娘も仲間入りします。


人の晩年の生活の補助に携わって、

人の役に立っている!

とても私には出来ないこと。


人の心や気持ちに寄り添って、


時には

家族よりも多く長く

高齢者さんたちの

晩年の生活に関わって毎日の様に顔を合わせて

世話をして、

その最期を看取る。


崇い仕事です。


私も老後は

世話してもらうしかないのだろうし、

自分が利用者になって

そうなる(家族以外に看取ってもらう)可能性もあるなぁと思っています、







社会福祉協議会の

日帰りデイサービス施設で働く我が家の上の娘は、

車で高齢者さんたちの迎えに行く。

過去、

新卒の時には病院の病棟に配属されて

看護助手でメンタルやられ、

サ高住の運営管理施設にも合わなかった娘は、

そのあとの

小規模な宅老所での仕事に就いた時に

デイサービス勤務とかが自分に合った施設だと分かったらしく、


今の職場も自宅から近いのもあり

それなりに続いている。


夕飯では

その日の出来事を話してくれる娘。

もうすぐ同じ業界に就職する下の娘や

看護職の妻が

話を聞いて理解してくれるので

あれこれと愚痴も出たりする。


利用者さんを迎えに行っても

家族が準備を進めてなくて玄関先で待っている話や

雪の狭い道路で

車を上り坂を後退させて家の敷地まで入って玄関まで送り迎えする話。


家族から離れて放置されて

一人暮らしの高齢者さんの所に迎えに行くこともある。

迎えに行っても鍵がかかっていて

声かけしても耳が遠くて気づいてもらえずに家に入れない時や、

送って行っても

このまま1人にして帰っても大丈夫なのか?

という状況になってアタフタするとか、

複数人の利用者さんたちを車に乗せている時にトイレを要求されて困るとか。

と、

愚痴をこぼしながらも

社交的な娘は

積極的に会話も出来るので、


ある程度の職員さんとも

孫と祖父母の様な年齢差の利用者さんとも仲良くなれる。


一人暮らしの利用者さんたちは

普段に寂しい生活になりやすいので

職員でありながら利用者さんに可愛がってもらえて仲良くなる。



そして

ずっと送り迎えしていた利用者さんが

急に亡くなった

という悲しい話も

時々聞かされます。


娘や妻たちが

そんな仕事をしているので

夕食の時に娘から様々なエピソードや

苦労話を聞く。



本当に頭が下がります。


三女の就職先は

10年近く前に東京の大きな社会福祉法人の傘下になった社会福祉施設の老健でした。


第一希望の特養施設ではなかったけど、

姉の様なデイサービス施設への配属は希望していなかったので

まぁ色々と経験してみてねえ

という感じです。


4月からは

グループ施設の関東の他の県の新卒者と一緒に集まって

静岡県で宿泊しながら新卒新人研修だそうです。

介護福祉士の試験に合格してると良いね

って話しながら

老健と特養の違いが直ぐに分からなくなレベルの私ですが、

だんだんと社会人になる日が近づいてきた下の娘に

たくましさを感じています。


姉や母親や妹たちと業界の話をしながら

乗り越えていって欲しいし、


私という補助ロケットを切り離す時期がやってきたのだなと、

私自身の考えも

変えていかないと

です。