河川には行かない

近づかないって気象状況ですが、




朝5時前から

農業用水の取水口の水門確認と

管理道路の草刈りへ。



河川からの

農業用水の取り入れ口を

頭首工(とうしゅこう)

と呼びます。




「なんで、あのヨシを撤去しないのですか?

毎年どんどん増えて

川の内側の水流ラインが狭まっていますよね?

重機を持って来て作業しないのですか?」



「いやあ、

それが簡単には出来ないんだよ…。」



信濃川(うち長野県内で流れている区間は千曲川と呼ぶ)


上流の支流なので、

10メートルもない川幅なのですが、


一級河川である為に、


河川内のゴミ撤去や

ヨシや土砂の除去が

市町村権限では

勝手に出来ない!



公共事業費や

補助金に頼る

縦割り行政の

足の遅さや

対応の鈍さ。


例えば、

県道沿いの

我が家の水田が、


県道の舗装工事の直後から

水田の水が

県道に漏れる様になって、


水田に水が溜まらない。

お袋が、

「重機や大型ダンプの影響で排水管が途中で割れたのでは?」

と、

地元から自治体、

そして

県に話が転送されて、

だいぶ経ってから

県の担当が視察に来たが

放置。


そのあと

どうなったかを問い合わせると、


「担当者が変わりました。

前任から引き継ぎされていません。」

って感じで、

また

新しい人に説明して

また来ます!

と言って

3年ぐらい来ない。


で、

また3年で

担当者が変わりました!

その件は前任から引き継ぎされていません。

って。


行政は

災害が発生しないと

真剣には動かない。


我が家の水田の

県道への水漏れで

県道に水田が流れ落ちたとしても、


だから何年も前から

言ったよね?



我が家には非がないことを

継続アクションで

示しておきたいと思います。



復旧より防災

治療より予防

のほうが大事だと思うのですが、


なんとでも言い訳出来る

今の社会では

厳しいか。




さて、

農業用水路に沿って

用水路を維持管理する為の

道路があるのですが、


例年にない降雨量の為、

草刈りを。




ちょうど

作業の時だけ

雨が止みました。


受益の水利権者の

秋の稲穂の実りの為に、


役員も裏方の仕事があります。


知らない顔ではないけれど、

普段はあまり話したことがなくて

とっつきにくかったひと仕事たちでしたが、


例年にない臨時での

他地区役員との合同作業として


一生に協力して

同じ時間を同じ場所で経験をすると、


なんだか親近感が生まれる。


少し時間が必要ですが、


こういうのが少しずつ重なって、

知らない人とも

いつの間にか

打ち解けれる。


リモートや LINE電話やZoomの画面共有では

不可能な、

実空間での同時一体化体験は、

やはり不可欠。


そうじゃないと、

ICTやリモートが進めば

どんどんと

理想論や理屈や建前ばかりになる。


現場で問題が発生しても、

具体的に把握出来ないとか

判断や指示が出来ないという


頭脳優秀だけで問題解決が出来ない人が

増えていく…。





この長雨。


どうか

全国で

水災害が発生しません様に!


祈るばかりです。